2013/08/16

絶滅危惧種?

「オイルスパン」と聞いてピンとくる御仁がいるとしたら

相当な通っていうかスーツや生地に造詣の深いプロ顔負けどころか

K玉以上の知識をもっているお方なんだろうなと想像できる。

それくらいにオイルスパンって生地が絶滅危惧種?並みに手に入らない

貴重な生地であることを物語っているわけだ。

手間がかかりコストに見合わないことから、

現在では生産中止になっている生地、

つまりはデッドストックな貴重な存在、オイルスパンは

1883年、生地の聖地ハダスフィールドで創業の名門ミル、

テーラー&ロッジの名作なんだそうだ、

と、弊店のボスから教えてもらったK玉ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

← 英国式の紡績機をオイルスピニングマシーンといい、

それで紡がれた糸を使った生地をオイルスパンと呼ぶそうです、勉強になります。




ネイビーのバーズアイ





そんな感じで旧式の低速シャトル織機を使用して織り上げられた強撚糸は

ゆっくりと織り上げられることから、生地にボリューム感を与え、

伸縮性に富んだシワになりにくい生地となるそうだ。

現在の高速織機と比べて、いい意味で強いテンションがかかってない生地、

正確には糸自体は強撚されているが、生地自体はふっくらとした凹凸のある表情で、

多くのファンに愛されてきた生地というわけだ。




ネイビーのチョークストライプ





そんなお宝生地のネイビーのバーズアイとチョークストライプが

弊店に入荷しましたってことです。

どちらも着分の生地ゆえ、早い者勝ちでございます。

正統派のスーツを仕立てるのに相応しい王道クラシック柄。

男の毅然たる表情をこのネイビー生地が際立たせてくれること請け合いです。

ホント、煽るわけではございませんが、ご興味のある御仁は駆け込んでください。

それではこのへんでチャオス☆ !