塩野七生さんのエッセイにおしゃれな男についての言及があり、
男という存在をおしゃれを基準に分類している。
1: おしゃれと一目でわかるおしゃれな男。
2: おしゃれとわからない、おしゃれな男。
2-A その他大勢と同じではいやな男。
2-B その他大勢と同じでいい男。
3: めんどうが嫌いで、おしゃれをしない男。
4: 天然記念物。
こんな感じで分類しており、日本でも随分おしゃれな男が多くなったと、
イタリア男を相手に鍛えた目線で語っていらっしゃる。
ここで女史がいかに分類し語っているかは、あえて記さない。
K玉的には図星過ぎて辛いわけで、このブログをお読みになられた紳士諸君も
おそらく打ちのめされることになると思われ、始末におえないとか、屈折しているとか、
面白みにかけるだとか、無害であるとか、ご免こうむりたい気分になるなんて
言われたくないですよね。
← あえて記さないと言ったくせに。。。(笑)
しいていえば、2-Aあたりが好みって言うか、目指しているK玉としては、
1のような一目でわかる自己顕示のやり方はどうも性に合わない。
洋服屋として簡単過ぎるのだ。
とはいえ、良くも悪くも女性の最大公約数に好かれるタイプだと女史も語っている。
← 売れっ子の芸能人なんかを思い浮かべると解りやすいですよね。
2-Bは面白みもないけど、ワルはいないから、亭主ぐらいにならしてもよろしいそうである。
← 安定していて誠実であるに違いないそうだ。
3は奥さんに洋服を選んでもらうタイプ。
← 時間がなくて本も読めませんとか、いい訳ばかりしているらしい。
4は器の大きい人といってよく、ほぼ例外なく仕事面で絶大な自信を持っているそうだ。
← 美に対するセンスが欠けているかというと、まったくそうではないらしい。
← しかも本物のワルだそうだ。
どうも女史は4、2-B、1、3、2-Aの順で評価しているように思われる。
2-Aあたりが好みって言っているK玉は、どうなんでしょうか?(笑)
しかしながら、2-Aタイプは屈折してますよね、間違いなく。
おしゃれと思われないように計算し、その他大勢とは違っていたいという自己顕示欲。
K玉は、ただただいかにもおしゃれしてます!ってみえるのが嫌なだけなんだけど、
洋服屋やっている以上、いつもおしゃれですね!って言われることも多く、
おそらく仕事柄のお世辞なんだろうけど、出来るだけ普通に見せたい、見られたい
今日この頃です。
とりあえず、今更変えようがないっていうか、変える気もないんで致し方ないんだけど、
塩野女史からは、どうも気に入られそうもないK玉です。(笑)
おまけ: 本日は仕立て上がり~シャツ編
K様 LEGGIUNO <Italy> 100/2×50/2+80/2
早くもクールビズっていうか、ノーネクタイのK様です。
カッタウェーカラー!
K様 カリビアンコットン 100/2×100/2
ピンクのツイル、カッタウェーカラー
K様 BRIXIATRADE <Italy> 100/2×50/1
ロンドンストライプ2色~カッタウェーカラー
I様 カリビアンコットン 100/2×100/2
スプレッドカラー
ネイビージャケットに赤系のネクタイに合わせるシャツとのこと。
グリーンのチェック~効いてます!
以上、本日の仕立て上がり~シャツ編
ご紹介出来てないお客様申し訳ございません。
いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。