2013/05/22

頑固オヤジの店

休みの日に一人前だけ昼飯を作るのは正直申しまして面倒くさい。

二人前以上ならっていうか、食べてくれる人がいれば作るのはアリなんだけど、

一人昼飯の時は外食に頼ってしまう。




そんな感じで男の昼ご飯といえばラーメンか蕎麦に尽きる。

K玉の住む北九州は八幡東エリアでは

車で5~10分でそこそこ旨い豚骨ラーメン屋が二軒、お気に入りの蕎麦屋も二軒あり

ついでにいうとそこそこ旨いチャンポン屋も一軒ある。

その日の気分でどこかしらのお店に行くことになるわけだ。

← 福岡や久留米のレベルの高い豚骨ラーメンはそれなりに食べてきているので

特別旨しとは思わないんだけど、北九州ではまあまあって感じです。




今回はラーメン屋の話。

一見どちらの店も気に入らなければ来なくていいよ的な頑固オヤジの店。

面構えも気合い十分、漫画に出てきそうな感じでございます。

その一軒の店では辛子高菜が置いてあるんだけど、

ラーメンには入れないでくださいと張り紙がある。

K玉的には最初は紅生姜、替え玉で辛子高菜と微妙に味を変えたいところなんだけど、

思いっきり張り紙がしてあるわけだ、お断りと!

おそらくスープに自信がありしっかりとうちのスープを味わって欲しい!

ってことなんだろうけど、辛子高菜がそこにあって入れるなというのは意味不明。

おそらく白飯の漬物的な意味合いなんだろうけど、

ラーメン如きでと言っては失礼かもしれませんが、

お金をだしてそこまで言われたくない気もするし、

お店のルールならそれはそれで致し方ないとも思うから、

白飯を頼んだ人だけに小皿で出せばいいんじゃないかと思ったりするわけだ。




店が客を選ぶ。

一見客お断り的な料亭も存在するわけで、

お金さえ払えば旨いものが食えるわけではないという、

あるいはお店の評判を落とさないようにと

お店がお客様を選ぶということはこの世の中、アリなんだろうかと

色々と考えてみたんだけど。。。



まず、その店に入るってことはお客様に選ばれているってことで、

一見様お断りでない以上、うちは客を選ぶなんてのは

筋違いじゃないかと思うK玉です。

辛子高菜の一件はその中でのお店のルールってことで、

うちは客を選ぶなんてのは勘違いもほどほどにと思ってしまうわけだ。





通常、弊店始めお店というものはお客様を待つという営業形態をとっている。

気に入らなければ来なくていいよ的な頑固オヤジを売りにするのもいいんだけど、

お客様は神様ですの基本姿勢は忘れないようにしなければと

改めて思ったK玉でした。





おまけ: 本日の仕立て上がり。





O様  L・MIANI <Italy> Co98% Pol2% 240g


ベージュのコットンスーツ、色目のみならず素材感でも軽快な仕立て上がり。

白シャツ×ニットタイ合せで王道なコーデから

ストライプやチェックシャツ×同系ソリッドでの脱コンサバコーデと応用の効く一着、

セパレートなジャケット使いも考慮して3パッチでダブルステッチと

初夏から秋口をヘビーローテーション、

洗いがかかったようなこなれた感がでれば完璧です。

お待たせしました。













O様  LANIFICIO DI TOLLEGNO <Italy> S120’S 210g


トニックな表情が涼しげなトレーニョのスーパー120’S、

コスパに関してはカノニコに引けを取らないミル、

軽量な夏生地のグレーストライプの出来上がりでございます。

上質な生地と仕立てに控え目な絶対の安心感と基本の一着。

春夏ではこのライトからミディアムなグレーが使い勝手がよろしいかと思われます。

とりあえず、基本なくして応用なしの仕立て上がり。

お待たせしました。













A様  WRINKLE FREE 80/2×80/2 Cotton100%


コットン100%ながら形態安定の便利なヤツ、衿型を微妙に変えつつ

仕事着としてご注文いただいたレディースシャツ。

BDからワンピースBD、ショートポイントのスプレッドカラーからラウンドカラーと

芯地はソフトにノーネクタイで日々の仕事にローテーションの四枚。

お待たせしました。










以上、本日の仕立て上がり。

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。