2014/06/16

敬意を表して

実はかなり睡眠不足のK玉です。

昨日もそれぞれの国を背負っての戦い、

イングランドVSイタリア戦の前半まではテレビ観戦できたんだけど、

あいにくのお仕事、いやいや大事な仕事ゆえ休むわけにもいかず、

本命の日本VSコートジボワール戦は

開店準備の掃除から日報をまとめたりと、

仕事の合間を縫ってPCでの経過速報での哀しい応援でございました。

結果は皆さんご存知の通りの逆転負け、

とりあえず、もう開き直るしかないと思うK玉ですが、

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

← 午前中のご来店、お一人様、シャツをオーダーいただきました。

まるでワールドカップって何?って御仁も世の中にはいるわけで、

ありがとうございました。











そんな感じでスーツ屋としてはイングランドもイタリアも

敬意を表するに値するっていうか、

スーツを語るに外すことの出来ない二つの国、

けっして上から目線の発言ではなく、

英国紳士やイタリアの伊達男には

いつも勉強させていただいているわけで、

パットレスの軽快なイタリアはナポリな三者混のベージュのジャケットと

かなりスッキリ、細めの白パンでイタリアを応援しつつ、

日頃はここまでのチェックのシャツは仕事では着ないんだけど、

タータンチェックのラウンドカラーシャツと

コンビネーションのフルブローグでイングランドをオマージュ、

なかなか見応えのある好ゲームでございました。









もちろん祖国日本の応援は侍ブルーではないんだけど、

紺色のボクサーパンツでもって丹田を引き締める応援、

残念ながらコートジボワール、強かったですね。

そんな流れで妙に面白かったのが、

人っ子一人歩いてない午前中の大名、

スポーツバーやカフェを始め、色々な飲食店で

日本VSコートジボワール戦を観戦応援しているご様子、

初めに腹の底から搾り出すような怒涛の響きがあちらこちらから、

PCで確認すると本田のゴールでございました。

その後大きな哀しい叫びが立て続けに二回、

大名の街に響き渡りました。

案の定の逆転負け、その後、雨後の筍のように

湧いて出てくる侍ブルーの人、人、人!

まるで渋谷のスクランブル交差点状態でございました。

ほとんどが二十代の若者でございましたが、

道路に寝転がって泣いている男子を見たときは

ちょっと引いてしまったK玉です、合掌。

← K玉くらいのオヤジはほとんどが家でのテレビ観戦でしょうか。









そんな感じで微妙な聴覚観戦、

K玉的にはそれなりの敬意を表したサッカー観戦でございました。

ホント、もう、開き直っていただくしかないですよね。

とりあえず、今夜のドイツVSポルトガルも要チェックですよね。

それではこのへんでチャオス☆ !







おまけ: 本日も仕立て上がり








T様  LORO・PIANA <Italy> COTTON TIME Co100% 315g


綿の定番バンチ、コットンタイムからピケの淡いグリーンをチョイス、

夏を品よく攻める清涼感あふれる仕立て上がりです。

やはり季節に則した素材感は上級者の匂いがしますよね。

無地が多いコットンならではの色目、

ウールのスーツでは着ない色のチョイスが大正解、

甘めなピスタチオのようなグリーンは鮮度抜群です。

きもち短めの着丈と細めの襟巾、玉縁仕様のポケットに

T様の着こなしの流儀が垣間見える一着。

お待たせしました。













T様  LORO・PIANA <Italy> COTTON TIME Co100% 315g


ほんのり赤みを帯びた墨色、チャコールグレーのピケ、

淡い水墨画のような独特の世界観、

緑がかった灰色の利休鼠とはちょいと違い、

マットな質感が優しくもエレガントな印象の仕立て上がりでございます。

ウールよりもカジュアルながら都会的に見えるのはK玉だけじゃないよな。

夏の日差しに優雅に溶け込むナチュラルな墨色の一着、

コットンはあえてスーツで着こなしタイドアップ、

リゾートでは素足で靴をあわせる洒脱なスタイルと

オン・オフいける程よく抜け感のある出来上がり、

ウール素材ではだせないリラックス感が持ち味でしょうか。

お待たせしました。











T様  LORO・PIANA <Italy> COTTON TIME Co100% 315g


王道のベージュコットン、こちらもロロ・ピアーナの定番コットン、ピケ。

明るいベージュのコットンスーツは濃色のネクタイで引き締めると効果的、

コットンの適度なシワ感をエレガントな印象に格上げしてくれる。

コットンの持ち味をいかす爽やかな着こなし、

あまりスポーティになり過ぎないように心得よです。

とりあえず、パットレス、一枚芯の軽快な仕様、

細めの襟巾とフラップのない玉縁ポケットが

よりエレガントな印象を醸し出しております。

品格のある淡色グラデーション、

ベージュ×白シャツ合わせが最高に引き立つ一着です。

体に馴染むように着倒して、コットンのシワをモノにしてください。

お待たせしました。












以上、本日の仕立て上がり。

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。