ってちょっとは思うんだけど、他所のセレクトショップさんやら名だか迷なバイヤーさんの
鮮度のあるピッティ話しと同じレベルで語ろうにもたいした情報もなく、とはいえ、気分は
あいかわらずイタリアなわけで、仕方ないんで昔の記憶を掘り出してほどよく脚色した
紀行文でも書こうかと思いたったK玉ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか?
← 2~3年前はIVY~昨年からは英国回帰、その前はクラセコだ、ナポリだ、フィレンツェだと、
大騒ぎしていたくせに。。。
← 流行だのファッションを追いかける過ぎるここんとこのアパレル事情には
ついていけないK玉です!(苦笑)
誰もが憧れるミラノの中心部を始め、K玉も好きなブレア地区もいいんだけど。。。
今日はミラノのやや郊外っていうか、下町情緒溢れるナヴィリオ運河界隈の思い出を
少し綴ってみます。
とりあえず、小さなアンティークショップ、レストラン、かばん屋さん、ギャラリー、軍モノ屋
なんかが運河をはさんで軒を連ね、ほんと長閑でゆったりとした感じで、中心部の賑わい
とは程遠い散策が似合う地区だ。
K玉が訪れた時の記憶では、お店をちょこちょこ覗いてはすぐにバールやカフェに入っては
通行人やツーリスト、景色はもちろん店内も、ひたすらぼう~っと眺めて、ひたすらのんびり
過ごしたように思い出されるです。。。
そして、何を思ってかは今となっては思い出せないんだけど、このまま運河沿いに進むと
楽しいかもしれないと、ひたすら歩けるところまで歩けとばかりに、歩きまくったのであります。
そして、大きさも荘厳さも何もかも対極なドウォモとは違うこじんまりした教会と出会う
のであります。たぶんゴシック様式のひなびたっていうか、長閑でそれなりに地元では
大事にされているような小さな教会。
これこそK玉的には小確幸な喜ばしき風景であり、旅の喜びでありました。
さすがに歩きつかれて、タクシーでナヴィリオ地区までもどったんだけど、あたりはいよいよ
いい雰囲気で、暮れなずむ運河沿いのトラットリアで軽い食事にありついたことを
いまでもありありと思い出します。
なんだか気分は芸術家っていうか、ベレーボーが似合うくらいののんびりとした芸術家が
たむろしている、あるいは地元の人たちが三々五々集まってやいのやいの言っている
くらいのミラノの外れの物語でした。
おまけ: 本日も仕立て上がり!!
M様 W・Halsted <England> Wool 70% Mohair 30% !
今年、一番人気だったと言えるトニックなグレースーツ。
センツァ仕様で軽快な仕立て~ベルトレスな脇美錠がポイントです。
S様 E・Zegna <Italy> Wool 80% Silk 20% !
ダブルブレステッド6Bのネイビージャケット。
センツァ仕様でオーダーいただいた。
スーツと違ってボルドーな裏地が映えるよな!な仕立て上がりです。
ジャケットとしてはおそらくダブルな面構えはトピックスだと感じている。
つまりはカッコいいってことですね!!
お待たせいたしました。
いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。