ここ大名の町もいつもの賑わいはなく、人通りも少ない静かな佇まいだ。
そんなわけで弊店、路面店ゆえ天候に左右されることも事実、
もちろん天候のせいにしては何も始まらないっていうか、何も生まれない。
わかっちゃいるけど、猛暑に続き雨とくればご来店も少ない。
気持ち冷房がさらにひんやり、静かな日曜の午後を過ごしているK玉ですが、
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
← ヒマな御仁は遊びに来てください!!!
← 例年この時期が閑散期なのは想定内、お盆までには新着入荷もあり、楽しみ。
そんな感じで気持ちヒマなんで出来上がりを片っ端からご紹介です。
日頃すべてご紹介出来てない出来上がりを、本日はドーンとすべてご紹介です。
← ホント、ヒマなんだな。(苦笑)
K様 フォーマル一式
一年を通して着用出来るフォーマル用の黒のモヘアバラシャの仕立て上がり。
カノニコのウール71%、キッドモヘア29%、310gのさらっとした手触りで、
季節感が少ない光沢のあるフォーマル素材。
国家式典に望むくらいのモーニングコートやホワイトタイのドレスコードがある
夜のパーティ以外は全てカバー出来る一式です。
モーニングコートを簡略化したようなシルエットのディレクターズスーツにもなるように
縞柄のコールパンツとシルバーグレーのベストもオーダーいただきました。
1釦の拝み釦を共地でくるみ、シングルピークド、ノーベント、フラップも潔くはずし、
パンツも脇美錠のベルトレススタイルとクラシックなフォルムで
正礼装以外のあらゆる着る場所、あるいは場面の格に対応できる正統派、
プラスアルファのお洒落心で差を付ける一式の完成です。
K玉もそろそろ一着、納得のフォーマルを用意しないとなと、
改めて思わせる仕立て上がりでございました。
お待たせしました。
和歌山のM様 チャールズ・F・ステッド <England> ブラウンスウェード
まかない飯ならぬまかないラストのぽってり木型で
かしこまる必要のないプレーントウの出来上がりです。
世界中にファンをもつチャールズ・F・ステッドの美しいスウェードでオーダー、
全天候型のビブラム社のスタッズソールを搭載、
ウエルトも踵周りまでまわるダブルウエルトとよりカジュアルにも相性よしな
プレーントウの王道をいく靴の完成です。
あえて外羽根でなく内羽根チョイスがM様流の上品仕様でしょうか。
さっそく送りますです。
S様 LAST 2071 アノネイ社 ボカローカーフ
外羽根か内羽根かは個性を左右する大きな要素。
アノネイ社のダークブラウンカーフでパンチドキャップトウダービーの出来上がりです。
外羽根にすることでよりスポーティな印象の一足。
こちらはリッジウェイソールで全天候型でございます。
汎用性の高いセミスクエアのラストとの相性も抜群ですね。
お待たせしました。
鹿児島のY様 カリビアンコットン 100/2G×100/2G Co100%
王道の白のツイルとロンストの出来上がり。
コスパに優れたカリビアンは人気者だな。
奇をてらわずスプレッドカラー、左右の袖丈の違いは採寸通り完璧です。
さっそく送りますです。
I様 カリビアンコットン 100/2G×100/2G Co100%
こちらも定番、サックスのハケ目をスプレッドカラーでオーダーです。
刷毛で掃いたような気持ち涼しげな表情が売りのシャツ生地。
見る度に美しい衿のロールだなと、改めて思った一枚。
お待たせしました。
Y様 カリビアンコットン 100/2G×100/2G Co100%
サックスのロンドンストライプをスプレッドカラーでと、
やはり王道な定番の出来上がりでございます。
Y様のこだわりは衿の芯地、ガチガチのスーパーハードがお好み。
衿の形状も大事なんだけど、シワひとつないパリッとした
ジェントルマンに相応しい英国スタイルの品格がお好きなんだな、きっと。。。
靴の出来上がり、しばし待たれよです。
I様 CANCLINI <Italy> 170/2×170/2 Co100%
1925年、イタリアのコモ地方で創業のカンクリーニ。
世界中のセレブなブランドで取り扱われている高級素材が得意なメーカーです。
今回は中でも170双糸と超絶なヤツをチョイスいただきました。
いやはや、まずは素材ってことですよね。
弊店での採寸と縫いのレベル、素材へのこだわりで三位一体の仕立て上がり。
これは別格でしょうか。
お待たせしました。
S様 カリビアンコットン 100/2G×100/2G Co100%
ロイヤルオックスフォードのカッタウェーカラーの出来上がり。
スプレッドカラーやこのカッタウェーカラーはほんとエレガントな衿型だと思う。
一般的なレギュラーカラーはフォーマルなんだけど、目立たないっていうか
短い首を長く見せる効用しか感じないK玉です。
カジュアルなショートポイントやソフトな芯地のレギュラーカラーは好きですが。。。
弊店ではレギュラーカラーってホント注文が入らないっていうか、
おすすめしてないからでしょうね。
お待たせしました。
飯塚のN様 カリビアンコットン 120/2G×120/2G Co100%
ピンクの大柄へリンボーンをスプレッドカラーでオーダーです。
同僚の結婚式に着ていくのが目的、これくらいの淡いピンクなら問題ないでしょう。
ダークスーツに喜びの気持ちを込めての披露宴ですね。
お待たせしました。
イタリアを代表する生地メーカー、カンクリーニのロイヤルオックスフォードで
王道なスプレッドカラー、ダブルカフとフォーマルな仕立て上がりでございます。
このシャツには高瀬よりも白蝶貝の釦が映える、間違いない。
最後にお好みのカフスで華を添えてください。
お待たせしました。
Y様 BRIXIA <Italy> Cotton100%
風になびくよななナポリ風カッタウェーカラーを人気のチェック柄でご注文いただいた。
週末に限らずオン・オフいけるチェック柄、オンならトーンコーデでキマリです。
つまりはネイビーソリッドタイが一番似合う一枚。
いや~K玉も大好物な生地です、旬ですよね。
お待たせしました。
W様 DOMESTIC Co100%
チャコールグレーのニット素材、スムースなんて呼ばれるつるりとしたヤツです。
カノコのシャツはすでに定番といえるんだけど、
このスムースはある意味エロいお遊びのシャツ。
きもちモードな雰囲気の出来上がりでございます。
バーカウンターを守るW様ならではの一枚。
お待たせしました。
熊本のY様 DOMESTIC Linen100%
リネン100%、ブルーの白抜きのストライプ、カッタウェーカラーとくれば
弊店でも最旬なシャツといえよう、間違いない。
別に世間の流行の話ではない、
弊店の中でこの猛暑に負けないほど熱いシャツというわけだ。
いい味だしだよな。
さっそく送りますです。
同じくY様 DOMESTIC Linen100%
こちらはギンガムチェックのリネンシャツ、イカシテマス。
洗いざらしの長袖を袖まくりにショートパンツって組み合わせで
週末を楽しんでくださいなな出来上がりとでも申しましょうか。
いや~使えるヤツですよね、K玉も欲しいです。
一緒に送りますです。
N様 DOMESTIC Linen100%
サックスの白抜きストライプ、爽やかなシャツの完成です。
出来ればリゾートで着たい、出来れば少しは日焼けしておきたい、
そんな夏に相応しい出来上がり。
とはいえ、普通にネイビージャケットに合わせてもいいですよね。
お待たせしました。
M様 BRIXIA <Italy> Linen100%
クールビズ用にオーダーいただいたリネンのカッタウェーカラー。
仕事で使うからと透け感をさけ、濃いほうのブルーをチョイスです。
仕事での透けはご法度ですよね。
これくらいのブルーなら素肌にさらりと羽織れますよね。
お待たせしました。
以上、ここ数日の全ての仕立て上がり。
いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。