その重さや織り方、密度が大きく関わってくるんだけど、
春夏秋冬それぞれのシーズンに特に最適なものもある。
例えば冬ならツイード、フランネル、
夏ならリネン、コードレーンなんて感じで
季節ごとに適性に応じてグラフ化することは出来るんだけど、
オールシーズンに近いモノほどビジネスシーンでは重宝がられ、
あるいはワールドワイドに、例えば南半球でご活躍のお客様もいらっしゃったり、
他にも価格やシチュエーションといった適性もあり、
あまり計算高いのもどうなのよ?って感じではありますが、
何事も学習が大切なわけで、
わからないことがあれば何でもご相談くださいななK玉及びスタッフ一同ですが、
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
← 生地の基本、特性、素材の種類、主要メーカーと代表的なモノだけでも理解すると
オーダーが楽しくなること請け合いです。
そんな感じで本日も怒涛の仕立て上がりをご覧いただきながら
K玉的ないい加減、いい塩梅なコメントでチャオスです。
弊店においては「達人」の領域の御仁ほど、
季節感を大事にされるっていうか、
生地の価格ではなく生地の適性がハッキリとしているモノがお好みのようです。
つまりは着る時期がある程度限られた素材っていうか、
そういう意味での贅沢が大好物になってくるようです。
N様(赤たん 西山氏) COLOMBO <Italy> Baby Camel 100% 530g
フタコブラクダの原毛、シルクのような光沢と保湿性の高さを特徴とする
カシミアと渡り合える高級素材。
ルイジ・コロンボのキャメルといえば業界で知らない者はいない。
これでダブルのチェスターフィールドコートと流行にとらわれない本物スタイル。
構築的な肩の作りにジャストに絞ったラインが美しい。
お好みでバックベルトと大きく割れたセンターボックスベントが
生地の暖かみと調和して懐かしくもエレガントの極み。
品格の冬スタイルの完成です。
お待たせしました。
神奈川のN様 DOMESTIC Wool90% Nylon10% 480g
ベージュ×ブラウンの大柄ヘリンボーンのチェスターコート。
知的カントリージェントルマン御用達です、間違いない!
お好みでパッチ&フラップの脇ポケット、オン・オフいける仕立て上がり。
冬の街並みに溶け込むさりげなさ、ベージュは今年の旬な色といえますです。
お待たせしました。
同じくN様 BOTTOLI <Italy> Wool96% Ca4% 330g
ミディアムライトなグレーに鮮やかなブルーのウインドペンのジャケット。
こちらもカントリージェントルマンをイメージしてのオーダーでしょうか。
知的でラグジュアリーな男性像を思い浮かべてしまうK玉です。
淡い色目、ベージュとグレーは洗練の色目、旬といえます。
ジャケットは一枚芯の軽快な仕様ながら、
チェンジポケットをチョイスと英国顔でございます。
お待たせしました。
K様 LORO・PIANA <Italy> S120’S Wool100%
ネイビーのチョークストライプ、王道なスリーピーススーツ。
正統派クラシックを極めるならコレにつきます。
高級生地にこだわるロロピアーナ社なら間違いないチョイス、
弊店オリジナルバンチよりお選びいただいた。
色気もあり落ち着きも感じるのはK玉だけじゃないよな。
スリーピーススーツ、ある意味時代の最先端かもしれない。
さっそく送りますです。
R様 MOON <England> Wool100%
ブラウンのホームスパンでオッドベスト、今どきはジレなんて呼ぶらしい。
インナーにひと足しにはとても便利なヤツです、間違いない。
シャツの上に一枚、ジャケットの中に一枚とひと足しするだけで格上げの着こなしとなる。
K玉的には伝統的なムーンの素材感に惹かれるかもです。
ジャケットでもよし、パンツでもよし、ベストでも雰囲気たっぷりの仕立て上がり。
お待たせしました。
Y様 E・THOMAS <Italy> Wool100%
イタリアのミル、イートーマスは信頼出来る生地メーカー、
特にジャケット素材がオススメでしょうか。
こちらのオールシーズンいけるネイビーも弊店オリジナルバンチよりお選びいただいた。
「達人」でもヘビーローテーションなる鉄板は必需品です。
お好みでスリーパッチポケット、ダブルステッチとより軽快な顔、
オン・オフいける仕立て上がりです。
さっそく送りますです。
M様 DOMESTIC Wool100%
国内では唯一低速ションヘル織機を用い丁寧に織られる葛利毛織。
そこのシャークスキンのライトグレースーツ、鉄板でしょうか。
シャークスキンはライトグレーが一番カッコいいと思っているK玉です。
王道にして高貴なライトグレースーツ、白シャツ合せで洗練の極み。
さっそく送りますです。
M様 CANONICO <Italy> S110’S Wool100%
厳密にドレスコードと言われるとK玉も少し考えてしまうっていうか、迷う。
ここではビジネススーツ以上タキシード未満のドレスコードのことだ。
とりあえずブラックスーツは一着もっていたい。
CPに優れたカノニコの黒、漆黒でないところがいい。
こちらも弊店オリジナルバンチよりお選びいただいた。
時間、場所、状況、いわゆるTPOによって使い分けるんだけど、
相手あってこそ成り立つものゆえ、あくまで王道な黒をチョイスです。
喜びの席やパーティーはなんとでもなりますが、
お悔やみの席や会社、親戚などの催しはやはり日本では黒が間違いないところしょうか。
そんな感じでひとまず安心な仕立て上がり。
お待たせしました。
以上、本日の仕立て上がり。
ご紹介出来てないお客様申し訳ございません。
いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。