2013/06/10

何派?

クールビズが始まって何年経つのだろうか?

7~8年くらいだと思うんだけど、クールビズスタイルという設定っていうか、

単に清潔感があり、だらしなく見えないようにすればいいだけのことなんで

クールビズ用って表現が実は全くもってピンとこないK玉ですが、

皆さんいかがお過ごしでしょうか?






白パン合せに濃色チョイスは如何でしょうか?
焦げ茶のカノコ、カッタウェー!






クールビズと騒がれて確か7~8年は経っていることもあり、

弊店のお客様にもそれなりに定着っていうか、

皆さんそれぞれお好みのスタイルがあるようだ。

特に統計をとったわけではないんだけど、

この季節の日頃の仕立て上がりを見てきた感覚では

ネクタイを締めるドレスシャツをただノーネクタイでって方が圧倒的で

およそ6割くらいであろうか。

完全にクールビズ用としてオーダー頂くのが3割、

残りの1割はお休み用のオフのシャツといった具合だ。

← 全くゼロってわけではないんだけど、半袖シャツのオーダーは春夏シーズン通して

たぶん15枚位だと思われます。









そんな感じで本日はシャツの仕立て上がりを、

別に派閥争いしてる訳じゃないんだけど、

グループ別で軽くご紹介してみることにしたK玉です。

まずはクールビズ御用達、弊店人気ナンバーワンは

カッタウェーカラー、本日K玉も焦げ茶のカノコ、カッタウェーでございます。

従来のカッタウェーとより襟越しの高いナポリ風って呼んでいるヤツと

2パターンあるんだけど、そのへんはひっくるめてのご紹介です、悪しからず。



U様  BEZANI <Italy> MAKO’70/2 Cotton100%


高品質の糸を使用したカノコ素材、光沢と発色の違いがひと目でわかる仕立て上がり。

U様はカッタウェー派、しかも最近はカノコ三昧のオーダーでございます。

通常のシャツ生地よりも気持ちフィットさせるのがカノコシャツを作る時のコツ。

お待たせしました。










Y様  DOMESTIC 60/1×60/1 Linen100%


ナポリ風カッタウェーカラー、風になびくよなな仕立て上がり。

リネンの白の清涼感といったら他に右に出るものなし。

見た目だけでなく着心地もしかり、ノータイで様になる代表選手でございます。

お待たせしました。








K様  TESTA <Italy> Li55% Co45%


イタリアを代表するシャツ生地のテスタ、秀逸です。

旬なロンドンテイストでカッタウェーカラーと

こちらも夏の日差しに映えるよなな仕立て上がり、爽やかの一言。

ボタン二つまではずしちゃいましょう!

さっそく送りますです。









続きまして王道のボタンダウン派、世間では一番人気と聞く。

ノータイでもなんの違和感がないクールビズの本命。

近頃では変に衿が二枚だったり何個付いてるのボタン?みたいな

明らかにクールビズだけを意識したヘンてこりんなシャツを見かけますが、

絶対に手を出してはいけません。

間違いなく大量生産のクオリティーの低いヤツです。

しかもセンスいいですね!なんて絶対に言われませんから~。

とりあえずボタンダウンシャツは王道なクラシックなフォルムに限ります。




Y様はボタンダウン派、3枚オーダーいただきました。









Y様  カリビアンコットン 100/2G×100/2G Cotton100%


白のロイヤルオックスフォード、通常のオックスとはツヤが違います。

ボタンダウンの本命素材、間違いない。

洗いざらしでもアイロン掛かっていても様になる一枚。





ピンクもカリビアンコットンのツイルでございます、艷ツヤな生地。

ライトグレーやインクブルーのパンツとの相性は抜群でしょうか!

お待たせしました。












こちらのやや細めのストライプもカリビアンコットン。

コスパの高い丈夫な生地、ツイルのロンスト。

何に合わせても大丈夫かと思われます。

この表前立てがクラシックなボタンダウンには必須、いい感じです。

とりあえず、ノーネクタイでだらしなく見えないシャツのナンバーワン。

お待たせしました。









ラストは弊店のハウススタイルとも言えるスプレッドカラー。

しっかりと芯地の入ったドレスシャツ。

特に説明は要らないですよね。








M様  BREMBANA <Italy> Cotton100%


ツヤのあるロイヤルオックスフォード、淡いサックスのスプレッドカラー。

定番中の定番、基本の基の字ゆえ、出来れば丈夫で上質な素材が望ましい。

で、その通りの生地をお選びいただきました、

特に華はございませんが、いい仕立て上がり。

お待たせしました。









同じくM様  カリビアンコットン 100/2G×100/2G Cotton100%


一つ前でご紹介のBDと同素材、衿が変わると雰囲気も変わる出来上がり。

よりロンドンティストと申しましょうか、紳士のチョイスでございます。

ツヤと丈夫さが売りの生地、これも新定番。

お待たせしました。









おまけ: さらに本日の仕立て上がり~ブラウンジャケット編。



O様  CANONICO <Italy> W100% 280g


ご存知カノニコの燻銀なブラウンのジャケット生地、

弊店オリジナルバンチよりお選びいただいたお得な着分の生地。

一枚芯の軽快な仕様で夏でも清々しい一着。

もちろん秋までヘビーローテーションと便利さも併せ持つ仕立て上がり。

ウールのライトグレーパンツとホワイトジーンズがあれば完璧です。

お待たせしました。











Y様  POLICARPO <Italy> W100%


数年前に廃業したポリカルポのデッドストック生地、

弊店オリジナルバンチよりお選びいただいた美味しい着分。

こちらも夏のブラウン、一枚芯の軽快な仕様、

裏地の差し色、レッドを利かせて遊び心満載。

とはいえあくまでビジネスユースでございます。

明るめのグレーパンツの濃淡合せでOKなな仕立て上がり。

お待たせしました。













以上、本日の仕立て上がり。

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。