K玉的には色目が素晴らしくおすすめさせていただいたつもりだったんだけど、
よくよく表示をみるとウール85% シルク15%の配分で織られた超軽量の190g
ゼニア社のトロフェオ600。
600とはシルクの番手のことで可能な限り細番手のファインシルクだそうだ。
ここで特筆すべきはウエイトですよね。
定番のトロフェオを進化させ190gの超軽量化を実現させたわけだ。
← 伝統を保ちながら新しいテクノロジーに挑戦し続けているわけだ。
そんな感じでひとまず、仕立て上がりのご紹介をしてみようかと思うK玉ですが、
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
K様 E・ZEGNA <Italy> TROFEO 600 !
ボルドーのバーズアイ、色気の漂う危ういヤツです。
K様はビジネスシーンにライトグレーのパンツをお選びになられた。
休日ともなれば、サンドベージュのパンツも引き立つであろう。
一見派手な印象もあるが、K玉的にはシックに感じますです。
赤みがかったブラウンのシェルボタンがベストマッチですよね。
シルクの上品な光沢、高級感溢れる素材感といいゼニア社の真骨頂であろうか。
お待たせしました。
さてさて、K玉もお客様も実は軽量であるがゆえにこの生地をおすすめしお選びになられた
わけじゃないのが、今日の話です。
ただ単に、先ほども言ったように、色目と素材の表情が気に入っただけなんだよな。
しかしながら、ウエイトを重視してバンチをペラペラめくってみると、各社頑張っていました。
E・ZEGNA TROFEO 600 |
E・ZEGNA TROFEO 600 |
LORO・PIANA LIGHTEST Wool(S150’S) 90% Silk 10% 175g |
必ずしも、軽量=着心地がよいわけでもなく構造的なことも重要で、
生地そのものの軽さだけでは軽快なジャケットにはならないということで、
軽量トレンドが生地にまで及んでいて、ちょっとびっくりってのが、本日のオチです。
一番大事なことは身体に吸い付くようにぴったりとフィットしていることなのだから。
← 副資材(芯地やパット、垂れ綿等)を極力使わずに身体にフィットさせる技術が、
ハンド、マシーンに関わらず、本当にいい軽快なスーツやジャケットの条件かと思われます。
おまけ: 本日はシングルモンクストラップシューズ!
ダークブラウンとブラックのモンクの出来上がりです。
少々遊びのあるブラウンのモンク。
対して寡黙でストイックな黒。
お好みで。。。
I様 LAST 2071 アノネイ
リッジウェーソール
M様 LAST 2071 アノネイ
レザーソール
キャップあり
以上、本日の仕立て上がり。
いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。