2013/04/06

春の嵐

本日は西日本を中心に春の嵐の予報で、

午前中は微妙に雨風強く、お出かけはお気を付けくださいって感じで

特に風が気になっていたんだけど、

ここ福岡の大名の町は、正直申しまして、

始終雨はしとしとと降ってはいるんだけど、

全然大したことないように見受けられます。

← 地域によっては十分にお気を付けください。









そんな感じで4月初っ端の土曜日、

天候の崩れはそこまでひどくはないんだけど、

微妙にまったり、ハッキリと言えば、ヒマを持て余していたK玉ですが、

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

← そんな緩い日もございます、一喜一憂しても仕方ないかもです。







そんな真下、本日もどーんと仕立て上がりの入荷、

思いの外大漁なんで、にわかに活気づいてまいりました、弊店。

そんでもって本日のご紹介は、この天候に初おろしだけはしたくないよなな、

靴の出来上がりをピックアップすることに決めたK玉です。

← よりによってこんな天候での初おろしだけは避けたいですよね。






本日の仕立て上がり~靴編。


K様  LAST 2091 イルチア社 <Italy> JASPER 


イタリアンカーフのシンボル的な存在、イルチアのジャスパー。

ガラスのような光沢感が特徴の気持ちオシャレな革でございます。

かしこまらずに履けるセミブローグ、この中庸さが持ち味なな一足です。

こだわりは踵付近まで伸ばしたロングな切り返し、

アメリカ靴を意識しつつスマートなドレス・カントリー、傑作です。

これはありそうでない通好みといえましょう。

お待たせしました。












S様  LAST 2021 C・F・ステッド <England> ミディアムブラウンスウェード


世界中にファンを持つチャールズ・F・ステッドのクォーターブローグ。

親子穴の並びがクラシカルな印象でしょうか。

とにかく美しいスウェードです、間違いない。

あえてバックスティは付けずに控えめな装飾、

ジャケットスタイル始め、様々なスタイルに合わせやすい一足です。

さっそく送りますです。












M様  LAST 3001 ウィンハイマー社 <Germany> ボックスカーフ


カールフロイデンベルグより伝統的な革作りを引継ぎ、

2003年に創業したタンナーです。

使い込む程に落ち着いたツヤと馴染みが出てくるヤツです。

気持ちロングノーズなラストが重厚なフルブローグを

都会的なドレスシューズに昇華させている。

ライナーのネイビーもいい雰囲気、狙い通りの仕立て上がり。

お待たせしました。













W様  LAST 賄いラスト、通称808風 アノネイ社 ボカローカーフ


高い汎用性が一番の魅力、チャカブーツ、弊店賄いラストでオーダーです。

赤みの少ないミディアムブラウンチョイスも一年中OKかと思われる。

当然ソールはビブラム社のスタッズソール、いわゆるラバーソールで全天候型、

とはいえ初おろしは今日だけは避けたいところですよね。

お待たせしました。














おまけ: 天候に相応しいボス&K玉。


二人とも完全に本日の春の嵐を考慮した足元です。

ほぼ台風仕様!

弊店ボスは兄弟店カデットでオーダーのレザースニーカー。

スコッチグレインの素材感がいい味出しでしょうか。

素足に見えるゴーストソックスの威力発揮でホシ三つでございます。







片やK玉、シュリンクレザーのダービーをやはりゴーストソックスで素足風、

濡れても平気、ダブルソールでラバーソールにストームウェルトと完全武装でございます。

が、しか~し、ジーンズのまくりが一巻き足りない、ホシ二つです、合掌!








以上、本日の仕立て上がり~靴編。

ご紹介出来てないお客様、申し訳ございません。

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。