昔はよく聞いた話であり、今じゃかなり趣味的な感じなんだろうけど、
学校で使う雑巾ならＫ玉も縫ったことあるくらいだし、
裁縫の経験のある方なら、私も作ったことがあるだとか、
特に女性ならマフラー編んだことある方は多いんじゃないかと思われます。
が、しかーし、ネクタイを作ったことがある人はほとんどいないんじゃないかと
ふと、そんなことを思った今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか？
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| 春夏の弊店別注の生地サンプル～小紋！ |
そんな感じでネクタイの作り方、
かいこのまゆから繊維の女王と呼ばれる絹糸をまずは作るんだけど、
たぶん何十工程もの作業を伴うかと思われます。
例えば撚糸、糸をよって強度をつけたり、
間違いなく染色、１００種類以上の色に染め分けるはずだ。
そうして絹糸が出き上がり、ここからはデザインっていうか意匠作業。
コンピューターグラフィックを使ってでいいと思うんだけど、
縦糸と横糸の組み合わせで様々な柄を考案するわけだ。
弊店の別注サンプルがまさにこれってことですよね。
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| 春夏の弊店別注の生地サンプル～ストライプ！ |
そんでもって出来上がった絹糸を織機で織り上げていくことになる。
コンピューターに制御されたプログラム通りに織られていくんだろうけど、
その昔は職人さんの勘だけが頼りだった時代もあったことでしょう。
その織り上がった生地を熱処理だとか色々と整理してきれいにし、
型紙に合わせて裁断、裏地を取り付けてからの芯地を張り、
裏から閉じ合わせ、アイロン掛けてからのネーム付けやらカンヌキ留めと
一連の流れるような作業を機械の力と人の手仕事を組み合わせて
作られることになる。
← 仕事柄の見聞と想像で書いているだけなんで、
工程等間違っていたら悪しからず。
Ｋ玉的にはネクタイの締め方、よいネクタイの選び方、収納方法から
手入れの仕方、ネクタイの合わせ方は完璧にわかるんだけど、
ネクタイの作り方っていうか工場見学したことないんで
正直よく知りませんでしたという話でございます、残念。
とりあえず、この正体のよくわからないネクタイ、
機能的でもなんでもないネクタイが単なる装飾品ではなく、
社会的には非常に重要な意味を持っているということを
忘れないでいただきたいＫ玉です。
それではこのへんでチャオス☆ ！
おまけ： 本日も仕立て上がり。
Ｔ様 ＪＯＨＮ ＲＯＢＥＲＴＳＨＡＷ ＜Ｅｎｇｌａｎｄ＞ Ｃａｓｈｍｅｒｅ１００％ ４００ｇ
非常に肉厚で光沢感があるモンゴメリアン１００％のカシミアです。
繊維の王様と言われるカシミアの中ではコスパに優れてた生地、
ラグジュアリーな有名他社のカシミアに比べて引けを取ることはないと思われます。
５０年前より変わらぬ製法ってことで、天然あざみでの起毛加工と
自然な艶と風合いを引き出したこの生地でネイビージャケット、
Ｋ玉だけでなく誰もが一度は仕立ててみたい極上の仕立て上がり。
着回しが利きなお且つお洒落な究極のネイビージャケットの完成でしょうか。
お待たせしました。
Ｙ様 ＣＡＮＯＮＩＣＯ ＜Ｉｔａｌｙ＞ Ｗ１００％ ３４０ｇ
きもちくすんだネイビーのジャケット、ヴィンテージ調とでも申しましょうか、
手で紡いだような表情が親しみやすく温か味のある感じで
接客等のビジネスシーンにはピッタリ、
つまりはＹ様のお仕事には最適な仕立て上がりでございます。
軽快な一枚芯、大見返しの仕様に茶がかかったホーン釦とのコンビも
畏まり過ぎない雰囲気が上手くでておりますです。
とりあえず、ひと味違うネイビージャケットの完成です。
お待たせしました。
Ｗ様 ＯＲＭＥＺＺＡＮＯ ＜Ｉｔａｌｙ＞ Ｃｏｔｔｏｎ１００％
深みのあるモスグリーンの大柄へリンボーン、
弊店オリジナルバンチよりお選びいただいたコットン素材です。
秋冬のコットンといえばコーデュロイ始めしっかりとしたウエイトがあり
程よいヨレ感っていうかヴィンテージな風合いが旬な仕立て上がり。
スーツ以上に遊びが利きなお且つお洒落な感じでよね。
今回Ｗ様は旅行に着て行くジャケットとのご要望、
Ｋ玉的に知恵を絞ってのご提案、
メールのやり取りでオーダーいただいた一着です。
合わせるパンツは渋めのグレーのコーデュロイと
さり気なく大人の品格と洒落感を兼ね備えたジャケットスタイルかと思われます。
さっそく送りますです。
Ｔ様 二枚口 グリーンのホームスパンに合わせて～
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| ＢＲＩＸＩＡ ＜Ｉｔａｌｙ＞ Ｃｏ１００％ ギンガムチェックほどカジュアルな印象でもない 仕事で使えるチェックのドレスシャツ。 ここはペイズリーかウールのネクタイを合わせるのがカッコいい、 いわば英国調で攻めるのがよしなな出来上がり。 当然の如くスプレッドカラーです。 お待たせしました。 |
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| カリビアンコットン １００/２Ｇ×１００/２Ｇ Ｃｏ１００％ 淡いサックスのピンチェックをスプレッドカラーと グリーンのジャケットに映える仕立て上がり。 まあ～ほとんど無地といえる一枚、 タイやスーツは選ばないシャツとなる。 お待たせしました。 |
Ｋ様 カリビアンコットン １２０/２Ｇ×１２０/２Ｇ Ｃｏ１００％
大柄へリンボーンのカッタウェーカラーとこちらは新定番といえる出来上がり。
カリビアンコットンの１２０双糸はツヤと肌触りが最高です。
この柄もいわゆる英国調といえる大柄な杉綾、
やはりドレス仕様が似合う一枚。
コーデの難易度は低めでしょうか、こちらもタイやスーツは選ばないと思われます。
お待たせしました。
Ｕ様 カリビアンコットン １００/２Ｇ×１００/２Ｇ Ｃｏ１００％
定番中の定番生地、ポプリンでウイングカラー、ダブルカフと
ブラックフォーマルに合わせてのオーダーでございます。
ウイングカラーに結び下げのネクタイを合わせて
きもち華のある着こなしが狙いのＵ様です。
タキシードに着用ではないからとイカ胸ピンタックは潔く削除、
白蝶貝の薄めのボタンとコバステッチでよりフォーマルな印象と大正解なな出来上がり。
合わせてご注文いただいたシルバーのベストをプラスして
昼の格の略礼装の完成です。
お待たせしました。
Ｍ様 ＤＯＭＥＳＴＩＣ ４０/１×４０/１ Ｃｏ１００％
週末用のチェックシャツ、風になびくよななナポリ風カッタウェーカラー。
モノトーン配色のシックな甘すぎない大人チェックでございます。
Ｋ玉的には白パン合わせを真っ先に思い浮かべるコーデでしょうか。
ニット合わせのジャケパンスタイルで柄を抑えるのも着こなしのテクニック。
程よくリラックス、よい週末をお迎えください。
お待たせしました。
以上、本日の仕立て上がり。
いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。
