K玉的には木曜の昼下がりが語感としては一番気怠い印象なんだけど、
それはあくまでK玉の妄想、どうでもいい話なのでスルーってことで、
店もヒマなんでデザインサンプル兼サイズサンプルの靴でも磨きながら
お客様をお出迎えくらいに思って、せっせと靴の手入れをしてたんだけど、
十足目くらいで妙に熱くなり、おいらも更年期?と思いきや、
そういえば例年よりも随分早く梅雨入りって
なんだかニュースでやっていたよなと、ジメジメした季節の到来、
外をうかがうとやはり降り始めたご様子、ポツリ、ポツリ、傘をさした御婦人が急ぎ足だ。
雨自体は嫌いでもないんだけど、ジトジト、ジメジメの蒸し暑さっていうか高い湿度、
このお湿りだけはどうも好きになれないK玉ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
← 革や生地を保管するにあたり店内は程よく湿度管理はしております、悪しからず。
そんな感じでサンプル靴の手入れ、靴は生きた素材。
いつまでたっても履く人と一体化する生き物である、
とまでは大袈裟なこと言うつもりはないんだけど、
この中には十年選手のサンプル靴もあり、日頃の手入れの甲斐もあってか
十分に現役でございます。
実際問題、靴が古くなってからでは手入れしても遅すぎるわけで、
お肌同様に早いうちからの手入れが肝心なんだよな。
まあ、靴の手入れなんてのは焦りは禁物っていうか、
店ではビールなんて飲むわけにもいかないんだけど、
革にクリームが馴染む間、コーヒーでも飲みながら待つくらいの
余裕は欲しいところである。
クリームが馴染んだら後は布で磨き、ブラシで軽くしかも満遍なくブラッシング。
お好みでつま先を鏡面仕上げで終了。
そんな感じで程よくお客様のご来店、接客に集中でございます、チャオス☆ !
おまけ: 本日はボス&K玉。
淡いブラウンの千鳥格子にダークブラウンのパンツと
相変わらず茶色の魔術師、本日は濃いめのブルーのシャツがポイント。
同系ネイビーのペイズリーのネクタイで引き締めて、
大人のジャケパンスタイルの完成、ホシ三つでございます。
片やK玉、グレンチェックスーツを如何に粋に着こなすか、
稀代のウェルドレッサー、ウィンザー公に学べとばかりに
久しぶりにラウンドのピンホールカラーをクレリックで仕立てた変態シャツに
ターコイズ×ショッキングピンクの大柄ペイズリータイとさらに変態合わせ、
1930年代ならともかく、現代ではノスタルジックな産物でしょうか。
かろうじてブラウンのスウェードモンクだけが受け継がれてきた合わせ、
ホシ一つ半でございます、合掌。
こういう変わり衿のシャツは全くもってオススメはしておりませんが、
K玉は変わり者なんで放っておいて下さい。
正当な襟元はスプレッドカラーのみと心得よです。