2011/01/27

中年図書館 3

10年くらい前?に(5年以上前なのは確かだがはっきりと覚えてない)

赤瀬川原平さんの「老人力」を読んだときは物忘れはまだまだそれほどでもなく

ため息とかは思わずついていたりくらいで、中年になったことは意識していたが

ボケとして忌避されてきた現象に潜むとされる未知の力「老人力」

はまだまだ遠い先の話くらいの気持ちで、面白い発想だな!!

さすが路上観察学の大家さんだな!って感心する程度だった。





時間が経つのは速いものである。その上年をとるにつれて時間が経つのが
ますます速く感じられるようになった。

あっという間に10年が経ち、子供たちも知恵をつけ言うことを聞かなくなり

こちらは「老人力」をつけ、知性が退化し、ついでに体も言うことを聞かなくなってきた
児玉ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか?

← まだ還暦を迎えたわけでもないのに「老人力」の話もおかしなものであるが・・・

とはいえ、最近「若いですね!」って言われることが多くなり、ちょっとまてよ~
つまりは、「年の割りには」って言葉が「若いですね!」の前に潜んでいるってことですよね?

あるいは、ちょっとした運動とか歩きでもいい、少しは筋肉使ったかな?って思った
次の日でなくその翌日だったりに筋肉痛がきたりもするようになってきたり・・・

文中で「え~と、あれにでてた~ほら~あの・・・」 「そうそう~あれでしょ。あの、ほら~」
でもちゃんと「あれ」だというのはお互いわかっているのに、名前がでてこない。
を聞いてた南伸坊さんがつい、「おっしゃることはわかります」と言ったので大笑いした。とある。

← ボスとK玉の会話も同じようなものである!笑えないよな~(苦笑)
以前似たようなことブログで書いていたよな。

こんな経緯があって「老人力」をパラパラと読み返してみたわけだ。

間違いなく「あれ」がついていた!!




仕事の様々な場面でコミュニケーション能力を求められる。
その極意が紹介してある。
この手の本は普段買わないんだけどBOOK OFFで315円だったんで買った。
なんでもわかりやすく教えてくれる池上氏。

辞書を引いたり自分でそれなりに探したり一生懸命考えたりしなくていいのは
ほんとにいいんだろうかとちょっと思う。







ろくに働かず稼ぎもなく妻子にさえ罵られ奇天烈な空想に耽りながら無為な日々
過ごしているのだから・・・とある。
滑稽かつ哀切る人間存在に迫る<私>漫画の代表作12篇集成です。
随分昔に単行本で持っていたんだけど紛失してしまった。
映画にもなりましたよね?「無能の人」 竹中直人さん主演。

とりあえず、つげ義春さん好きです。






体脂肪計 タニタの社員食堂!

レパートリーを広げようと手に入れた。累計売り上げ120万部とある。
なんだか作りやすそうな感じがしたので先日作ってみた。根菜とひき肉の 時雨煮!
個人的には旨し!と思ったんだけど子供たちにはイマイチでした。
今度は別のでリベンジします~





リトル・シスター レイモンドチャンドラー 村上春樹訳

フィリップマーロウものの長編の中では5作目にあたる。
チャンドラー作品群の中では比較的世評が高くないらしい。
とはいえ、村上春樹さんにとっては昔から一貫して「愛おしい」作品だそうだ。

春樹さんがそういうのなら間違いなく読む価値ありです!
← 彼の言うことはなんでもとりあえず受け入れることにしているのだ。

昔、「長いお別れ」「湖中の女」は読んだことあるけど
フィリップマーロウという探偵の存在自体に憧れた若い自分がいて
なんとなくカッコいいから読んでみたわけだ。
今回もK玉的にはフィリップマーロウという探偵のはく台詞にしびれたくて
手にとったんだけど・・

春樹さんは次のように指摘している。「オーファメイ・クエストという女性が
うまく書けていてそのシーンを読むだけでも、この本を手にとる価値があるとさえ
考えている!」そうだ。
← そうなんだ!じゃ~そうなんだな。間違いなくそうなんです。(失笑)


こんな感じでここ最近読んだ本やら漫画やらを紹介してみた。


とはいえ、なんだか活字が目にはいらない時期(周期的にやってくるのだ)
に突入したようで、ストック本を無理に買わなくて済むんで経済的な今日この頃です。