2013/05/15

五月が嫌い(苦笑)

二年に一度、五月が嫌いになる。

季節としては申し分なく、新緑も初老の目には眩しいくらいで

過ごしやすい初夏、皐月(さつき)の語感もいい感じ、

天皇賞からモナコグランプリ、全仏オープンとイベント事も盛り沢山な月。

それでも二年に一度嫌いになるっていうか、出来れば避けて通りたいところだ。

まあ~うすうすお気づきのことと思われますが、

車の税金と車検のダブルパンチ、わかっていてもない袖はふれない。

ってそこまでは困窮してはいないんだけど、K玉的には痛い出費。

K玉家の二号車はK玉個人の専用車でありますが、

あるととても便利、なくてもなんとかなるくらいの中古車ゆえ、

かかる経費はすべてお小遣いからの出費、当然である。




そんな感じで車検について色々と考えるわけだ。

まずは個人車検、思いっきり安く上がりそうだけど、その能力など持ち合わせてはない。

ほんの数回しかボンネットを開けたことのないK玉ですが何か?

お次は即日完了的なスピード車検、本当に検査っていうか調べてくれているのか

正直申しまして、気持ち不安っていうかかなり不安。

カー用品店やガソリンスタンドの車検なんかはどうなのだろうか?

けっこう利用されているんだろうなとは思うんだけど、

どこの誰かも知らない人に頼むのはどうもって感じで

結局、色々な面を考えるとやはりディーラーや購入したお店での車検が一番安心、

特にのちのちのことを考えると相手の顔がわかる、

長年のお付き合いのあるところに出すことになるわけだ。



一応予想金額、これはブレーキパッドくらいしか交換がないと予想しての金額なんだけど、

毎月の限られたお小遣いから爪に火を灯すようにして蓄えたヤツなんで、

絶対に大きな部品交換とかないことを皆さんも祈ってください。

それではこのへんでチャオス☆ !





おまけ: 本日の仕立て上がり。





I様  CACCIOPPOLI <Italy> シーアサッカー Co33% Pol67%


ギンガムチェックのシーアサッカー、代表的な夏服地だ。

ナポリの老舗マーチャント、カチョッポリならではの明るい色調の生地。

基本は縞の縮れた綿布なんだけどギンガムチェックってのが通好みの出来上がり。

原産地はイギリスの植民地であったインド、元々はシルク素材で

英国人用の夏服として織られたものに端を発するのが起源と聞く。

現在ではオールコットンかポリエステルかレーヨン混紡が一般的だが、

とりあえず、使い勝手のよさそうな仕立て上がり。

裏地の白とシェル釦が見事に調和、清涼感あふれる一着。

お待たせしました。












T様  TALLIA DI DELFINO <Italy> W55% M45% 265g


1903年創業のイタリアのミル、タリア・ディ・デルフィノのモヘア混のジャケット。

見た目も爽やかなモヘアのハリと光沢が素晴らしい出来上がり。

色目も布教活動通りに明るめのネイビー、むしろナス紺をチョイス。

釦をあえてホーンのブラウンとT様流、補色な感じもいいですよね。

こちらも当然一枚芯の軽快な仕様と軽々な着用感。

お待たせしました。














O様  LORO・PIANA <Italy> Li55% W42% Si3%


夏に相応しい清涼感のあるジャケットの出来上がり。

ロロの三者混のジャケット生地、

弊店オリジナルバンチよりお選びいただいた着分のお買い得なヤツです。

ダブルフェースのような表裏の濃淡をいかして大見返しの仕様、

観音開きの白いキュプラの裏地と乳白色のシェルボタンがより効果的で

リゾートでの気ままな休日ってイメージがピッタリ、

ターコイズブルーの海が似合う一着でしょうか。

さっそく送りますです。












Y様  LORO・PIANA <Italy> S120’S 


失敗しない生地選びのコツは?

いわゆるTPO、どんな使い方か、どのような場面でとしっかりとスタッフに伝えること。

使用するシチュエーションがわかれば適切なアドバイスが出来ますです。

今回は世界を代表するミル、ご存知ロロ・ピアーナのスーパー120’Sの生地、

弊店オリジナルバンチよりお選びいただいた。

夏に相応しいインクブルーのピンストライプスーツ、清涼感あふれる仕立て上がり。

こちらも一枚芯と軽快な仕様、見た目も差し込みの袖付等

柔らかな印象が売りの一着。

お待たせしました。













M様  LORO・PIANA <Italy> ZELANDER W100%


こちらもロロ、弊店オリジナルバンチよりお選びいただいた。

どうも今年のロロは決して安くはない高級生地には違いないんだけど、

お安く感じてしまうっていうかコスパに優れているように思われます、おそるべし!

ジランダーはもちろん賞を受賞したニュージーランド產のメリノウールってこと、

柔らかな光沢と伸縮性が特徴、湿度の高い日本に相応しい生地です。

ライトグレーのピンストライプ、春夏の定番的な色柄は流行に左右されない。

モノトーン合せもいいんだけど、ブルーのシャツに華やぎのある色を添えて

着こなしてみませんか。

お待たせしました。












O様 LORO・PIANA <Italy> S130’S 240g


またしてもロロ、ロロ・ピアーナ祭りと化しております。

こちらはスーパー130’Sの、サマースーツに相応しい軽量な生地。

ワントーン明るめのインクブルーのピンチェック、爽やかです。

無地系の中では今年の当たりはこのピンチェックですよね。

妥協なきクオリティははさすがの一言、

お待たせしました。












以上、本日の仕立て上がり。

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。