K玉も学生の頃はよくシャツをズボンの中に入れなさいなんて叱られたものだ。
今では自分のガキどもに小言を言っている始末。
上の坊主はシャツは出す、パンツは腰ばきで引きずるように履く今どきのスタイル。
そこまで地面に引きずらんでもよかろうもんと一言。
下の子は本来のウエストの位置できっちりとベルトを締め、シャツもきちんと入れている。
正直いってダサいわけだ、しかも真面目で頑固ときている。
もっと腰の位置で緩く履いたらとアドバイスをするんだけど、言うことを聞かない。
どちらも困ったものである。
← 洋服屋的にもちょうど二人合わせて二で割ったくらいが理想のK玉ですが、
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
さて服装の乱れ、
今更教訓めいた学者さんのようなことも
PTAに精を出す保護者のようなことも言うつもりはない。
言うつもりはないんだけど、引きこもりや無気力の特効薬は
服装や態度を改めさせるのが、平凡に感じられるかもですが、
最良の方法であると何かの本に書いてあった。
← K玉的には身の回りの片付けが出来るようになれば、
多くのことを学べるんじゃないかと、
気付くことも沢山あるんじゃないかと思っております。
思っておりますが、上手く伝わっておりません。
実際はそんなに単純な問題ではないとは思うんだけど、
今時の教師のほんの一部なんだろうけど、
余りにもラフな服装や生徒に対する友達言葉なんかには違和感を覚えるK玉です。
← うちのガキどもの出来の悪さを学校や教職員にせいにするつもりは
全くないので、悪しからず。
まあ~そんな感じで、服装の乱れが心の乱れであることは間違いないんだろうけど、
ボロいっていうか、破れたジーンズがカッコよく見えたり、
わざわざ破れたデニムを高額で売っているブランドもあるわけで、
服装の乱れっていってもやはりここはバランス感を優先したいかもですね。
だらしなさ過ぎず、硬過ぎないサジ加減と申しましょうか、
社会人ともなればTPOを意識しないわけにはいかないわけで、
そのへんの感覚を教えていきたいと思うっていうか、
模範をしめすべきであろうかと思う今日この頃です。
← 偉そうに教えるとか、逆効果ですよね。(汗)
← むしろ子供から教わることのほうが多いかもなK玉です、恐縮です。
おまけ: 本日も仕立て上がり。
M様 LAST 3001 DOMESTIC
ナチュラルに落ちるチゼルトウ、さりげないスクエアなフォルムが持ち味のラスト。
主張しすぎない絶妙なシャープさとグラマラスが共存するわけだ。
ひと言で言えばエレガンス、ライニングのボルドーが効いている。
お待たせしました。
K様 LAST 2091 アノネイ社 ボカローカーフ
適度な色気と正統派のブラックが融合です。
洗練度を増した気持ちロングノーズなラストと相性ピッタリですよね。
嗜好性の高い意匠ではあるが、ここんとこ弊店でも人気が高いダブルモンク。
ウィンザー公も愛用したと聞いておりますです。
お待たせしました。
J様 CANCLINI <Italy> 90/2×90/2 Cotton100%
ロイヤルオックスフォードのグレーと通好みでしょうか。
ナポリ風カッタウェーカラー、風にそよぐ柔らかな襟が特徴です。
ジャケットのインにダークカラー、最近多しなオーダーです。
仕事でも使える御仁は是非、おすすめです。
お待たせしました。
Y様 DOMESTIC 40/1×40/1 Cotton100%
いわゆるチェックのネルシャツ、今年の気分と申しましょうか。
お休みの日に是非おすすめしたい一着。
Y様は仕事でもOKだそうです、ニットタイ合わせがいいよな。
実はK玉もスプレッドカラーでいきました、気に入っております。
お揃いで申し訳ないんだけど、やっぱりいいですよね。
お待たせしました。
J様 CANCLINI <Italy> 90/2×90/2 Cotton100%
こちらもダークカラーのカッタウェー、ネイビーをお選びいただいた。
黒じゃないところが大事かもです。
明るめのジャケットにあわせてのご注文、ボトムは白パンなんてのもありですよね。
お待たせしました。
以上、本日の仕立て上がり。
いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。