K玉blog: NEW ARRIVAL~DRESS SHIRT!

ようやくドレスシャツが入荷した。

正直いって八割方オーダーいただいているんでバリエーションは昔ほど多くはないが
オーダーの参考にと、今年おすすめしたいものから定番的な無地のコレクションまで！
もちろん弊店の既製品でサイズバッチリの方はお早めにご来店ください。

ところでいいドレスシャツ、もしくは高級なドレスシャツって？
素材、縫製、サイズ感などいくつか挙げること出来るけど。。。

消耗品的な要素も高いシャツのバリエーションに
箱に入ったような高価すぎるインポート物のシャツが必要なのかといわれると
Ｋ玉自身、参考のためにと昔、破格値で買ったことが数度あるだけなんで
偉そうなこといえないけど、不必要であると断言してしまう。

なぜなら、既製品の場合ほとんどの方がサイズが合ってないことが多いからだ。
ご本人はちょうどいいって言うけど、Ｋ玉たちから見るとアームホールがデカ過ぎたり
裄丈が長過ぎたりとサイズがほとんど駄目な気がする。
確かに縫いのレベルは高く、素材も一流なんだけど、キレイに体にフィットしたスーツの
その下のシャツのサイズが正しくなければ何の意味もないんじゃないかと思う。
←　最近のものは日本人の体型に合わせてそれなりに改善されていると思います！

基本的にはヌード寸法の１１6％くらいがジャストサイズとなる。
タイトフィットでも１１２～３％くらいで仕立てるのが理想だ。
バスト寸法が９２センチの方ならチェストは１０7センチくらいが程よいかと思う。

まあ～弊店の場合、オーダーが中心となるんで寸法に関してはどうにでもなるんだけど
先ほどのいいドレスシャツって？に話をもどして今回は縫製に絞ってみたいと思う。

本縫いとピース！

スプリットヨーク！

高瀬の貝ボタン！

既製品でキレイに柄合わせが出来ているシャツは
非常に少ない。

基本中の基本　必要に応じて取り外し可能な衿芯がついている。

簡単に言うと費用をいとわず手間をかけているだけ、いいシャツ、高級なシャツと言える。

とりあえずひと目でわかるポイントを挙げてみた。
←　これくらいのクラスのオーダーで生地次第ですが￥１４７００～￥２２０５０－
でまだまだ良心的だ。

もう少し薀蓄好きな方が喜びそうな話をすると、オフセットスリーブだとか剣ポロのカンヌキ止め
３センチで２４針の運針、根巻き釦付け、総柄合わせ、白蝶貝釦、生地の防縮処理～
←　これくらいてんこ盛りで￥２３１００～￥２９４００－とシャツの価格としてはギリギリ上限となる。

その上はハンドのフルオーダーとなり、例えば肩の高さの違いをヨークで調整したり、
当然、仮縫いなんかも入ることになるが、Ｋ玉的には必要を感じてないと先ほど述べた。
←　価値と価格のバランスの問題だ。