2012/11/29

インナーにご用心

先日ガキどもの洋服を買いにいくつかのお店に立ち寄ってみた。

日々の成長、早いものですぐにサイズがあわなくなるのだ。

○ニクロ、○ヤップなどなど。

当然選ぶはバーゲン品。

中学生には高校生くらいのイメージで、

高校生には大学生くらいの雰囲気をと

気持ち背伸びした感じの組み合わせでさらっと選んでみた。

K玉の仕事柄もあってか、文句一つ言わず言われたとおりに身に付けてくれる。

どうもまわりからも評判がいいようで、絶大なる信頼をいただいてはいるんだけど、

他のことでは全くいうことをきかないのが玉にキズのK玉ですが、

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

← 家人の選んだものは素直に着ないようで、ご愁傷さまです。




そんな感じで立ち寄ったお店でヒートテックなるものをこっそりカゴに投入し、

家人にちゃっかりと支払ってもらった。

夏場も一度ドライフィットなるアンダーウェアを同じ手口で手に入れたことがある。




本来、男のダンディズムの心得としては、

ドレスシャツは素肌にじかに着るものである。

シャツは長い洋服の文化の中では下着に分類されるものであり、

このことは何度か偉そうに語った覚えがある。

下着の下に下着とは理にかなわないことなわけだ。




とはいえ、日本の四季を考えると、

汗だくの厳しい夏場と冬の特に寒い日には

これらの実用的な下着が重宝するわけで、

ドレスシャツから透けて見えないようにシャツ自体を選びつつ、

そのヒートテックなりドライフィットもVネックを選んだりと工夫しつつ、

着ていることを絶対に見破られないようにと

なんちゃってダンディズムを追求している次第でございます。(汗)




素肌にドレスシャツを纏うほうがはるかに肌触りもよく、

心得としてできる限りそうするんだけど、

夏場の一ヶ月、冬場の一ヶ月はそれなりに神経を使って、

悟られないようにと着込んでおります。



ドレスシャツから下着が透けて見えることほど、

エレガントから程遠いものはなく、

インナーにもろTシャツの御仁を見かけると、

そこにロゴでも入っていようものなら、

これは言語道断、女性からもドン引きであろうかと思われる。




とりあえず、ドレスシャツのインナーにはご用心を。。。




おまけ: 本日も仕立て上がり。


T様  HARRIS TWEED <Scotland> 485g !

深いグリーンのウインドペンチェック、肉厚で素朴な風合い、

スコットランドの風景から切り取ったような自然な色目といい

今季の旬を象徴する仕立て上がりでしょうか。

お好みでエルボーパッチ搭載でございます。

一見、伝統的な印象ではございますが、一枚芯の軽快な着心地と

立体的な仕立てで最旬のクラシックの完成。

さっそく送りますです。










H様  MARTINSON'S <England> Wool100%

ワントーン明るいインクブルーの打ち込みのしっかりとした生地、

弊店オリジナルバンチよりお選びいただいた。

生地の聖地ハダースフィールドに居を構える名門のマーティンソン。

こちらも一枚芯の軽快な仕立て、見た目の重厚さとは裏腹に

軽々な着心地感でございます。

お待たせしました。











T様  TAYLOR&LODGE <England> Wool100% 320g !

こちらも生地の聖地ハダースフィールドの名門、テーラー&ロッジ。

1883年の創業と長い歴史を誇る。

何気ないネイビーのピンストライプながら、ダブルブレステッドで

貫禄の仕立て上がりであろうか。

歴史を遡ると究極の正統派の一つはダブルブレステッドである。

もう一つはもちろんスリーピーススーツなんだけど、

色気に関してはダブルが格上ですよね。

とりあえず、往年紳士の正統派スタイルをめざすわけだ。

余談ですが、K玉もこのダブルの着こなしを身につけるべく切磋琢磨しております。

しかしながら、この研ぎ澄まされたラインはたまりません、ダブルならではのもの。

チェンジポケットはお好みで。

お待たせしました。













以上、本日の仕立て上がり。

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。









おまけのおまけ: 昨日のK玉~ダブルブレステッド!

いたって普通の着こなし、奇をてらわず王道でしょうか。

ヒートテックはまだ着ておりません。

それではこのへんでチャオス☆ !