2013/11/19

思いのほか

爽やかな秋晴れかと思いきやしとしとと秋雨、

移ろいやすい秋の気候を楽しむ前に一気に冬支度なな晩秋、

今年は過ごしやすい秋が一ヶ月くらいしかなかったんじゃないかと、

思いのほか短すぎたんじゃないかと、

吹いてくる風が爽やかから肌寒く感じる今日この頃、

虫の音が耳にとまり、稲が黄金に色づき、夜長な読書を貪り、

月や星を眺めたりなんてしてないかも?

秋の行楽もお預けなままのK玉ですが、

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

← もっとスローライフしたいK玉です。

← 本日よりコートと巻物着用のK玉、一気に冷え込んでまいりました。






野趣と気品を両立するスウェードチャッカブーツ!
ツイードとの相性は抜群!

ソール、リフトの木目のような薄色仕上げと、
エレガントな3穴、高さにもこだわっております。





そんな感じでコート&巻物のデビュー、

仕事柄、あまりほっこりとしたニットやダウンを

着るわけにもいかないものだから、

コートは必要以上にもっているかもですが、

今日のテーマは足元、冷え性対策ってわけでもないんだけど、

足元をすくわれないように、足元をみられないように、

準備万端、まずは足元を固めて仕事にかかるように、

短靴ではなくブーツを履いて足を地につける作戦、

原点はすべて英国にあるブーツのご提案です。





19世紀、ビクトリア女王のために考案されたのが起源というサイドゴアと
乗馬を由来とするジョッパーブーツ。

ファニー顔のカントリーなブローグブーツと
ストームをかましたスコッチグレインのチャカブーツ。

内羽根の7穴、スーツに似合うドレッシーなブーツ~レースアップも可と
土気を感じさせないスウェードチャカブーツ。






カジュアルとドレスの要素を絶妙に備えたブーツ群、

とりあえず仕事でも休日でもエレガントを忘れない御仁には

とても都合のよい足元なのはいうまでもない。

曇り時々雨なな今日この頃の福岡地方、

皆さんも風邪などお気を付けください。

それではこのへんでチャオス☆ !







おまけ: 本日も仕立て上がり~靴編。








M様  LAST 3201 アノネイ社 ベガノカーフ


ラフな地面もお任せのビブラム社のスタッズソールを

耐久性を高めてのダブルウエルトでダブルソール、

防水性も高めてのストームウエルトと野山を歩くには最適、

ヘビーデューティなんだけど間違いなくタウンユース、

きもちファニーなずんぐりとしたラストではございますが、

履くと何故かカッコいいカントリーテイスト満載な

外羽根のフルブローグの出来上がりです。

革は経年変化が楽しみなアノネイ社のベガノカーフ、

オレンジがかったブラウンは思った以上に合わせやすい色目でしょうか。

とにかく骨太が売り、タフで無骨ゆえ馴染ませるには時間が掛かる一足、

雨の日もがんがん履き倒してください。

K玉的には外鳩目のアイレットがどことなく好き。

お待たせしました。















I様  LAST 2071 アノネイ社 ボカルーカーフ


色気を強調した貴族的な靴、ダブルモンクストラップ、

弊店でもドレスシューズのスタンダードといえそうなくらい

勢いのある出来上がりのご紹介です。

全天候型のラバーソール仕様ながら

装飾としてのバックルの美しさとバランスのよさでもって

無骨でエレガントと両極を併せ持つ一足の完成です。

フィッティングには特にこだわるI様ゆえ、仮縫いを経てのジャストフィット、

申し分のない履き心地だそうです。

今回は大変お待たせしました。

















M様  LSAT 2091 デッドストックのスウェード


職人が秘蔵していたデッドストックのスウェード、

特別高価なわけでもなく、こんな感じの色目をと注文したら

渋々放出してくれたわけだ、ありがとうございます。

国籍不明なれど毛足短く滑らかなハイクオリティな革なのは間違いない。

高い汎用性が売り、この朴訥とした表情にレッドソール搭載と

高級なデザートブーツの完成です。

とりあえず、土臭さのない街に溶け込む上品チャカ、

洗練の極みといえる一足。

お待たせしました。














R様  LAST 3001 スコッチグレイン DBR


型押しの代表パターン、ダークブラウンのスコッチグレインで

ドレッシーな内羽根のブーツをオーダーです。

レースアップでもいいんだけど、ここはあえてシンプルな7穴、

石目模様の型押しをした牛革、スコットランドの穀物の模様からスコッチグレイン、

つまりはカントリーテイストあふれる素材なわけだ。

そこにあえてノーブルな雰囲気をかませたR様流ダンディズム、粋だよな。

英国貴族の血は流れてないとは思いますが、

ドレスとカジュアルの要素を兼備した一足の完成です。

お待たせしました。














以上、本日の仕立て上がり~靴編。

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。