ベースになる基本色に対してアクセントとなる色を差し色という。
物足りなさを感じたら一点足しすればいいわけだ。
アイキャッチ的役割を果たす色ゆえメリハリを出せ、
暗くなりがちな秋冬の装いの中で
一点差すだけで劇的な効果を発揮してくれるわけだ。
差し色~今年はオレンジだと言われているそうだ。
○ルメスカラーっていうか、リッチな感じも出せそうですよね。
K玉的にはグリーンが断然気になる色だ。
ラベンダーからパープルも常に差し色として考えていいだろう。
ビビッドなブルーくらいならK玉でも手が出せそうだ。
とりあえず、あくまで差し色なわけだから、
基本色っていうかネイビー、グレー、ベージュ、ブラウン、ホワイト、ブラック
だけでは物足りない時にだけ一点差すわけだ。
全身差してしまうとどうも宗教絡みの人か
どこかのお国の民族衣装のように見えてしまうんででお気を付けください。
← 民族衣装を悪く言うつもりは全くないので悪しからず。
そんな感じで差し色に法則なんてあるのかどうかは知らないんだけど、
パープルなんかは高貴な印象をもたらせてくれる。
レモン色っていうかビビッドなイエローも新鮮な気がします。
グリーンにもいろんな色があるんで一概には言えないんだけど、
鮮やかなあるいはスモーキーな色目のグリーンなら十分に差し色でしょうが、
K玉好みのグリーンはドンズバなトラディショナルな緑なんで
差し色にはならないかもです。
とりあえず、何度も言うけどあくまで差し色。
物足りない御仁だけが使えばいいだけなんで
無理に差す必要はないんだよな。
K玉的にはオレンジ、ネクタイとソックスくらいが関の山かもです。
それではこのへんでチャオス☆ !
寝込むほどではありませんが、ガキどもに風邪をうつされた。 皆さんも風邪、流行っているようなんでお気を付けください。 |
おまけ: 本日も仕立て上がり。
O様 TALLIA DI DELFINO <Italy> Wool90% Ca10% 340g !
DOUBLE FACE !
ダブルフェイスとは二枚の布を貼り合わせた
リバーシブルでも使える生地のことである。
一枚だけ芯を差し込んだ軽快な仕様でのオーダー、
ダブルフェイスの本領発揮といったところである。
モカブラウンとライトグレーの組み合わせもいいよな。
お待たせしました。
S様 FINTES <Italy> S130’S 255g !
織りでストライプの表情を出した気持ちモダンな生地でしょうか。
潔くフラップを取っぱらいよりシャープな印象に仕立て上がった。
もちろんチェンジポケットもフラップなし、いい感じだっていうか好みです。
お待たせしました。
S様 E・ZEGNA <Italy> Wool100% !
バーズアイ(鳥目織り)、伝統的な柄、王道でございます。
シャークスキン同様、スーツの代表的な柄であり
コンフォートという言葉が似合う出来上がり。
世界を代表するミルの代表的なスーツ柄とど真ん中のストライクです。
お待たせしました。
以上、本日の仕立て上がり。
いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。