オーダー頂いたお客様の仕立て上がりを
適度に適当に写真に収めるていて感じるんだけど、
「時代感」っていう言葉がK玉の気分にピッタリなんだけど、
最旬だとか流行りだとかとちょっと違って、
時代の雰囲気を上手く拾っているものが正直カッコいいっていうか、
普遍の定番もサイズ感が変われば妙に気になるわけで、
トラッドな懐かしいモノが急浮上してきたり、
クラシックな柄がやたら新鮮に見えてきたりと、
そこには時代の空気を上手く拾う感覚、
「時代感」を一足しが求められていることじゃないかと思うK玉ですが、
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
先程も語ったように、最旬、流行り、トレンドといった
ちょっと尖った上から目線の言葉ではなく、
去年とちょっと違うくらいのゆるりとしたスピードの変化なんだけど、
確かにどこかが違うくらいの、気づく人は気付くし、
気づかない人は気付かない感覚、感性がどうも大事なんじゃないかと、
お客様の仕立て上がりを拝見していると感じる「時代感」。
いい仕立てにちょっと時代感を織り交ぜるだけでいいんだけど。。。
← 別に明治の頃の建物ですっていう古きよき時代感ではないので悪しからず。
おまけ: 本日の仕立て上がり。
長崎のS様 C・BARBERA <Italy> S120’S
何度もご紹介しておりますカルロ・バルベラ、
1950年創業のイタリアはビエラの雄と思っております、
弊店お気に入りのミルでございます。
昔ながらのネイビーのウインドペンではございますが、鮮度抜群な時代感。
かすれたようなチョークの格子具合がこれまた格別のオーラを放つ出来上がり。
パンツの仕様にクラシックなベルトレス、脇美錠、長い持ち出しと
ここにもK玉のいう時代感取り入れての一着。
さっそく送りますです。
北九州のM様 LORO・PIANA <Italy> S120’S
こちらも弊店オリジナルバンチよりお選びいただいた、ロロ・ピアーナ、
何度もっていうかご紹介率、カノニコと争う頻度でしょうか。
ワントーン明るいインクブルーのストライプスーツ。
ここにも時代感、ワントーン明るい青がキーワードでございます。
シャープで都会的な印象と一枚芯の軽い着心地を併せ持つ一着。
お待たせしました。
G様 SAVILE CLIFFORD <England> W100% 250g
生地の聖地ハダースフィールドに居を構えるサヴィルクリフォード、K玉も大好物です。
秀逸な生地をナノフィニッシュと撥水加工を施した気持ちハイテク素材です。
基本の千鳥格子にウインドペンと柄×柄で粋な仕立て上がり、これも時代感。
さらには色目、実はネイビー×ホワイトと夏に映えるマリーンカラー。
ついでにジャケット使いを考慮してネイビーパンツをプラスと
今年の夏をヘビーローテーションでございます。
お待たせしました。
M様 REDA <Italy> ICESENSE W100%
低温効果を取り入れたレダ社のアイスセンス、ハイテク素材でございます。
濃色でも体感温度が下がれば夏もOK、3シーズンいける便利なヤツ。
ここに絶対欠かせないネイビージャケットが出来上がりました。
一枚芯、雨降らしな袖付け、パッチポケット、ダブルステッチと
オン・オフいける気回しの効く仕様の新定番、ここが時代感。
コードレーンのパンツと合わせて鉄板な紺ジャケスタイルの完成です。
お待たせしました。
熊本のK様 LAST 2021 OEHLER <Germany> カーフスウェード
スウェードチャカブーツと比べてもその汎用性の高さは遜色のないかと思われます。
ブラウンスウェードのモンクストラップ。
今回は色気のあるノーズの長いタイプではなくオーソドックスにこだわったK様。
ストラップも主張なく、当然金具も程よい大きさのモノをチョイスではありますが、
シルバーを選んでいるところが時代感。
シンプルなデザインだけに革の良さも大事なところでしょうか。
お待たせしました。
M様 LAST 3001 アノネイ社 ボカローカーフ
気持ちロングノーズなラストでドレス靴の基本ストレートチップ。
王道っていうよりも王様ですな。
とりあえず、スタイリッシュなラストにネイビ―をチョイスとここが時代感。
室内ではネイビーと気付かないくらいの色目、エレガントの極み。
気持ちデザインも変化球と細部にもこだわった一足。
お待たせしました。
以上、本日の仕立て上がり。
いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。