2013/06/17

響かない話

本日PM2:00までにご来店いただいたお客様方、3名様、

パンツの補正出しや仕立て上がりの受け取り、

普通にお買い上げいただいたりとしたわけなんだけど、

皆さん上着着用でございました。





だからどうしたのK玉さん、暑けりゃ上着脱げばいいじゃないと、

クールビズなんだから気にしない気にしないとおっしゃりたいのは十分承知しておりますが、

ドレスシャツが正式には下着に分類されることを知っている弊店のお客様は

人と会うときや外出するときは上着着用の心得があり、

やせ我慢もダンディズムとばかりに断固として脱がないわけだ。

入店時にはもちろん微妙に汗ばんでおられたのは間違いない。

しかしながらK玉的には口にこそ出して言わないんだけど、感動モノ。

この志高き戦士たちがわれわれスーツ屋のバイタリティーとなるわけだ。

← もちろん会社的にスーパークールビズで致し方ない御仁がいらっしゃることも承知。





まあ~この話を聞いて心に響きましたなんていう人がほとんどいないのは、

先ほどから申しますように、十二分に承知しておりますが、

紳士のマナーとしては脱ぐわけにいかないのです。

汗をかくこともダンディズムのスパイスくらいに思っているK玉ですが、

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

← 下着で人と会うわけにはいかないよな。

← 現代ではシャツ=下着の認識は薄れてっていうか、ほぼないと思われます。





そんな感じで思わぬところで失礼なことしてしまわぬようにと

顎を引き気味にして姿勢よく歩きましょう、スパイスなる大汗かきながら。

それではこのへんでチャオス☆ !





おまけ: 本日も仕立て上がり。





熊本のK様  TALLIA DI DELFINO <Italy> Wool100%


マーチャントからの評価が高いタリアのジャケット素材。

大人の男を一番カッコよく見せるネイビージャケットの仕立て上がり。

この春夏もクールビズの影響もあってか、ジャケパン合わせのオーダーがやたら増える。

男のワードロープの中心にして気品ある装いのためには

欠かせない存在のネイビージャケット。

卓越した技術と上質素材で美しい一着が完成するわけだ。

さっそく送りますです。












T様  CANONICO <Italy> W100%


男の装いに多くの色は必要ないとばかりにネイビーの次はブラウン、

弊店オリジナルバンチよりお選びいただいたラスト一着分の生地。

高原で目にするような様々な色が散りばめられているのが隠し味な一着。

T様もクールビズ、グレーのパンツ濃淡で二本お買い上げいただき、

ジャケパン合わせを楽しみたいとのこと、間違いなしの選択。

とりあえず、夏だけじゃない、秋まで着倒す仕立て上がりでございます。

お待たせしました。












A様  JOHN・FOSTER <England> Mohair60% Wool40%


真夏でも気品のある装いを約束してくれるモヘアはアンゴラ山羊の毛のことであり、

その比率60%はハリとコシが半端ないというバリバリとした素材、

弊店オリジナルバンチよりお選びいただいた着分の美味しい生地でございます。

ウールと混紡することでより扱いやすくなるんだけど、

60%モヘアはホント通好みのエレガントなヤツ、

リッチな光沢感が売りの仕立て上がり。

お待たせしました。











H様  LORO・PIANA <Italy> W90% Si10%


繊維の女王と呼ばれるシルクをブレンドすることで

独特の優雅な光沢としなやかな手触りが特徴となる上品な夏素材、

弊店オリジナルバンチよりお選びいただいたロロ・ピアーナ。

気持ち青みのある枯れたブルーストライプは色感も旬な一着。

仕様も一枚芯の軽快な着心地とイメージ通りの仕立て上がりでしょうか。

お待たせしました。












以上、本日の仕立て上がり。

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。