2013/12/04

時を経ても愛せる

匠のこだわりを感じたり、

完成された美しさを堪能できたり、

今も変わらない無骨なフォルムで癒されたりと、

時を経ても愛せるそれぞれのサイドエラステックシューズが出来上がってきた。

クラシックなのに個性的で新鮮に感じるオーダーならではの顔、顔、顔、

自分の嗜好がわかっている御仁の靴の出来上がりです。

足元の靴が酷いと、何を取り繕ってたとしても取り返しは付かない。

とはいえ、靴が最高でも趣味の悪い服装がカバーできるわけでもない。

結局トータルバランスが大事ってことなんだけど、

きもち多めに靴に予算と時間を投入したほうがいいんじゃないかと

確信しているK玉ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?





そんな感じで本日は合理性からは遠い世界、

誠実に作られた九分仕立てのオーダーシューズがかくして完成する。

サイドエラステックシューズ、嗜好品クラスの唯我独尊、

まさにオーダーならではのデザインなのは言うまでもない。

どうぞご覧ください。






M様  LAST 3001 アノネイ社 ボカルーカーフ


完成された美しさ、きもちロングノーズなラスト3001は

見た目スマートでありながら実際は足入れがよい木型。

ノミの刃先のように落ちるチゼルトウの意匠も

いかにも英国のビスポーク靴を感じさせる出来上がりです。

エレガンスの芳香とでも申しましょうか、

完璧なシェイプ、優美な靴の完成です。

お待たせしました。















K様  LAST 3201 カントリーカーフ


無骨なフォルム、ファニーな顔が魅力のラスト3201でサイドエラステック、

革の表面のシボが特徴的なシュリンクレザーは

傷も目立ちにくい実力派でございます。

ポッテリとした木型、流行に左右されないことが第一のK様のチョイスがコレ、

オールマイティさが魅力、長く愛用できること請け合いです。

ラストと革が変わるとここまで印象が違うわけだ、奥深いですよね。

そこそこの重厚感とリラックス感を併せ持つ一足の完成、

お待たせしました。













東京のT様  LAST 2091 コンビネーション


本格靴を履きつくした愛好家のT様、

この領域に辿り着くまでにかけた時間と経費は想像を絶するはずです、合掌です。

ダミーのボタンをあしらったサイドエラステックシューズ、

これこそ匠のこだわり、価格だけでは計れない

靴の本質を深く追求したオーダーでしょうか。

デザインから数々の仕様に至るまでT様の指示通り、

頭に描いたイメージ通りですよね?

とりあえず、細やかな仕事に対応してくれた職人にも敬意を表する一足の完成です。

作りも価格も最高級のビスポーク靴に匹敵する美靴、

真心がこもっております。

さっそく送りますです。















以上、本日の仕立て上がり~靴編。

一足一足を丁寧に作るのが弊店流、

そこまで歴史はないけれど、確かな技術を堪能してみませんか!

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。

それではこのへんでチャオス☆ !