2014/03/16

衣替え

もう春はすぐそこまで、気持ちのよい天気でございます。

大名界隈は昨日に比べ二倍、おそらくそれ以上は人手が多いように感じますです。

こんな日はK玉的にはお散歩日和、

小春日和なんて間違って使う人がいても、

こんなに気持ちのよい天気ゆえ、使いたくなるのも道理、

軽く流してあげようかと思う今日この頃、

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

← 小春日和は11月頃の春のような暖かい日に使う季語ですよね?





K玉のいつもの散歩道の木蓮~



そんな感じで本日から洋服屋としてはきもち遅すぎな衣替え、

それなりのご老体ゆえ、まだまだ昨日までは寒かったんです。

一応トレンチコートなんかを羽織れば、

通勤時での朝晩の冷え込みでも不自由なしの陽気、

ようやく春夏シーズンに衣替わって、

お客様にも堂々とおすすめできる体制を整えたわけだ。





本日の玄関先の花も春らしい感じでございました。




そんな感じで弊店もそれなりに賑わっていることもあり、

接客の合間にさらりとブログの更新です。

本日も今のところではございますが、M様、K様、Y様、O様と

ビッグオーダーいただき、誠にありがとうございます。

それではこのへんでチャオス☆ !






おまけ: 本日も仕立て上がり。






東京のF様  C・BARBERA <Italy> W100%


弊店オリジナルバンチよりお選びいただいたカルロ・バルベラの

枯れたインクブルーシャドーストライプ、

昔の低速織機で織られたような甘さが残る風合いとでも申しましょうか、

わずかに霜降りな表情がたまりません。

この生地もある意味ヴィンテージ調でございます。

冬以外のシーズンを楽しめるヘビーローテーション、

2パンツスーツでオーダーいただきました、大正解ですね。

1950年創業の名門ならではの伝統的手法を感じる仕立て上がり、

人の身体の曲線に沿った丸みや膨らみを感じるのはK玉だけじゃないよな。

さっそく送りますです。












N様  LANIFICIO DI PRAY <Italy> W100%


枯れたネイビーのシェファードチェックにオーバーぺーンと

紺ジャケから着替えるだけで鮮度アップの仕立て上がりです。

弊店オリジナルバンチよりお選びいただいた控え目な柄感、

上品かつさり気ない佇まいを醸し出す一着でしょうか。

上胸一枚芯の最軽量の仕様でもって楽々な着心地、

ミディアムとライトのグレーのパンツを合わせて

ネクストネイビーの完成です。

お待たせしました。














S様  JOHN・FOSTER <England> W100%


S様、別にオーダー好きなマニアなわけではございませんが、

いわゆる達人のオーダーです、合掌。

クラシックなディテールを満載、

脇美錠、ベルトレス、長い持ち出し、インの2プリーツ、Vスリット、

他にもいくつか特徴はございますが、

いいパンツのポイントは工程の数だけあるわけだ。

膝から下はすっきりと細く、腰まわりから渡り幅に運動量をもたせた

クラシックでいてモダンな仕立て上がりです。

お待たせしました。












H様  3枚口


オーダーいただいたゼニアのライトグレーのピンストライプスーツに先駆けて

合わせて作ったシャツが出来上がってきました、完璧です。

カリビアンコットンの白、サテンストライプ、ドビー織りのストライプと

昨年オーダーいただいたインクブルーのスーツとも相性抜群、

狙い通りの仕立て上がりです。

身長180センチを優に越すH様は剣先9.5センチの

もっとも衿の大きなワイドスプレッドカラーをチョイス、

バランスは大事ですよね。

お待たせしました。




カリビアンコットン 120/2G×120/2G Co100%

シルキーなツイル

DOMESTIC 100/2×100/2 Co100%

コンパクトコットンを使用したサテンストライプ

カリビアンコットン 100/2G×100/2G Co100%

ドビーのおうとつ感がいい感じです。






H様  カリビアンコットン 120/2G×120/2G Co100%


ダークスーツの中でもっともフォーマルとされるのがチャコールグレーの無地、

欧米ではエスタブリッシュの象徴なんだそうです。

今季オーダーいただいたゼニアのチャコールグレー、

クールエフェクトのスーツに合わせて

白のダブルカフのスプレッドカラーと昼間の略礼服の一部の完成です。

月末に開催予定の会社関係の公式な行事に合わせてのオーダー、

スーツの出来上がりはしばし待たれよでございます。













大分のI様  LAST 2091 ブラウンスウェード


きもちロングノーズなモダンなラストでスウェードのパンチドキャップ、

スウェードが汎用性に欠けると思っている御仁は退場です。

控え目なメダリオンでもって都会的な印象に出来上がった。

トウ裏の減りを守るヴィンテージスティールを装着、

コバも思いっきり削り、よりドレッシーな印象の一足です。

くるぶしを5ミリ下げてあたりを調整、

ほんのわずかにカントリーテイストが今の気分、

ドレスからドレスダウンと様々なシーンに重宝なのは間違いない。

さっそく送りますです。












以上、本日の仕立て上がり。

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。