2012/03/27

現場主義とその周辺

毎日のようにお客様と接している。

致し方ないんだけど、たまに掛け持ちとかもする。

店をやっている以上、お客様と接する機会が多いというか、

むしろ接客するのが仕事であり、

つまりは、常に現場主義なわけだ。




「足元を見る」の言葉通りに、デスクの上で得る情報よりも、

現場の中で何が問題なのかを考えたり、感じたりすることが身に付いており、

サービス業において、とても大事なことだと認識している。




サービス業の中でも、特に大きな企業の場合、現場の人間の声や意見が

あまり採用されてないっていうか、反映されてなような気がするK玉ですが、

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

← 経営者の皆さん、現場の声をですね、もう少し聞いた方がと、

あるいは、より現場に通われた方がいいかと、K玉のような者が言うのもなんですが、

間違いなくそこにヒントがあると思われるです。





偉そうなこと書いており、まるで例の「事件は現場で起きている!云々~」の台詞のように

常に現場に立ち、色々と試行錯誤しているようにお思いでしょうが、

これがまた、ちょっと違いまして、

いくつかのアイデアは、その現場に居るときでなく、

現場を離れ、立ち飲み屋で一杯やっている時や、

高速バスでうつらうつらとぼんやりしている時や、

あるいは、散歩と呼びたいウォーキング中に閃いたり、結論が出たりするわけだ。

← 哲学者アリストテレスのように歩きながら思索したりもするK玉です。(苦笑)




まあ~現場も大事なんだけど、その現場を知った上で、

つまりはその現場の問題点やその対処法なりは、無意識のうちに閃くものがあるんだけど、

そこは現場ではないのだ。

おわかりいただけますよね、K玉の言いたいこと。。。

現場にいればいいわけでもなく、現場を見つめて、

そこの問題点なりを見つけ出すことが、まずは肝心で、

そこから現場を離れて、頭を空っぽにしている時に、

なんだか無意識のうちに閃くのことが多いんじゃないかと、

今までの経験上、そんな風に感じておりますです。



世の中では膨大な情報が渦巻き、ネットなんかで簡単にアイデアやヒントが

手に入ると思うヒトも多いんだろうけど、

情報は確かに、ある程度簡単に手に入るんだけど、本当に必要なアイデアは、

もっと別の次元でっていうか、言葉にしてみたり、歩いたり、別の場所だったりでと、

そんなに簡単には、定例の会議室では、あるいは検索するだけでは、

絶対生まれないように確信しているK玉です。






おまけ: 仕立て上がり~シャツ編!







本日のシャツの仕立て上がりの特徴はというと、

すこぶる秀逸なその素材にある。





トーマス・メイソン

王室御用達の英国の伝統を受け継ぐ。

その歴史は1796年までさかのぼる、気の遠くなる話だ。

受け継ぐというのも1991年にイタリアのやはり老舗のアルビニ社に買収されたからなんだけど、

ある意味、伝統プラス最先端技術の融合で、より評価が上がったと、受け止めております。



M様  Thomas Mason 140/2×140/2

ゴールドラインと呼ばれる140双糸のハイラインのツイルです。

弊店では最上級の生地でございまして、

スプレッドカラーにダブルカフスと王道なオーダーでございます。

お待たせいたしました。










同じくM様  Thomas Mason 100/2×100/2

こちらはシルバーラインと呼ばれる100双糸のへリンボーン。

やはりスプレッドカラーのダブルカフス。

ツヤが違いますよね。

弊店のパターンと縫製技術にトーマスメイソンの生地となれば

三位一体、鬼に金棒でございます。







別のM様 Thomas Mason 140/2×140/2

ニューカッタウェーカラーでご注文いただきました。

シルバーラインのへリンボーンより繊細な表情がおわかりいただけることでしょう。

風になびくような柔らかな衿。

そこに程よいボリュウム感。

クールビズを想定してのオーダーかと思われる。

お待たせいたしました。








本日はシャツの仕立て上がり~トーマスメイソン編!

ご紹介できてないお客様、申し訳ございません。

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。

それでは、チャオス☆ !