数週間前、人生の大先輩と少しお話する機会があり、お言葉をいただいた。
「少々だらしない五十代は駄目だよね。
男の服が毎日大事なプロセス主義って困るよね。」 と。。。
テレビ番組の「プロフェッショナル」だとか「ガイアの夜明け」なんかを見て考えさせられる
レベルとは大違いで、何も返す言葉がでなかったK玉ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか?
← ホント心にずしんときて、今も頭から離れない「プロセス主義」。
よく対に出てくる言葉、 「結果主義」 と 「プロセス主義」。
少しPCで調べてみると、ごろごろと出てくるテーマのようだ。
例えば、プロスポーツは「結果主義」、アマチュアスポーツは「プロセス主義」に近いとある。
また別の方の解説では、意外な結論ではあるんだけど、農耕民族の日本人はより多くのお米を
収穫する意味では「結果主義」
欧米の狩猟民族は何処に仕掛けを作るとか、たまたま運がよかったりだとか、
他にも例をあげていらっしゃったけど、「プロセス主義」とある。
はたまた、禅は「プロセス主義」だと思うとお偉い先生がのたまっていたりで、その当事者の
みる角度や考え方でもどちらともとれる命題に、いろいろと頭を悩ましている次第です。
初めからこんな男になりたいと目標を持っていれば、失敗や反省を繰り返し近づいて
いけるんだろうし、すでに五十歳になろうかとしていて、「プロセス主義」は確かに駄目だよな。
K玉ブログもそろそろ一年を迎える。
初め数十人の読者さまからスタートし、今では一日250人から多いときは400人近い
お客様を中心に目を通していただいており、日々の営業でもよりお客様との交流も深まり
ブログを通じてのお買い求めもそこそこ結果をだせるようになってきた。
← 有名人のブログでもなく、閲覧数を目標にしているわけではないけれど、少しは嬉しいかも~
← 弊店と関わりのあるリアルなお客様と交流できるのが、一番嬉しく思いますです。
K玉ブログは間違いなく、限りなく、緩い。
が、しか~し、これは弊店が男の洋服をぶれずにやってきた証であり、K玉の日々を綴った
緩いブログぐらいは、ぶれないスタイルがあるから許されているんじゃないかと
自分を慰めてみたりもする。
そして、ここまで書き進めてきて思ったことは、「結果主義」と「プロセス主義」は
バランスの問題であり、未だ答えはでていないんだけど、K玉自身のだらしない
五十代を心を引き締めて変えていくことが優先事項であるということに。
自分がだらしのない人間であることを自覚しながらも改善できてないことを恥ずかしく思う。
「あなたの使用上の注意」でも、1 学習能力がありません! 2 妄想を邪魔しないでください!
3 難しいことを要求すると思考停止します! とある。(涙)
← 全部あたっている、しかもセンスのあるフレーズ~
ブログの継続にあたっては、楽しみにしていただいているお客様を中心とした読者さまの
こともあり、もう少し自分なりに頑張ってみようかと思っております。
また、ここ十年で一番ガツンときたお言葉をいただいた大先輩に感謝いたします。
おまけ: 一昨日の続きです~パスワードや暗証番号は苦手です。
T様 Ferno <Italy> 100/2-100/2 ROYAL OXFORD !
同じオックスでも手触りが違いますなな仕立て上がりです。
フェルノ、さすがですわ!
仕様も今考えられる最上級の仕上がりです~ご覧ください!
T様 Ferno <Italy> 色違いをクレリックでオーダーいただいた一枚です。
ポイントは衿のみのクレリックにある。
台とカフスをクレリックにあえてしないことで、やや軽い印象にみせている~
これ、けっこうわかってないと出来ないT様らしいチョイスです。
同じくT様 Loro Piana <Italy> 80/2-80/2 Canvas !
名門ロロのシャツ生地郡からお選びいただいた。
やはりロイヤルオックスなんで、衿のみのクレリック。
肌触りも最高な包み込むよななシャツの仕立て上がりでございます。
Y様 Albini <Italy> のストライプと ミニヘリンボーン !
ほぼ無地に感じるストライプ、微妙な織り感のヘリンボーン!
どちらも控え目ながらもエレガントなオーナーの好みが上手くでている。
お待たせいたしました。
E様 LAST 2021 Annonay <France> !
弊店の定番とも言えるラスト2021で
これも定番と言えるキャップトウオックスフォード。
ポイントはチョイスした革にある。
アノネイ社のベガノシリーズのバーガンディー。
タンニン仕上げのアンティークを仕込みやすい皮革、ゆえに最初から履きこんだような
風格を表現できる一足となった。
つま先をほんのりと鏡面仕上げしている~黒のワックスで少し濃い目に!
ライニングのブルーも効いたエレガントな仕立て上がりだ。
お待たせいたしました。
以上、一昨日と本日の仕立て上がり。
いつもご愛顧いただきありがとうございます。