端午の節句、子供の日。
特別何かいい思い出があるわけでもなく、
むしろ大人になってからのほうが例の笹で縛った餅、ちまき旨いよねって感じで、
宇治の老舗、中村藤吉本店で仕入れたほうじ茶を熱々でいただくのが恒例のK玉ですが、
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
← ほんのりとした甘味が枯れオヤジには心地よいわけだ。
← ついでに熱々のほうじ茶、温めの玉露よりも好きかもです。
K玉的には子供の頃の思い出として、
1970年くらいに学校給食で始まった三角食べを思い出す。
今ではたぶん行われていないと思われ、
ガキどもは飯、味噌汁、おかずの順番なんて気にすることなく
ひと皿ずつ平らげていくむしろコース料理的な食べ方で
サラダ、魚、肉、ご飯と味噌汁みたいな感じで食するわけだ。
K玉はどちらかというと三角食べ、ガキの頃からの習慣が染み込んでいて
おかず、飯、汁の順番でほぼ間違いなく食べている。
好き嫌いなくきちんと咀嚼して食べるのに、
三角食べが当時は採用されたんだろうけど、
現在では誰もそんなこと言わないってことは科学的にも栄養学的にも
完全否定とまでは言わないけれど、正しかったわけでもなさそうである。
そんな感じでコース料理、フレンチ、イタリアン、懐石、会席、中華と
好き嫌いがなければ気持ちお得なコース料理、
お客様始め、取引先様、家族、仲間内なんかを含めると
月一くらいはなんらかのコース料理をいただいている計算だ。
← 懐石と会席の違い知ってますか?
← お茶を美味しくいただく懐石、お酒を美味しくいただく会席だそうです。
K玉のような店を構えての仕事だと、お昼ご飯に割く時間が限られ、
社会人になってから早飯が推奨されるっていうか
食べるのが遅いヤツは仕事が出来ないくらいの言われようで過ごしてきたこともあり、
もの凄く食べるのが早い。
ついでに言うとお酒を飲むときはほとんどつまみがいらないっていうか、
お腹が一杯になるとお酒が飲めなくなるからあまり食べない。
ここでコース料理なんていただくときに困ったことが起きるわけだ。
別に同席の方とペースを合わせられないわけでもなく、
アペリティーボにスプマンテで乾杯、アンティパストを軽く頂きと、
会話とお酒と料理を楽しみつつ過ごすことくらいはできるんだけど、
何せ胃から脳へと信号が送られ、イタリアンでいうところのプリモあたりだとか
フレンチでいうところのポワソンくらいで一時間は経っており、
お腹が一杯、満腹信号が送られ、メインに達する前に入らなくなるわけだ。
前菜やスープ、パスタ、魚料理までは大丈夫なんだけど、
完全メインの肉あたりになるとピタリとお箸が止まるっていうか、
フォークとナイフを持てなくなるわけだ。
← 最初から子羊のローストとかウサギのホニャララとか
食べたいものをガッツリ食べるアラカルトがいいかもです。
とにかく、残念な習性っていうか習慣、貧乏暇なしで半世紀生きてきた証。
メインの後のチーズやドルチェは一口くらいはいけるんだけど、
いいお店や人気店に限って内容が濃いっていうか、ぶっちゃけ量も多く、
ありがたいことなんだけど、初老の酒飲みは後少しのところで撃沈してしまうわけだ。
日頃早食いをある意味デキるヤツくらいに思っていたんだけど、
どうも体のためにもしっかりと咀嚼してゆっくり楽しくお食事がよろしいようです。
とりあえず、コース料理においては学習能力が欠如しており、
お酒を控えめにするとか、共に出されるパンを出来るだけ食べないでおくなど
創意工夫の余地ありなんだけど。。。
時間を掛けて延々とみたいな海外では通用しそうにない
どうもアラカルトな体質っていうか、定食が一番似合うK玉でした。