2010/12/03

イタリアかぶれ 1

 イタリアの話しに関してはうちのボスの専売特許ではあるが
K玉的に北から南 東から西へウロウロと
← ホントは2003年 2006年に2度の渡伊のみです~す、すまんです。
映像やら本の力も借りて少しかぶれてみようと思う児玉ですが
皆さんいかがお過ごしでしょうか?




ラテンの血が騒ぐのであろう~かの国の人の快楽や美や食に懸ける情熱は
並々ならぬものがあると言われる。
さすがはミケランジェロやダ・ヴィンチの末裔たちだ。
最新モードを生み出すイタリアン・デザインと
中世以降、美術 音楽の都として栄えてきたミラノ!

とりあえず初めて訪れたミラノの街をただやみ雲に歩きまわってきた話しを書いてみる。
← ずいぶん古い情報ですまないとは思うけど~

マルペンサ空港からシャトルバスで小一時間~ミラノ中央駅(チェントラーレ)に着く。
長旅の疲れを感じるヒマもなく、ワケもなく
← アドレナリン出っ放しなんだな!
警戒心むき出しでひたすら早足でホテルに向かう。
駅周辺は危険度 大 と散々脅されていて
「立ち止まるとジプシーに取り囲まれるぞ!!」なんて・・・
無事チェックインし荷物を整理して身軽になる。
同行の同業者チームと打ち合わせ夕食の時間と集合場所を確認し
それぞれ三々五々散らばる。
← K玉と違いガチ仕事の方もちゃんといる。


初めてのミラノ!普通、街の中心部 ドゥオモ周辺に行くのであろう。
地下鉄に乗れば4駅だ。
が、K玉 基本歩きの人。ただひたすら歩き街を感じたい!
地図をたよりにコルソ・コモ地区へ~当時、急速に人気が出てきたエリア。
観光客よりも地元ミラネーゼが上質のアイテムを求めて訪ねる流行発信基地だ。
← 今もそうなのか~知らない。





2~30分でなんだか賑やかな場所に到着!
コルソ・コモの通りは、その当時はいわゆる歩行者天国になっていて
写真なんかで見て憧れたテーブルとイスとパラソルがあり、ドリンクでもオーダーすれば
気軽に休めるようになっていた。そこでぼう~っとイタリアのビールを飲みながら
本場のミラネーゼを観察しながら、ようやくイタリアへ来たんだと実感したものだ!





一先ず「ディエチ・コルソ・コモ」で、何も買わないけれど一応チェック。
元ヴォーグの編集長さんが出したセレクトショップって聞いた。
コムデギャルソンなんかが並んでいるのを見ると「ガンバレ日本」なんてちょっと思う。
まあ~このお店のおかげでこの地区が有名になったと言っても過言ではないらしい。




次にハイテック。世界中のオシャレな雑貨や文具、コスメ、が集まる。
オシャレな東急ハンズ ロフトってところ~
ホッチキスと針を買う。今では日本でもセンスのよい大型の雑貨店は増えたけど
当時はけっこうなインパクトだったな!
コルソ・コモ地区に立ち寄ったら10コルソ・コモとハイテックはてっぱんなんで
紹介するまでもないんだけど、今はどうなっているのかは知らない。

弊店のある大名と同様、街をよく知る人は「ずいぶん変わったよ」と
ぼやいてるかもな~。


ソルフェリーノ地区に進み「ドックス・ドーラ」(セレクト&ヴィンテージの店)で
物色し「エノテカ」でワインを眺めたりとぶらぶらする。
そのままブレラ地区を歩きオシャレなカフェで休憩し
芸術家の卵のような若者たちを観察する。何かピンとくるセレクトショップを冷やかしたり
ウィンドショッピングして(有名なセレクトショップ ビッフィーの系列店?)
そこから中心街のドゥオモ周辺まで初日から歩きに歩きまわった旅




とりあえずホッチキスと針のみの収穫だったけど
大理石の土台に別の大理石の組み合わせなんかを見ると
中世の建物の土台に新しく建てられたのだろうか?とか
この石畳はいつ頃作られたんだろうか?みたいなこと考えたり~

個々の窓から「PACE」の垂れ幕がやたらと下がっていて
反戦をアピールしてるんだな!日本ではそこまでの光景をみる事は無かったから
なんだか恥ずかしい気持ちになったりもしたな。

後は見るものすべてが、牛乳の運搬車しかり、アパートの入り口の呼び鈴や
ストリートの標識ひとつとっても何か輝いているんだな。

楽しい事、素敵なことに快哉をあげ、なお且つ、その審美にいっさい妥協しない
かの国の人たちとその形を目の当たりに見れてよかった。


そんな感じでイタリアにかぶれてみた

今頃思い出した~普段あまり被りなれない帽子を一番最初のコルソ・コモの
モレッティーを飲んだテーブルの上に置き忘れてきたことを・・・
けっこうてんぱっていたんだろう(失笑)

K玉の帽子を拾った粋なミラネーゼがカッコよく被ってくれてたら
いいんだけどと・・・ちょっと思う。