2012/05/27

やせ我慢こそ


粋な男になりたくて的な閉めで終わった昨日のK玉ブログ、

よくよく考えてみると、簡単に粋な男になれる方法がありまして、

開高健さんや池波正太郎さん、白洲次郎さんに教わらなくても、

ラテン音楽界の頂点、カエターノ・ヴェローゾの「粋な男」ライブを見なくても、

頑固な蕎麦屋に通い詰めなくても、

硬派なBARで高い酒を飲まなくても、

簡単に粋な男になれる方法を思い出したK玉ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?














粋な男というものはいつの時代でも、

やせ我慢さえすればなれるんじゃないかという結論に達したK玉です。

これならけっこう簡単に粋な男になれそうですよね。(笑)









人助けをして、それがきれいな女性であっても、カッコつけて名前も告げずに立ち去るとか、

けっこうなやせ我慢ですよね。

サウナは絶対最後に出ます!っていうのはいかがでしょうか?(笑)

武士は喰わねど高楊枝ってのもございましたね。

必要でない我慢をやせ我慢と言うのなら、無駄な努力を意味することになるんだけど、

ここでは大切なものを守るために精神的、肉体的なものを犠牲にするって意味で、

つまりはダンディズムの精神に繋がるわけだ。





JTの友達とお客様からいただいただけで
意味はありません。





K玉的には、仕事の時は夏でもきっちりとネクタイを締め、上着を着ることで

やせ我慢をすることで、ちょっとは粋な男になれるんじゃないかと思うわけだ。

クールビズ全盛の昨今、節電で室内温度が高かろうとも、

ネクタイを締めて何が悪かろうか、

炎天下、スーツで営業、何がいけないのか。

個の発達した欧米諸国ではありえない上から押し付けられるクールビズスタイル。

弊店のお客様の多くは、会社に立ち向かって頑張っていただいているようだ。

← 胸にクールビズ中ですなんてプレート、情けないの一言です。

← ネクタイ締めても涼しい顔しておけばいいだけなのだ~簡単でしょ?





基本、男性の特権っていうか、男だけがネクタイを締めて、

仕事ができてカッコいい、課長!なんて言われる特権を自ら手放すなんて、

愚の骨頂であろうかと思うK玉です。






おまけ: 本日も仕立て上がり。


春先のスーツの仕立て上がりから、ジャケットの上がりが多くなってきました。

本日はイタリアはビエラ地区の代表選手、カルロ・バルベラ特集です。

K玉、大好物なミルでございまして、同じ生地でオーダーいただき光栄でございます。

ちょっとしたコーディネイトのご参考までにと着用シーンをアップしております。





O様  CARLO BARBERA <Italy> Wool 40% Linen 60% !


麻袋のようなサンドベージュをベースにモカブラウンとサックスのチェック、

いい味出しかと。。。

O様はダークブラウンのパンツでお合わせです、完璧です。

K玉はこの日はジーンズでお気楽な着こなしでございます。

柔らかなイエローのシャツにブラウンのニットタイとグラデーションコーデ、

いかがでしょうか?

ちなみに、選んだボタンと脇ポケットに好みがでております。

お待たせしました。















O様  CARLO BARBERA <Italy> Wool 50% Silk 30% Linen 20% !


白場に薄っすらとブルーの糸が織り込まれ、ブルーグレーのようにも白にも見える

なんとも表現しにくい色目。

柄はいわゆるウインドペンです。

O様もK玉もパンツはインクブルーをチョイスです。

ネイビーより2トーン明るいブルー、いい合わせだと思われます。

違いは選んだボタンと脇のポケットの形状です。

お待たせしました。













Y様  CARLO BARBERA <Italy> Wool 40% Linen 60% !


気持ちグレー感じさせる淡いモカブラウン、サックスのウインドペンが効いてます。

渋めの大人に似合いそうなヤツです。

仕事ではグレー系のパンツ、ダークブラウンのパンツでOKでしょうか。

お休みの時はお好きにどうぞなヤツです。

K玉的にはカーキのカーゴや細身のブラウンのコットンパンツ、ホワイトジーンズが

イメージです。

お待たせしました。













以上、本日の仕立て上がり。

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。