2011/01/19

潮吹かせちゃった!















     
            と、持ち込まれたこの靴ですが、

            年末の雪の日に履いてぐしょ濡れになり、靴箱の中で放置され

            気づいたらこんな姿になっていたのだそうだ。

            よく見ると

            

            

            全体に塩吹きと、ぐっしょり濡れた部分に起こる革のふくれが
 
            生じている。



            「きれいになりますかね?」


            「お任せください」



            早速、塩を取る。

            この塩、革自体の塩分と汗の塩分が表面に染み出たものだ。


            ぬれた布やクリーナーを使ってきれいに拭き取る。

            ひどいときはサドルソープを使って軽く洗ってもよいでしょう。

            

            今回はクリーナーで塩を拭き取りました。


            


            次に濡れた部分の革の段差を元に戻します。

            

           過去のブログでも紹介しましたが、

           革全体を一様に濡らすことで段差をなくし表面をフラットにします。

           バケツに水を汲み、思い切ってジャボンとつけてしまっても良いですが

           乾燥時にライニングや中底が乾いてしまい硬化する恐れもありますので

           今回もこんな感じで

           

           
             ティッシュに水分を含ませて表革に水分補給。

             

             2時間放置後、様子を見てみます。

             
            
             結構いい感じになってきてます。もうちょいです。

             

             さらに水分を足して放置します。

 
 
             さらに2時間経過後

             

             きれいにフラットに戻りました。

                

              この後、店内にて自然乾燥させ、栄養補給と磨きに

              移ります。

 
              今晩から明日にかけて乾燥させますので、

              続きは明後日にでも報告できると思います。
             


              
             

              塩を吹かせちゃった 殿方

   
              上記のような感じで ケア してみてください。


              時間がない方は、いつでも 当店へお持ちください。


              磨き込みで、たったの¥1,050で承ります。











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