2013/04/29

オーガニック田園 2013 春

なにげにガーデニングっていうか、狭い集合住宅のベランダで

細々とオーガニックな野菜やハーブ、鑑賞にギリギリ耐えうる草花を育てているんだけど、

その話を聞いてたまにクスッと笑う人がいる。

きっと男がガーデニングなんてと小馬鹿にしているんだろうけど、

そんなヤツこそ、なーんにもわかっちゃいないと思うK玉です。




寄せ植え1 イングリッシュガーデン風





そもそもお江戸の頃から、盆栽始めアサガオなんていうのは、

趣味のよい男の園芸、小さな鉢の中で宇宙を模索し、

品種改良により日本原産のアサガオを世界に紹介するという偉業っていうか、

それくらい男のお遊び以上の高貴な趣味を超えて芸術の領域であったそうだ。




寄せ植え2 和風





さらには、花を咲かせることだけじゃなく、そこでの時間の過ごし方含めて

すべてがガーデニングなわけで、朝一番のコーヒーとともに~

なんならワインとともにランチをとるもよし~

火灯し頃の一杯は格別、あるいは新聞読んだり一服したり、

ただただぼっとすることも含めて男のガーデニングじゃないかと思うK玉ですが、

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

← 部屋に観葉植物が一鉢あるだけでも癒されますよね。




寄せ植え3 ハーブ系




正直申しまして、K玉自身は植物の育て方なんて誰からも教わっておらず、

入門書なんてのももってない素人中の素人でございます。

たまにインターネットを活用し、枯れてしまった原因を調べたり、

虫を駆除する方法くらいはチェックするんだけど、

ホント自己流、適度に適当に水をまき声をかけるくらいのいい加減さでございます。





今年こそはとオリーブ君、頑張ってください。




ついでに言うと、腰砕けなウォーキングも運動不足の解消だけでなく、

ご近所さんの庭を覗いて参考にさせて頂いたり、自然から学ぶっていうか、

ベランダにあったらいいな的な草花を探し求めることも重要なウォーキングの課題、

本末転倒かもしれないけど、そんな楽しみ方もアリだと思うK玉です。




ブルーベリーさんもふっくらと花をつけた。




とりあえず、トマトやパセリ、大葉に水菜、セロリからクレソンにブルーベリーと

少量ながらも収穫できたら万々歳、

ベランダという小宇宙で一人ほくそ笑むのはK玉です。

一鉢寄せ植えするのに小一時間もかからない、

毎日の手入れっていっても5~10分もかからない。

枯れてしまうこともたまにあるけれど、ドンマイ。

実が付かずとも花が咲かずとも葉っぱを愛でて茎を褒めてあげればよし。

どんだけ前向きかは放っておいてもらうとして、

一度我が家のベランダ、覗いてみませんか?



ワインとパンとチーズでランチ 至福の一時



そんな感じでオーガニック田園、

そこで過ごす時間すべてがガーデニングの醍醐味であり

楽しみであると自負するK玉でした。

← とにかく、草花に声を掛けるのが大事かもしれません。





おまけ: 本日の仕立て上がり~靴編。



K様  LAST 2021 ウィンハイマー社 ボックスカーフ


比較的大きめのサイズを活かして6穴を特徴とする靴の王様、

ストレートチップの出来上がり。

フロイデンベルグ製法に基づいた高級なカーフレザー、

使い込む程にツヤが増し、手に馴染む柔らかさが出てくる一足。

さっそく送りますです。












N様  LAST 2091 アノネイ社 ボカローカーフ


カントリーな趣きっていうか、野趣あふれる雰囲気が魅力の茶のフルブローグ、

ここに完成です。

気持ち寛いだドレススタイルを楽しみたい方は、

一足は持っていたいヤツです、間違いない。

実力派のタンナー、アノネイ社のカーフならではのツヤとハリ感も

存在感を増しますよね。

お待たせしました。












T様  LAST 3001 チャールズ・F・ステッド


英国を代表するタンナー、C・F・ステッド、

世界中にファンを持つ美し過ぎるスウェードです。

そこのダークブラウンスウェードでダブルモンクと気持ち遊び心のあるオーダー。

クラシックとモードの融合とでも申しましょうか、

ロングノーズなラストとの相性も抜群の出来上がり。

お待たせしました。












M様  LAST 2021 アノネイ社 ラスティーカーフ


革の表皮のシボが特徴的なシュリンクレザーでUチップと

カジュアル感の増したデニムに合わせても様になる出来上がり。

型押しとは一味違う控え目なシボ感はある意味上品、

キズも目立ちにくい実力派の一足。

ライニングのグリーンも映えるよななオン・オフいける汎用性の高さが魅力。

お待たせしました。













以上、本日の仕立て上がり~靴編。

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。

2013/04/28

ボン・ヴォヤージュ

本日快晴なれども波もなし、ゴールデンウィークに相応しいお天気です。

とはいえ、K玉始め洋服屋は仕事でございます、恨めしや。

普通にしっかりと、ちゃっかりとお休みの方はせいぜい楽しんで

GW明けへの活力としてください、合掌。




それではさっそく本日のご紹介でございます。

完成した船(バッグ)が航海に出ていくというイメージから

処女航海の名を付けたスタンダードラインがメイデン・ヴォヤージュ、バッグのお話です。

K玉的にはゴールデンウィークの旅に相応しい感じでのご紹介、

2013年春夏の新色、ネイビーとキャメルの登場でございます。

革は生きている素材、使い方や経年で独自のツヤと味わいが増していくもの。

快適で優雅な旅に持っていきたくなる上品で良質なバッグをいかがでしょうかと、

耐久性や機能性も兼ね備えたヤツをいかがでしょうかと、

シンプルで美しいさり気ない上質さをいかがでしょうかと、

これでもかとペッレ・モルビタ、旅のお共からビジネスまでのご提案です。



まずはトートバッグ。

ネイビー&キャメルは靴やベルトと無理に合わせずともすんなりキマる色、

コーデを気にしなくてもまとまる便利なヤツでございます。

トートバッグとはいえ開口部にファスナーありなんで、

ビジネスシーンでも違和感なくお使いいただけるはず。

H33.5×W50×D14㎝

Price: 51450-












お次はブリーフ、1ルームのシンプルなヤツ、

旅先っていうよりも街中からビジネスってイメージで

大活躍な愛用品となること請け合いでございます。

他にも2ルームの大もございますのでお問い合わせください。

H33×W43×D11

Price: ¥48300-











ほかにもドキュメントケース、サードバッグ、エディターズバッグ、ボストンバッグも

全種類新色のネイビー&キャメル、ご用意出来ます。

とりあえず、シックでシンプルなコレクション、

ペッレ・モルビタのメイデン・ヴォヤージュでボン・ヴォヤージュしてください。











おまけ: 長崎のS様。


急きょご来店いただきました、

枯れたインクブルーのパンツお気に入りいただきもう一本、

追加オーダーいただきました、ありがとうございます。 

本日は逆転の発想、ネイビージャケットにグレーパンツの逆、

グレージャケットに枯れたインクブルーのパンツと上級者の合わせ、

今年オーダー頂いたジャケパンでご来店いただいた。

このジャケットスタイルをただ単純に派手だと感じる方はご退場願いたい。

体に吸い付くようなサイズ感、柄を引き締めるネイビーのソリッドタイのチョイス、

トドメはネイビーのダブルモンクと程よく調和した大人のジャケパンスタイル。

K玉的には上品な華やぎとでもいいましょうか、

それなりに主張の強いジャケットを他のアイテムを控えめに色数を絞った応用編。

相当参考になる柄ジャケのコーディネイトでした。















おまけのおまけ: 本日の仕立て上がり。



I様  BULMER&LUMB <England> W100% 250g


テイラー&ロッジやアーサー・ハリソンを傘下にかかえる

大手繊維グループのバルマー・ラム社の素材、

シワになりにくく撥水加工を施した気持ちハイテクな生地です。

ご覧の通りツゥートーン明るいネイビーストライプ、旬の一言。

もちろん軽快な一枚芯の仕様と初夏に相応しい仕立て上がり。

お待たせしました。












H様  CANONICO <Italy> W84% M16% 230g


CPに優れたカノニコのモヘアブレンドのストライプスーツ。

こちらはワントーン明るいネイビーです。

シルクを凌ぐモヘアの光沢と滑らかさがよりエレガントな仕立て上がり。

お待たせしました。












H様  POLICARPO <Italy> W100%


数年前に廃業したポリカルポのデッドストック生地、

弊店オリジナルバンチよりお選びいただいた美味しい生地です、間違いない。

普通にネイビーのピンストライプと王道でございます。

正統派なスーツは着崩すことなくぴしゃりと着るべし。

物足りなければVゾーンで遊ぶべし。

こちらは海外発送、さっそく送りますです。













N様  SAVILE・CLIFFORD <England> W100%


生地の聖地、英国はハダースフィールドの雄、サヴィル・クリフォード。

フォーマルシーンに相応しいブラックスーツの仕立て上がり。

弊店のハウススタイル、3釦段返り、サイドベント、AMFステッチと

裾のシングル仕上げ以外は至ってオーソドックスなご注文です。

最近のブラックスーツはこんな感じのある意味畏まりすぎない使用が多いかもです。

織りは朱子織りと光沢のあるフォーシーズンな素材、

備えあれば憂いなしの一着。

お待たせしました。














STAFF N  CANONICO <Italy> S120’S 230g


CPに優れているだけじゃない仕立て上がり、スーパー120’Sの生地。

仕様は一枚芯と軽々な着心地、フラップを潔くとっぱらいシャープな面、

パンツもベルトレス、脇美錠、長い持ち出しとクラシックながら

今を感じる一着、裏地の白もポイント。














S様  REDA <Italy> S100’S W100%


レダ社、カノニコに負けず劣らずなコスパに優れた生地、

弊店オリジナルバンチよりお選びいただいた。

チャコールグレーのウインドペンといっけん控えめな印象、

とはいえ、通好みなオーダーです、間違いない。

インに洒脱なビビッドカラーを取り入れるべし。

お待たせしました。












以上、本日の仕立て上がり。

ご紹介出来てないお客様、申し訳ございません。

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。