先日パンツのクリースがずれて二本入ったり、シャツのアイロンがけが
イマイチきれいに見えませんなんて相談を受けたこともあって、
あくまでK玉流っていうか自己流ではあるんだけど、
来る日も来る日も家でのアイロンがけを担当し、家族のアイロンに関わるモノは
一手に引き受けてきたこともあり、ちょっとした順番とコツを伝授してみようかと
思い立ったK玉ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
← 仕事柄、手馴れているとはいえ、これからの季節はちょっと辛いかもです。
まずはかける順番、小さい場所から大きい場所です。
つまりは、衿、ヨーク、カフスをかけてから、袖、前身頃、後ろ身頃の順番です。
この順番に霧吹きでしっかりと濡らしてからかけること。
ついでに袋状のパーツ、衿、ヨーク、カフスは上から押すようにかけるのが基本であり、
面積の多い袖、前身頃、後ろ身頃はちょっと引っ張りながら滑らせてかけると
上手くいきますです。
大事なのは押しがけと滑りがけの使い分けなのだ。
そんな感じでアイロンがけ、皆さんが一番苦労するのが目立つ部分の衿ではなかろうか。
とりあえず、衿先から中央に向かって押しがけすれば、ほぼ上手くいきます。
生地を引っ張りながらやると更に効果的でしょう。
← 衿はフラシ芯や仮接着芯なので、見た目のソフトで自然な表情が売りなんだけど、
洗濯を繰り返すことでよりシワになりやすくなる。
ドットール・ヴェラニエス フレグランスリネンスプレー! |
ついでにリネンフレグランスのご紹介。
K玉はGREEN FLOWERSを愛用しております。
ベッドリネンや洗い立て、アイロン後のシャツやハンカチに直接スプレーです。
一吹きするだけで洗練された香りが。。。
ARIA(空気) LAVANDA E TIMO(ラヴェンダー&タイム) AMBAR(アンバー) GINGER&LIME(ジンジャー&ライム) MAGNOLIA ORCHIDEA(マグノリア&ラン) ¥3990- |
とりあえずパンツは、縫い線を合わせきれいに整えてから、
最初にクリースをプレスすれば上手くいきます。
クリースをかけた後、全体のシワを伸ばす順番です。
腰まわりは内側にタオルを当てて外側からアイロンがけをします。
← ズボンプレッサーって、あまり役にたたないよな。
こんな感じでアイロンがけ、皺くちゃなスーツやよれたシャツは如何なものかと、
大事なモノであるならばなお更、自宅で出来るお手入れ~アイロン編!
パンツのクリースにアイロンかけるだけで、
シャツもクリーニング屋に任せたりしないで、
大事なモノを長持ちさせるK玉直伝のお手入れ方でした。
おまけ: 本日も仕立て上がり。
N様 Caccioppoli <Italy>
不規則な縮れを特徴としたシアサッカー、夏生地の定番です。
暖かいナポリで創業のカチョッポリの得意なジャンル。
一枚芯の軽快な仕様にシェルのボタンで夏を乗り切れとばかりな仕立て上がり。
爽やかの一言に尽きるよな。
お待たせしました。
W様 E・ZEGNA <Italy> TROFEO 600 Wool 85% Silk 15% !
トロフェオ600、軽量トレンドの一環としてシルクブレンドでの140グラム、5ozを達成です。
軽ければいいわけではないんだけど、このブラウンのギンガムチェック、いいですよね。
こちらも一枚芯仕立てにすることで、より軽快な着心地を楽しめる一着となった。
お待たせしました。
O様 Loro Piana <Italy> ZELANDER !
パンツ3本、クールビズ用です。
弊店オリジナルバンチよりお選びいただいた。
ダークブラウン、ライトグレー、インクブルーとどれも旬な色目でございます。
昨年までのグレーの濃淡一辺倒から、今年はブラウンとインクブルー急浮上です。
今年はこれで困ることのないO様です。
お待たせしました。
以上、本日の仕立て上がり。
いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。