2013/01/30

ならぬことはならぬ

歴史は勝者によって創られる?書かれる?

別にK玉が吐いた名言でもなんでもなく、

間違いなく古今東西、過去を振り返るとそうであろうか。

このような書き出しには若干意味があって久しぶりにドラマを継続してみている、

撮りだめてアイロンかけながらまとめてみている。



「八重の桜」







別に綾瀬はるかのファンでもなんでもないんだけど、

K玉的に思うところがあってっていうか、

まずは東日本大震災が発生したことを受け、東北復興を支援する内容であることと、

この時代は薩長始め西からの目線で見聞きすることが多い中、

幕府の仕事を真面目にすればするほど、嫌われ敬遠された会津藩、

その孤独な藩っていうか、東北から見た目線に興味があり会津魂注入しつつ、

また第一話のタイトル「ならぬことはならぬ」にやられたK玉ですが、

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

← 普段はドラマは継続して見ることはないんだけど、大河ドラマはたまにはまります。

 「坂の上の雲」 「龍馬伝」は全部みました。

← 第二話「やむにやまれる心」もいい感じのタイトルですよね。







「八重の桜」、八重はそれほど重要人物でもないかもですが、

幕末から明治を生きたジャンヌ・ダルクのような女性のドラマであり、

繰り返しで申し訳ないんだけど、東北からみた時代感に興味があり、

おそらく一年お世話になるドラマになりそうです。

葵の御紋を許されたご家門、不義に生きないことで逆賊扱いと

歴史の主役の反対側からをちょっとお勉強してみたいと思ったわけだ。

← 覚馬役の西島秀俊の体の作り込みを見て思わず腕立て伏せ20回しました。(汗)

← 八重の幼少期の子役の子、大物になりそうな予感。




そんな感じでどうでもいいようなのほほんとしたブログ更新してるところ、

どんと新着入荷でございます、弊店のS/Sコレクション。

よりによって明日棚卸しだというのに、

「ならぬことはならぬ」と入荷です。

「やむにやまれず」ブログを綴っているところ、「ならぬことはならぬ」と。。。

← このご時世、手書き集計のアナログな棚卸しです、弊店。(苦笑)

← やらねばならぬことなんだけど、正直言って面倒くさい、

そこに商品入荷とはさらに面倒くさい、ご勘弁!












そんな感じで事のほか忙しくなってきたんで、

本日の仕立て上がりのご紹介でチャオス☆です。




Y様  LORO・PIANA <Italy> Wool85% Ca10% Si5%
弊店オリジナルバンチよりお選びいただいたチェック柄のジャケット。
高級素材ってことだけではなく色柄感も旬!
一枚芯の軽快な仕様でオン・オフいける出来上がりです。
お待たせしました。




R様  MOON <England> Wool100%
伝統的な英国生地と言えばムーンです。
弊店オリジナルバンチよりお選びいただいたブラウンのホームスパン。
ダブルブレステッドとよりエレガントな仕様ながら
脇パッチポケット、ダブルステッチと程よく遊びも取り入れた通好みな仕立て上がり。
お待たせしました。




H様  MARTINSON’S <England> Wool100%
ワントーン明るいインクブルー、表情豊かな旬な生地です。
こちらも弊店オリジナルバンチよりお選びいただいた。
生地の聖地、ハダースフィールドならではの打ち込みのしっかりとした生地ゆえ
仕立て映えします、いい顔です。
お待たせしました。







以上、本日の仕立て上がり。

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。

2013/01/27

春の気配~インポートファブリック

弊店の兄弟店、CADETTOでは春物の新着がボチボチ入荷しており、

なんだか隣の芝生がやたら青く見えるみたいな、

あるいはビニールハウスで早生栽培かよ、いちごかよ!みたいな感じで、

わかっちゃいるんだけど気持ち羨ましい、うらめしやです。




そんな本日、朝から雪の舞う極寒の中での出勤、

冷え込んでおります、ヒートテック着用しております。

とはいえ店内は暖房、ヌクヌクしてはおりますが、

ヒマそうに見えてそうでもないっていうか、

松の内に御注文いただいたシャツが豊作っていうか大量入荷で50枚強、

あいかわらず検品に大わらわなK玉ですが、

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

← 何度も言うけど検品作業、手が抜けません。(汗)







そんな感じで検品作業も終わり、出来上がりのご連絡、

配送の手配などしてるところにメール便、

中を開けると春を予感させる新着シャツ生地が

フキノトウのように覗いているではありませんか!

これで弊店にも今年も春がやってくること確定みたいな感じで

気持ち穏やかな表情になったK玉です。

← とはいえホント本日、最強に寒いっす、ブルブル。



それではさっそく適度に適当に撮った写真をアップです。

新着インポートファブリックをご覧ください。




MONTI <Italy> Cotton100%
1911年創業のイタリアを代表するシャツ生地メーカー、モンティ。
天然素材にこだわり、その品質の良さと卓越した色彩に定評がある。
太鼓判です!


MONTI <Italy> Cotton100%
トリコロールなストライプ~春ですね。



MONTI <Italy> Cotton100%
淡いラベンダー
通気性のよさそうな表情がよしです!



ALBINI <Italy> Cotton100%
グレー×白のストライプ~通好みでしょうか!
1876年創業の老舗、アルビニ。
トーマス・メイソンも傘下に置く名実ともに世界最高峰のシャツ生地メーカーです。


ALBINI <Italy> Cotton100%
刺し子のような格子柄~これもトリコロール?
大好物です。




HONEGGER <Italy> Cotton100%
普通にブルーの無地、ポプリンです。
1875年創業の中堅メーカー。
CP値の高さに人気ありです。


T・MASON <Italy> Cotton100%
アルビニ傘下になったとはいえトーマス・メイソン最強!
ブルーのツイル~鉄板です。


ALBIATE <Italy> Cotton100%
こちらアルビアーテもアルビニ傘下とはいえ1830年創業の老舗です。
独創的且つ洗練とでも申しましょうか。
カッタウェーカラーやBDがお似合いです。





おまけ: 本日の仕立て上がり~シャツ編。







W様 BREMBANA <Italy> Cotton100%
ほっこりなネルシャツ、ブラウンのブロックチェック、カッタウェーカラーです。
着丈も短め、タックアウトで着用OK~いい感じだよな。
ジーンズ合わせ?ベージュのチノパン?
なんでもござれですよね、Wさん!
お待たせしました。


M様  SOMELOS <Portugal> 140/2×140/2 Cotton100%
正直カッコいいシャツです、ダブルカフのスプレッドカラー!
出来るビジネスマンをイメージさせる一着。
お待たせしました。  


M様  CANCLINI <Italy> 90/2×80/1 Cotton100%
新定番と呼ぶに相応しい仕立て上がり~ダブルカフのスプレッドカラー。
シンプルなストライプゆえ素材の良さが際立つ一着。
お待たせしました。


O様  DOMESTIC Cotton100%
ハリソンズのワントーン明るいインクブルージャケットに合わせてのオーダー。
トーンコーデでまとめる作戦、必勝間違いなしです。
ジャケットの出来上がり、しばし待たれよ!です。


M様 DOMESTIC 100/2×100/2 Cotton100%
ネイビー×ブラウンのタッターソールをドレスなスプレッドカラーでオーダーです。
こちらジャケット合せがより生きてくるヤツです、保証いたしますです。
お待たせしました。


H様  DOMESTIC Cotton100%
チェックのネルシャツをドレスなスプレッドカラーでオーダーです。
ネクタイ絞める気満々~良い心掛けです!
お待たせしました。


O様 DOMESTIC 40/2×20/1 Cotton100%
インディゴのカッタウェーカラー
オン・オフいけるヘビーローテーション。
大人気でございます。
お待たせしました。





以上、本日の仕立て上がり~シャツ編!

ご紹介出来てないお客様、申し訳ございません。

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。

2013/01/26

ウェルドレッサーに学んだ?

グレンチェックスーツの着こなしはかのウィンザー公に学べとばかりに

いく度となく取り上げられてきた。

が、しか~し、学ぶべきところは学ぶにしても

我々にもそれなりに培ってきた流儀があるわけだ。




そんな感じで本日たまたま弊店スタッフN間&K玉、

フランネルな柄スーツゆえ、ウィンザー公とはちょいと違う極意ってほどでもないんだけど、

王道からのハズシを伝授してしてみようかと思い立ったK玉ですが、

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

← ちなみにウィンザー公、同系色の濃淡と柄×柄の大きさを変え、

足元をスウェード靴でハズすといった流儀でしょうか。








余談ではございますが、先日ウィンザー公に絡む映画

2011年公開の「英国王のスピーチ」を借りてきてじっくりと鑑賞しました。

長男エドワード8世(ウィンザー公)が即位してまもなく王座を捨て、

弟のジョージ6世(ヨーク公)が急遽っていうか仕方なく、

逃げ出したくても逃げ出せずに即位するんだけど、

内気で吃音症に悩まされる新米の国王は公務でのスピーチは常に苦痛の種であった。

そんな中出会った平民の言語療法士との友情と

国王がそこをなんとか乗り越えていく強い心が緩やかに描かれている。



 





この映画はよくありがちなハラハラドキドキする作品ではないんだけど、

ある意味何度でも見れる作品であり、

誰もが持つコンプレックスと如何に向き合うか、

決してカッコよくはないんだけど、

その背景にある第二次世界大戦勃発での国民を鼓舞する演説(スピーチ)というわけで、

史実に忠実に描かれており、映画なので多少は脚色されてはいるんだろうけど、

K玉的には相当お気に入りの映画でございました。

← 稀代のウェルドレッサー役が二人出ており、

ウィンストン・チャーチル役の人がクスッて感じで笑えます。

← 弊店の店名、ジェントリーコンプレックス。

バイタリティーを蝕むコンプレックス。

コンプレックスに打ち勝つバイタリティーと、

紳士の憂鬱からの脱却を模索するところからのスタートでした、これホント!




でもって肝心の粋な着こなしですが、N間、

ブルーシャツ×ネイビーストライプタイ、あるいは白黒合わせと思いきや

ダークブラウンのソリッドタイにブラウンスウェード靴でまとめております。

焦げ茶とハズし、靴とまとめるテクニック、程よく抜け感が出ております。

青いホーズもハズし技、ホシ二つ半でございます。 












片やK玉、ハウンドトゥースのフランネル。

王道ミニマムな白シャツ合わせ、黒のニットタイかグレーの無地、ウールタイが

ウェルドレッサーの代表、ショーン・コネリーをお手本とする着こなしながら、

大柄ペイズリータイにセミブローグとそこまでフォーマルでない黒靴チョイスです。

モダンの極み的なストイックな合せは苦手、モードな洋服を想像してしまうよな。

とはいえシャツ、気合でシャツ、タッターソールか濃いめのブルーが正解!

だったかもなな感じでホシ一つ半です、残念。

← タッターソールなら靴も当然ブラウンスウェードですよね。












センターを務めるボディー君、ついでにご登場願いました。

柄×柄、同系色の合わせとウェルドレッサーに学んだ通りのコーディネイト。

靴はフォーマル感の少ないブラウンのウイングチップか

ブラウンスウェードチャカで決まりでしょうか!

いやはやおそるべし、稀代のウェルドレッサーの教えは間違いなし。

いまだ色褪せないスタイル、ホシ三つでございます、完敗です。












こんな感じでウェルドレッサーをお手本に、創意工夫です。

世間の皆様とは微妙に違う着こなしに自己満、ほっといてください。

それではこのへんでチャオス☆ !