昨日といっても、正確には本日にあたる深夜、草木も眠る丑三つ時に、
別にお化けが出たとかそんな話ではなく、もちろん一杯やりながら、
撮り貯めてあるBSのイタリア紀行の番組を見ていた時、
「違いのわかる男」というナレーションが耳に入り、
そういえば、某社のインスタントコーヒーのキャッチフレーズで不動の地位を確立した
有名なCMを思い出した。
「違いのわかる男、、〇ールドブレンド」 ダバダ~である。
皆さんもご存知の通り、各界の有名人を起用したそのCMは、
ほんと各界の一流のプロフェッショナルを起用しているだけあって、
通の選ぶブランドというイメージを確固たるものにして、
たかが(失礼)インスタントコーヒーなのに、高級感のある演出で、
ある意味、挽きたてのレギュラーコーヒーよりも格上くらいに、日本人を洗脳したものだと
思い出したK玉ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
← 「違いのわかる男」と言われて気を悪くする男は、まずいないよな。
← 「男は黙って、、、〇ッポロビール」もついでに思い出したK玉です。
そういうK玉も、実は「違いのわかる男」であると、断言しますです。
K玉のいう違いのわかるは、美意識が高いとか、本物を、本質を知っているといった
本来の意味ではないです。
見た目九割的な外見の判断においての話です。
とても感じが悪いと取られると困るんだけど、例えば、仕事の完全なる作業着として、
とりあえずというか仕方なくスーツを着ているんだろうな、とか、
既製品なれど、ご本人さんのスタイルもきちんと確立されており、サイズ感も程よく
とても好感がもてる方だな、とかですね、あるいは、一目でブランド物とわかるんだけど、
サイズもいい加減で、投資の割りに元が取れてないよなって方だとか、
間違いなくそこそこのオーダーであり、ご本人さんも十二分にわかって着こなしており、
その高いレベルの完成度やぶれないスタイルに感心っていうよりも、リスペクトな方だな、
なんて感じで、たまたまその日がそんな感じで、むしろ普段とは違っていたら
大変申し訳ないんだけど、その人の装いに対する意識までもわかってしまうです。
← その日、その時の見た目だけの評価ゆえ、悪気はないんで悪しからずです。
「違いのわかる男」に関して、一つだけ確かなことは、
自分で違いのわかる男なんて、違いのわかる男は言わないんだよな。
おまけ: 本日は仕立て上がり
O様 3ピーススーツ
MARTINSONS <England>
通気性とコシの強さを併せ持つフレスコ。
夏生地得意なマーティンソンズを代表する生地です。
ちなみに登録商標のマーク入りです。
チャコールグレーの無地。
このごりごりとした質感のフレスコを晴れの日の一着にお選びになられたO様。
わかってないと選べない審美眼だと、K玉的には思うです。
普通、華のあるストライプやツヤのある生地を選びがちなんだけど、
迷うことなく、これ!って感じで、恐れ入りました。
この手の一見華のないスーツの着こなしが身に付くと、後は、何を着ても大丈夫なんだよな。
「違いのわかる男」のチョイスだってことですよね。
なんとか仕上がり、間に合いました。
本日も仕立てあがり。
いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。
それでは、チャオス☆ !