極端な雷雨、局所的な集中豪雨は願い下げたい十分な警戒が必要なこの週末、
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
そんな最中の本日の入荷は1910年創業のイタリア生地を代表する
世界最高峰ブランドの一つ、エルメネジルド・ゼニア社のコレクション。
お値段高めなのはK玉的には気に入らないところではございますが、
最高級のテキスタイルなのは間違いない。
← 弊店ではゼニアブランドの製品よりは随分お安くご提供できます。
そのコレクションの中にアンテプリマなる大型の豪華本のような一冊があり、
その年のコレクションの中から抜粋したと思われる特集となっている。
アンテはイタリア語で~の前って意味。
プリマはプリマドンナでお馴染みの第一のとか、初めという意味。
「初めの前」って、うみゅ?って感じではございますが、
トロフェオ、トラベラー等、それぞれのバンチを見る前に、これ見といてよ!的な、
いわば今年のおすすめって思っていれば間違いないかと思われます。
ジャケットに関しては一昨日と同様、
グリーンやボルドーを挿し色としたチェック柄、
ベージュや枯れたブラウン、グレー、ワントーン明るいネイビー
なんて色がチョイスされている模様。
まあ~同じ人間っていうかK玉目線でみていることも
影響しているかと思われますが、悪しからず。
スーツ生地もチェックのバリエーションは例年以上の豊作、
海外、特にヨーロッパでは火が付いているってことですかね?
ストライプの挿し色も同じくエレガントな方向へと向かっているかと思われます。
一応、流行を追うわけではなく、流れを知っていれば
取り入れるべきもの、取り入れないもの、
弊店のスタイルに相応しいか、そうでないのかを判断するよい材料としても
役立つインポートのバンチ群。
とりあえず、これで六割五分の入荷と相成りました。
あれもこれも作ってみたいと妄想中、
限られた予算なのは置いといて、しばし妄想中のK玉でした。
それではこのへんでチャオス☆ !
おまけ: 本日は仕立て上がり。
H様 REID&TAILOR <Scotland> W100%
1839年創業のリード&テイラー、スコットランドの老舗ミル、名門です。
一言で言うと通好み、枯れたブラウンのオルタネイトストライプ、
弊店オリジナルバンチよりお選びいただいたデッドストック生地でございます。
光によってはグレーにも見える控え目加減が素晴らしいわけだ。
ありそうでないH様だけの着分、出来上がりました。
H様 SAVILLE・CLIFFORD <England> W100%
現在ではスキャバル傘下のサヴィル・クリフォード、1930年創業のミル。
最新のハイテク技術を駆使してのナチュラルストレッチ&撥水機能を備えた
それなりの重厚感の感じられる生地。
ネイビーチェック、なんとも趣味のよい選択、
こちらも控え目なチェック柄ゆえ、
ビジネス使いに遠慮はいらない仕立て上がり。
大見返しの軽快な仕様とツヤを抑えたホーンの釦が
見事にはまっております、完璧だよな。
まだまだ着用OK,10月末まで着倒してください。
お待たせしました。
熊本のM様 CANONICO <Italy> S110’S
我が国のブラックスーツは礼服として完全に定着している。
本来なら、昼の格、夜の格から
正、準、略と毅然とした格があるんだけど、
とりあえず、時間や慶弔に別なく着られる便利さを考えると
まずはオーソドックスなブラックスーツという選択になるわけだ。
M様もいつ必要になるかわからないからと、
今回のオーダーに踏み切っていただいた。
弊店オリジナルバンチより、カノニコのスーパー110’Sをチョイス。
備えあれば憂いなし、です。
さっそく送りますです。
以上、本日の仕立て上がり。
いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。