2013/07/31

フェロモン系?

気持ち享楽的な、適度に色気を醸し出すことを

あまり使いたくはない言葉なんだけど、フェロモンを放つなんていう。

人類のオスが放つ唯一のフェロモンをテストステロンというらしく、

しかも匂いとして放出されないが、オーラ(雰囲気)として体外に放射されるそうで、

この目には見えない効果は五感のすべてを刺激するとある。

いやはや、これは想像以上に効果があるフェロモンだなと、

枯れおやじのK玉としては、片身半分斜に構えつつ、実は興味津々、

どうもK玉世代はこのホルモンが急激に減少するらしく、

ホントかどうかはわかりませんが、いわゆる更年期に陥るそうだ。

個人差はけっこうあるそうなんだけど、

間違いなくテストステロンは枯れてしまった模様のK玉です、合掌。





そんな感じでテストステロンが多い御仁は

堂々としていて決断力もあり自信に満ちているそうだ。

たくましい体格と筋力があり、つまりは世間で言う男らしい男ってことだ。

方やK玉のような平和主義でどちらかというとやさしい感じ、

家庭的で人あたりがいいの男は女々しいってわけではないんだろうけど、

テストステロンが乏しいってことなんだろう。





しかしながらここでよくよく考えてみると、

どちらも兼ね備えた男が今の時代一番モテるんじゃないかと、

現代のような多様化したニーズを考えるとどちらも必要な要素なんじゃないかと、

姑息にも図々しいことを思いついたK玉ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?





そんなわけで手っ取り早く、擬似っていうよりも擬態っていうか、

フェロモンが満ち溢れているフリをすることで足りない部分を補えば、

つまりは、色気のある靴なんかをプラスすることで

いままでとはちょっと違う自分をアピールできるんじゃないかと、

本日の靴の仕立て上がりを見ての感想でございます。

← 足りない筋力や堂々とした貫禄を補いたいかと。。。(汗)





とりあえず、弊店、ただ今より決算棚卸しでございます。

本日はこのへんであっさりとチャオスです。







おまけ: 本日の仕立て上がり~靴編。

色気の漂うフェロモン系の特集です。








I様  LAST 3001 アノネイ社 ボカローカーフ


ストイックな黒に対して少々遊んだ感のある茶のダブルモンクストラップ。

さらには気持ちロングノーズなラストゆえよりモダンな仕上がりとなった。

茶レザー×シルバーの金具で鉄板の組み合わせ、

ほんのりつま先を鏡面仕上げで完成です。

ソールは全天候型のビブラムのスタッズソールで

スーツからジャケパンスタイルまでカバーと着こなしを選ばない一足です。

お待たせしました。












東京のI様  LAST 2091 ブラックスウェード


弊店でもここ数年最注目のダブルモンクストラップをブラックスウェードでオーダー。

適度な色気と正統性の中に、気持ち遊び心を加えた仕上がりでしょうか。

嗜好性の高い意匠ではあるが、スウェードをチョイスすることで

スーツからのジャケパンからのキレイ目カジュアルと全方位をカバー出来る

頼もしい一足の完成です。

ライニングのボルドーがより色気を引き立てております。

さっそく送りますです。













M様  LAST オリジナル木型 ブラウンスウェード


過去にフルオーダー頂いたM様専用のラストでローファーをご注文いただきました。

かっちりしたものでなく柔らかい履き心地をとのこと、お任せください。

この夏、弊店で展開しているマッケイ製法のローファー仕様を

そのまんまM様オリジナルラストにのせて、素足履きできるヤツ、完成しました。

洗練されたセミスクエアトウと滑らかなスウェードの組み合わせは

品の良いカジュアル感を醸し出してくれます。

お待たせしました。













サンプルシューズ  LAST 2091 


アノネイ社のブラウンはボカローカーフ、ベージュはベガノカーフで

コンビネーションのウイングチップの完成、新しいサンプル靴の出来上がり。

クラシックな英国紳士御用達といった趣きの一足、

夏場の光に似合うこと請け合いな出来上がりでしょうか。

V字型の刻み目が連続して並ぶピンキングのテクニックも抜かりなし、

眺めるだけでも旨いお酒が飲めそうだと思うのはK玉だけではないと思われます。

とはいえ、コンビ靴ゆえの気障ったらしい感じを払拭するには

それなりの年季と気合が必要なのはいうまでもないが、

靴も履いて馴染むように、気合で履いているうちに似合うようになるものだ。

とりあえず、お近くに来られたときは是非お立ち寄りいただき眺めてください。















以上、本日の仕立て上がり~靴編とサンプルのご紹介です。

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。

2013/07/29

面倒くさいけど。。。

朝からせっせと年度末の棚卸しのために在庫をあたるという、

棚卸しの棚卸しのようなことをやっております、面倒くさい。

とはいえ、決算月に棚卸し資産が多いとそのまま課税対象になるわけで、

一応在庫の少ない7月や会社によっては1月を

年度末にしていることが多い業界でございます。

とりあえず、今日中になんとか目途を付けようかと、

心構えっていうか、心意気、真っ赤なホーズで気合を入れての出社、

絶対残業せずに帰るつもりのK玉ですが、

皆さんいかがお過ごしでしょうか?








そんな感じで棚卸し、型落ち等の問題やパッケージの損傷だとか、

来年度も同じ価格で売れるのなら問題ないんだけど、

これが同じ価格で売れるわけがないわけで、

棚卸し資産として課税対象になるよりはと各社セールを打って在庫を落とすわけだ。

← ホントか? 昔そんなふうに教わった記憶あり、くらいなもので真偽のほどは。。。(苦笑)

← イタリアのショップのあの在庫の多さは、

税法上課税対象にならないからなのだろうか?









とりあえず、なんとか問題のないようにと数字と睨めっこ、

棚卸しの棚卸しに励む予定なんで、

本日は仕立て上がりのご紹介でチャオスです、悪しからず。



おまけ: 本日の仕立て上がり。



I様  CANONICO <Italy> W84% M16% 230g


青、夏の光に映えるツートーン明るいブルーのスーツは爽やかでいてリッチな印象、

白シャツ合わせで青×白の無敵な組み合わせとなること請け合いです。

コスパに優れたカノニコのモヘア混のハリとコシもいい味だしである。

今回は着用感もテーマ、鎌(アームホール)を浅く、袖筒巾も細く、

パンツも股上を浅くと、よりフィットした出来上がりとなった。

きっとご満足いただける仕立て上がりかと自負しております。

お待たせしました。













T様  GUABELLO <Italy> S130’S 


弊店オリジナルバンチよりお選びいただいたグアベロ社のワン・サーティー、

つまりはスーパー130’Sの極上のネイビーストライプのご紹介です。

イタリア有数の繊維企業、マルゾットグループの基幹として

1815年に創業されたグアベロは老舗中の老舗、秀逸でございます。

とりあえずポイントはキレイなブルーのストライプ、旬です。

より夏らしくブルーシャツ×カラフルな色彩の組み合わせをおすすめしたいところですが、

一番キマルのは白シャツ×ネイビーソリッドタイなんだよな。

シンプル イズ ベスト!なな仕立て上がり。

お待たせしました。












S様  REDA <Italy> S160’S 


こちらも弊店オリジナルバンチよりお選びいただいたレダ社のスーパー160’Sと

超絶生地でございます。

普通スーパー160’Sクラスだと弊店でも軽く20金は超えるお宝生地なんだけど、

相当お買い得な価格設定でご提供させていただいております。

とはいえ、価格のみならずこの色目がまた素晴らしい、

ツートーン明るいネイビーの人気は何なのでしょうか?

全くもってこの色目が駄目な御仁もおられますが、

今年はやけに人気の色目でございます、これを旬というのでございましょう。

とりあえず、デザイン、ディテール等はシンプルに王道、

爽やかなブルーの色目をお楽しみください。

お待たせしました。











東京のM様  BULMER&LUMB <England> W100% 250g


英国の名門ミル、テイラー &ロッジやアーサー・ハリソン等を傘下に持つ

大手生地グループのバルマー&ラム社のコシとハリのある

英国らしい生地の仕立て上がりでございます。

とはいえ、さすが大手企業だけはあり、

ナノフィニッシュと、耐久性を向上させる水やシミに強い防水性と

ナチュラルストレッチと、着やすさを高めるための自然なストレッチ性を合わせ持つ

人工繊維を加えずのハイテク素材、素晴らしい。

色柄は比較的押しの強いM様好みのストライプ。

色違いのネイビーも一緒にオーダーいただきました、ありがとうございます。

さっそく送りますです。












N様  CANONICO <Italy> W73% M27%


こちらも弊店オリジナルバンチよりお選びいただいたトニックなグレー、

モヘアの光沢とハリ感を一番引き立たせる色目でしょうか。

カノニコの定番生地なれど飽きることのない夏に相応しい仕立て上がり。

見た目に涼しそうに着こなすのが弊店流のクールビズゆえ、

シンプルな白シャツ合わせのミニマムスタイルがおすすめです。

つまりはモノトーン基調の着こなしがモダンの極みということです。

とにかくシンプルにです、お待たせしました。















以上、本日の仕立て上がり。

ご紹介出来てないお客様、申し訳ございません。

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。



2013/07/28

怒涛の仕立て上がり~シャツ編

40枚強のシャツの仕立て上がりはこの時期としては圧巻であろうか。

春先の怒涛の仕立て上がり程の爆発的なパワーはございませんが、

一日の出来上がりの入荷量としては、たまたまのタイミングってこともあるんだけど、

それでも圧巻である、百科事典を揃えたくらいドーンとしていると感じるK玉ですが、

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

← つまりは、検品作業が大変なわけだ。(汗)




そんな感じですべてご紹介ってわけにもいかないんで、

いつものK玉目線でもってのピックアップとさせていただきます、悪しからず。










F様  BRIXIA <Italy> Cotton100%


今回初めてオーダー頂きました、潮の香りのする紺白チェックシャツ。

使い回しのきくネイビージャケットと仕事でも着れそうなチェックのシャツ

とのリクエストにお答えしてのK玉おすすめをご提案です。

色数抑えて合わせれば完璧なビジネスユースとなる出来上がり。

風になびくよななカッタウェーカラーが爽やかな印象の一枚。

ジャケットの上がり、しばし待たれよです。











O様  カリビアンコットン 100/2G×100/2G Co100%


コスパに優れたミニへリンボーンのブルーをクレリックのスプレッドカラー、

ダブルカフと英国紳士好みな堅牢な仕立て上がり。

この雰囲気なら白蝶貝の真珠のような光沢のある釦が似合う。

とりあえず、上品なカフリンクスで飾りたい一枚でしょうか。

お待たせしました。









北九州のT様  カリビアンコットン 100/2G×100/2G Co100%


カリビアンのツイル素材はツヤと丈夫さを併せ持つ

弊店では人気のストライプ柄。

人目を引かない柄加減が素晴らしいわけだ。

気持ち細めのロンドンストライプは一年通しての武器となる。

お待たせしました。









同じくT様  カリビアンコットン 100/2G×100/2G


限りなく淡いラベンダーのロイヤルオックスフォード。

ツヤのある上品な仕立て上がりでございます、スプレッドカラー。

K玉的には明るめのグレーのスーツやベージュのジャケットなんかに合わせたい。

気持ちエレガントな艶のある男を演出してみたいからだ。

まあ~そこはT様の審美眼でもってお好きなように。

スーツの上がりと共に送りますです、しばし待たれよ。











別のT様  T・MASON <Italy> Cotton100%


イタリア傘下の資本に吸収されたとはいえ、天下ご免のトーマス・メイソンとくれば

最高級素材なのは間違いない。

そこの旬な大柄ギンガムチェックをカッタウェーカラーでオーダーです。

衿に芯地をしっかりと入れたネクタイ締める気満々の一枚。

ネイビージャケットに合わせると一番キマること請け合いです。

お待たせしました。










東京のI様  DOMESTIC 60/1×60/1 Linen100%


やっぱり肌触りが違います、夏のリネン。

透け感も違います、セクシーどす。

ビジネスの場では透けは困り者なんでドライフィットなVのTシャツを仕込んでください。

お休みならば、いやらしくない程度に潮の香りと共に素肌にまとってください。

風になびくよななナポリ風カッタウェーカラー。

お待たせしました。









同じくI様  カリビアンコットン 120/2G×120/2G Co100%


同じカッタウェーカラーなれど、こちらは衿にしっかりと芯地を仕込んだ

ビジネスユースのオーダーです。

大柄のへリンボーン柄なれどシックで都会的な一枚。

ネイビーソリッドタイが一番キマると思われます。

同じ衿型なれど、カッタウェーカラーの七変化、如何でしょうか?

さっそく送りますです。










H様  DOMESTIC 92/2×92/2 Co100%


写真では確認できませんが、半袖のカッタウェーカラーです。

完全クールビズ目的のロンドンストライプ。

長袖を袖まくりでもいいんじゃないかと思うんだけど、

社内的に袖まくりは禁止なんだそうだ、なんだそりゃ?

まあ~制約のある中で創意工夫するのがダンディズムの精神に繋がるわけで、

せっかくだから洗いざらしで白いショートパンツなんかにも合わせて着倒してください。

お待たせしました。











S様  カリビアンコットン 120/2G×120/2G Co100%


明るめのネイビースーツに合わせての白シャツ追加、ありがとうございます。

120双糸のツイルは丈夫さとツヤ感を併せ持つ弊店でも人気のカリビアンコットン。

衿の芯地をしっかりと入れたドレスなカッタウェーカラーの仕立て上がり。

ネクタイのちらっと赤を挿し込んでトリコロールな配色で夏を乗り切りましょう。

お待たせしました。










O様  カリビアンコットン 100/2G×100/2G Co100%


表情の面白いブルーストライプ、清涼感溢れる仕立て上がりです。

とりあえず、白抜きのストライプは新鮮です、ドレス仕様のスプレッドカラー。

控え目ながらもセンスの良いシャツができあがりました。

お待たせしました。








S様  スーピマコットン 40/1×40/1


ピマコットン、ソフトでふっくらとした肌触りが特徴のアメリカ産のコットン。

昔ながらのボタンダウンをオーダーしそうになりがちなところを

ドレス仕様のカッタウェーカラーとわかっとんしゃーなな仕立て上がり。

40番手くらいの生地はあえてドレスで作るのがカッコいいわけだ。

とりあえず、これは使えるヘビーローテーションとなる一枚。

お待たせしました。










長崎のS様  INDIGO CP40/1×CP40/1 Co100%


バイオブリーチ加工を施したインディゴ生地、こなれた表情が人気の仕立て上がり。

ナポリ風カッタウェーカラーで一年中楽しめるお休み用のシャツの完成。

S様のこだわりはボタン、黒蝶貝できもち抑え目の印象に仕立て上がり、

イメージ通りの一枚となった。

お待たせしました。









Y様  GETZNER <Austria> 120/2×120/2 Co100%


アズーロ×マローネの王道の配色ながらとても凝ったストライプを

ドレス仕様のスプレッドカラーでオーダーいただいた。

日頃、無地のジャケパンスタイルの多いY様ならではのチョイス。

シャツで自己主張というわけだ。

とりあえず、見ててきれいなシャツはいいですよね。

お待たせしました。











S様  BRIXIA <Italy> 80/2×30/1 Co100%


洗いをかけたような表情のオックスフォード素材、

ナチュラルな感覚のストライプをナポリ風カッタウェーカラーでと、大正解でしょうか。

こちらも思わずボタンダウンでオーダーしてしまいそうな素材感なんだけど、

この僅かなハズシがセンスといえましょう。

お待たせしました。









K様  カリビアンコットン 120/2G×120/2G Co100%


ディレクターズスーツのご注文と共にウイングカラーシャツもオーダーいただきました。

前折れになった立衿が翼(ウイング)を思わせるところからの命名のシャツ。

カリビアンの120双糸のツイルのツヤや素材感とは相性抜群、

当然、このクラスには白蝶貝の真珠のような光沢のある釦をチョイスです。

普通にビジネスユースのシャツに白蝶貝の光沢のある釦はやり過ぎ、高瀬で十分、

素材と縫いのレベル、サイズ感等、バランスを大事にしたいところです。

とりあえず、エレガントな正装用のシャツの仕立て上がりでございます。

クラシックな雰囲気が何より魅力の一枚。

お待たせしました。










以上、本日の仕立て上がり。

ご紹介出来てないお客様申し訳ございません。

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。