今まで原作を読んで見た映画で「うん~もう最高!!」って経験は一度もないし
「うん、なかなかよくやったな!」ってことも、たまにしかない。
20に1の話だ。
期待しすぎちゃうんだよな。
映画という枠の中に原作すべてを盛り込むのは不可能だし
何か切り口を見つけ脚本を練る。更に飛躍させる。
あるいは原作とは別のものと割り切る。
なかなか難しいよな~キャスティングのこともあるし。
今回のこの作品はヴェネチア国際映画祭の正式出品作品だし
監督はトラン・アン・ユンさんで「青いパパイヤの香り」や「夏至」は見たから
ここは問題ない。つまりいい映画だったんだな!
← 綺麗で澄んでいる感じがアブナイ!
村上春樹さんもある程度~言葉は外国語でとかいくつか注文をつけたって話は
どこかで読んでいたから
期待できるかも!とかなり思う児玉ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか?
← 予断は許さないよな~
そんな時、飲み友兼本友のMさんが試写会を見てきたと
鼻の穴を膨らませいつもの赤たんに飛び込んできた。
よくよく聞いてみると松山ケンイチが舞台挨拶をして
生松山ケンイチを見て興奮しているのだ!
← やれやれ!
まあ~K玉も、例えば生深津絵里さんとか生管野美穂さんとか生松雪泰子さんを見たら
いたる場所で誰にでも何度でも話しているよな!(苦笑)
それなりに研究して試写会に望んだようで「ノルウェーの森」の中に
こんな言葉があると教えてくれた。
← K玉も家に帰って確認した。
「文章という不完全な容器に盛ることができるのは
不完全な記憶や不完全な想いでしかない」
そんな目に見えない感覚を何で映像にしようとするの?とMさん。
← 主人公の「ワタナベ」がかなりワタナベ(大学生の春樹さん)しててよかったらしい。
かなりな名言である!!どちらも・・・深いな~
村上作品を映画にしたいという関係者の熱い想いが伝わってくるこの作品!
軽い気持ちで見るのは無理だけど出来るだけ原作に忠実だったらいいな。
とりあえずラストのビートルズの「ノルウェーの森」のジョン・レノンの声を聞くと
すべて許せちゃうんだろうな!
おまけ: 本日の仕立てあがり S様
3Pスーツ DOMESTIC
かなりヘビーウエイトなライトグレーのシャークスキン
白シャツ合わせでミニマムスタイルをめざす。
「ロシアより愛を込めて」のショーン・コネリーをイメージして
モノトーン基調でシャープに着こなす。
あるいは淡いブルーシャツにワインや焦げ茶のネクタイも雰囲気だ!
お待たせしました。Sさん。
以上、本日の仕立て上がりでした。