どなたのクローゼットにも1~2着は掛かってないとおかしい代物だと思っているK玉ですが、
異議のあるお方はいらっしゃいませんか?
っていうくらい、タイムレスなヤツです。
もちろんそのフォルムやディテールに時代感はあるにしても、
ツイードという素材そのものには脈々とした伝統があり、
英国人によって親から子へとしっかり受け継がれてきたわけだ。
少々シワが入っていようが気にする必要はない。
素材自体が荒っぽいから泥臭くなるのもご愛嬌であろうか。
そこを着込んで身体に馴染ませていくと、
どこか洗練された感じがでてくるわけだ。
もちろん良くも悪くもそれを着る人のセンス次第なのだが。。。
そんな感じでこれぞ男の服、意識せずとも人を惹きつけるツイード素材。
同じ柄でもイタリアなんかではカシミアブレンドだったりと
光沢感と柔らかさが売りなんだけど、
耐久性のあるツイードは、自ら着倒して体にまとうように味を引き出す必要があり、
そんなところも男の服と言えるんじゃないかと思うわけだ。
ハリス&ルイス島で昔ながらの製法で熟練の職人が織り上げるハリスツイード。 肉厚で素朴な風合いが特徴の冬の定番です。 |
ガンクラブチェック! |
ウインドペン風チェック! |
オートミール&白黒タータンチェック! |
無地のグループ~全10色以上! モカ&ベージュ! |
インクブルー&グレー! |
ヘリンボーン~全10色以上! |
ヘリンボーン×ウインドペン! |
初めてツイードのジャケットに袖を通したのは20代中頃で、
当時は白黒のヘリンボーン柄かホームスパン柄しか存在しなかった
って言ったら語弊があるかもですが、それくらいしか見たこともなく、
たまに茶黒を見かけたりすると、他にも色々とあるんじゃないかと、
アパレルの内部事情などたいして知らなかったK玉としては悶々としたものだった。
その初のツイードジャケットにはホーン(水牛)の釦が付いていた記憶がある。
いつもドリルクロスのコットンパンツ(マッカーサーパンツなんて呼んでいた。)か
コーデュロイのパンツで合わせていた。
今より着丈はおそらく3~4センチは長く、肩パットもしっかりと入ったブリティッシュなライン。
およそ10年くらいは着た覚えがあるが、定かではない。
今それが手元に残っていたとしても、
いくら補正をかけて手直ししても、構造そのものが違いすぎて
とても着れた代物ではなかろうかと想像できるわけだ。
アイルランド北西部のドニゴール州 MAGEE ドニゴールツイード 太さにムラと節のある糸を使うため節(ネップ)が生地に点在しラフな雰囲気を醸し出すのだ。 |
ホームスパン~10色以上! カラーネップが効いている! |
ホームスパン~グレー&ブルー |
おすすめ白黒~いちごの赤などカラフルな色が点在する。 |
ヘリンボーン~10色以上! やはりカラーネップが特徴です。 |
ヘリンボーン~ブルー&グレー! |
以前とは明らかに違うっていうか、ちょっと迷うくらいのバリエーション。
けっこう豊富に取り揃えております。
荒地のアーシーなブラウン、牧草地のグリーン、
木いちごの赤、ツタを束ねたような金色等々
自然のもつ素朴な風合いを身につける時、
それは単に服を身につけるだけでなく、
イギリスやアイルランドの伝統を身につけることになる。
おまけ: ボス&K玉~万能なツイード!
そんな感じで本日、ボスはドニゴールの赤っていうかワイン色のツイードジャケットに
ロンストのシャツ、足元をスコッチグレインの型押しで締めくくっている。
ペイズリー柄のアスコットがポイントでホシ三つでしょうか。
片やK玉、王道の白黒ホームスパンのパンツとシェトランドのベスト、
気分はスコットランドのハイランド地方でスコッチを頂いている
なにもしないって意味での贅沢な時間を妄想してつつ、
足元は当然ブラウンスウェードのモンクストラップ。
どちらかというとアメトラ風ゆえホシ一つ半でしょうか、残念。
それではこのへんで、チャオス☆ !