程よくフィットしたサイズ感と素材の良し悪しっていうか、
つまりは着心地なんだけど、そこを一番大事にしているK玉としては
デザインだとかディテールはあまりこだわったことはない。
ただ、どうしてもターンダウンカラー(俗に言うレギュラーカラー)と
ポケットの付いたドレスシャツってのに抵抗があるだけだ。
← カジュアルなショートポイントのレギュラーは着ますが、
ここではドレスシャツにおいてってことなので悪しからず。
M様 カリビアンコットン 120/2G×120/2G Co100% コスパに優れた素材の良さとフィットしたサイズなのは 言うまでもない仕立て上がりです。 正統な襟元、スプレッドカラー&ダブルカフ! お待たせしました。 |
ターンダウンカラー、ある意味フォーマル過ぎてほとんど身につけたことがない、
お客様にもほんとのフォーマル以外ではおすすめしたこともない衿の形状。
なんだかかたっ苦しい感じがして苦手であり、
洋服屋的に言わせていただくと、ずばり、ダサいカラーなわけだ。
← 衿芯のソフトなロングポイントのレギュラーカラー、
紺とかこげ茶の濃色無地ならアリかもです。
そこからするとスプレッドカラー、この衿の形状は
剣先が両方向に切り離された(カッタウェー)状態で
とにかくエレガントに見えるK玉ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
← ネクタイの結び目がしっかりと見せられ、よく映えるかと思っております。
H様 カリビアンコットン 100/2G×100/2G Co100% ツヤ感と丈夫さを併せ持つロイヤルオックスフォード こちらもコスパに優れた上質な生地、 弊店も既製品で展開中の人気モノでございます、スプレッドカラー。 裏前立てのシャツが多いか中、王道な表前立てをチョイスのH様、 控え目なディテールへのこだわり。 お待たせしました。 |
ちなみにK玉のいうスプレッドカラーは実際は7~8種類はあり、
セミワイド、ワイドスプレッド、ホリゾンタルワイド、カッタウェー等を総称して
スプレッドカラーと呼び、衿の高低、長短、衿の開き加減でもって呼び分けているだけで、
微妙な違いは好みの問題かと思われます。
ただこのカラーの一群がK玉の好みだけでなく、
弊店のスーツやジャケットとよく馴染むっていうか、
無駄がなくすっきりとまとまるわけで、
そこが一番の理由なのは間違いないところあろう。
つまりは正統な襟元はスプレッドカラーのみと断言するK玉です。
A様 二枚口 スプレッドカラー 海外での仕事が多いA様は白のスプレッドカラーを中心とした組み立て。 Vゾーンの中でエレガントに身を潜める感じがA様流です。 スーツの仕立て上がり、しばしお待ちください。 |
カリビアンコットン120/2G×120/2G Co100% 大柄へリンボーン |
カリビアンコットン100/2G×100/2G Co100% ロイヤルオックスフォード |
他にもタブカラーだとかピンホールカラー、ラウンドカラーなんてのもありますが、
ターンダウンカラーと比較的近い理由であまり着ることはない。
正直申しまして気取りすぎっていうか、お洒落してますって印象を与えるからだ。
← タブカラー、初めてこのシャツを着たのはウィンザー公(エドワード8世)と言われている。
← 何故だかアメリカでよく見かけるっていうか人気?のカラー。
K玉自身は決して嫌いなカラーではないんだけど、
白無地でこの手のシャツを作ることはない、
クレリックにしたり小さ目のチェック柄、あるいはプリント柄なんてのなら
フォーマル感とカジュアル感が程よい塩梅で大好物である。
K様 3枚口 カッタウェーカラー 前回は同じ生地でスプレッドカラーを5枚オーダーいただき、 今回はカッタウェーカラーでございます。 まるで貴族のようなオーダーの仕方です。(笑) 靴の出来上がり、しばしお待ちください。 |
カリビアンコットン100/2G×100/2G Co100% ロイヤルオックスフォード 程よい素材と完璧なサイズを優先した仕立て上がり! 鉄板!!! |
カリビアンコットン100/2G×100/2G Co100% 濃い目のブルー、ロイヤルオックスフォード きもち派手なプリントのネクタイなんて合わせたい一枚! |
1センチに運針8ピッチのステッチはドレッシー 上質なシャツの証。 |
最後はボタンダウンカラー、ネクタイしてもしなくても素晴らしい衿なんだけど、
K玉的にはコットンやツイードのジャケットくらいにしか着ないっていうか、
スーツには着ないそんなスポーティなシャツ。
← 休みの日はよく着ておりますです。
衿のソフトなロールとボタン留めからくるカジュアルな印象ゆえ、
ドレスシャツとは言いにくいK玉です。
それではこのへんでチャオス☆ !
おまけ: 本日も仕立て上がり。
T様 TALLIA DI DELFINO <Italy> W75% Si25% 355g
またまたおすすめのジャケット+ベストの仕立て上がりでございます。
旬なメランジ調、ピンクのカラーネップが効いたホームスパン、
野趣あふれるはずの生地が洗練の極みといえる一着、
シルクの光沢感も効いております。
一枚芯の仕様で軽快な着心地に活躍の場を拡げる+ベスト、
控え目な同トーンのライトグレーパンツを合わせて見事なバランス、
大人のための上品カジュアル、ちょっとしたパーティなんてのにも良さそうですよね。
ベストの裏地もキレイに調和、いや~垢抜けております、K玉も脱帽です。
とりあえず、肩のこらないツイード調のジャケット+ベストの完成、
お待たせしました。
I様 CACCIOPPOLI <Italy> NEAPOLIS S130’S 260g
1920年、ナポリで創業のカチョッポリ。
ナポリならではの鮮やかで明るい色柄を得意とするマーチャント。
ネアポリスとは紀元前の話、イタリア南部のギリシャの植民地のこと、
つまりはナポリの前身、ザ・ナポリというわけだ。
これがうちのおすすめだという渾身のチョイスでしょうか、
そこのワントーン明るいネイビーのストライプ、
鮮やかなブルーが効いた高級感あふれる仕立て上がりです。
今回は結婚式にご出席が第一の目的のI様、完璧なチョイスですよね。
エレガントな表情を持つスーパー130’Sはしなやかの一言、
しかもオールシーズンいけそうな汎用性も併せ持つ一着、
お待たせしました。
いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。