一ヵ月後の仕立て上がりを想定しての
オーダー比率八割の弊店、
秋冬のコレクションからオリジナルの生地と続々と入荷中、
季節の移ろいよりもきもち早い移ろい、
別に弊店に限ってのことではなく、
どこのアパレルも同じようなものでございましょうが。。。
2014 A/Wコレクション~ |
そんな感じで本日は秋冬のジャケットのコレクションが入荷してまいりましたが、
シーズンマトリクスから考えると、
季節ごとの適性よりきもち早い感じがするK玉ですが、
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
← つまりは後日のご紹介ってことです。
TALLIA DI DELFINO <Italy> |
ORMEZZANO <Italy> |
そんな流れで本日はシーズンマトリクスに影響のない
オールシーズンいける生地のご紹介、
そのシーズンに特に最適な生地もいいんだけど、
ビジネスユースを考えるとオールシーズンの響きに
惑わされない御仁はいないかと思われます。
四季のはっきりとした日本ゆえ、オールシーズンはオーバーでも
せめてスリーシーズン着用できたら嬉しいものでございます。
2014 A/Wオリジナルバンチ~ |
本日、東京からご帰省のO様、
ヨーロッパではオールシーズンの生地、
ロロ・ピアーナのタスマニアンとドーメルのアマデウスから
グレーのバーズアイとネイビーのシャドーチェックを
お選びいただいたんだけど、
重さが260グラム前後の打ち込みのしっかりしたヤツが
オールシーズンには最適かと思われます。
生地の重さと織り方の種類、密度なんてのが大きく影響してくるわけだ。
タスマニアン&アマデウス! |
夏のリネン、冬のフランネルと春夏秋冬シーズンマトリクスに最適、
季節感のある生地もいいんだけど、
ビジネスシーンではオールシーズンに近いものが好まれるのは間違いない。
とりあえず、主要なミルとマーチャントから厳選、
いくつかのバンチをご紹介です。
LORO・PIANA <Italy> TASMANIAN |
DORMEUIL <England> ICONIK |
CANONICO <Italy> MOHAIR TWILL |
HARRISONS <England> FRONTIER |
CACCIOPPOLI <Italy> NEAPOLIS |
そんな感じでオールシーズン、
ちょうど秋の立ち上がり前、季節感の少ないバッグや靴、
弊店ではオールシーズンの生地と
シーズンマトリクスにそれほど影響を受けないものが
売れたりするものでございまして、
季節ごとの適性っていうか季節感は大事なんだけど、
ヘビーローテーションのオールシーズンも気になるK玉でした。
それではこのへんでチャオス☆ !
← 価格やシチュエーション適性も気になりますよね?(汗)
おまけ: 本日も仕立て上がり。
H様 2本口~
別にクールビズ用ってことでもなく、
手持ちのジャケットを幅広く活用、
合わせやすいグレーのバリエーションで景気づけでございます。
渡りから膝、裾口はノータックのスペックと同等、
つまりはスッキリとしたライン、
アウトのワンプリーツがクリースと繋がり
むしろ足長効果を発揮、
プリーツの分量だけ腰まわりに余裕ができた計算だ。
一般的にノータックがカッコよく、
プリーツ入りのパンツを馬鹿にする傾向のご時勢ではございますが、
それ以前の寸法の問題であり、
適度なゆとりと正確に落ちるシルエットが大事なわけだ。
下半身のシルエットをより美しく見せるためには
丁寧なアイロンワークがカギとなる仕立て上がり2本です。
お待たせしました。
CANONICO <Italy> S120’S クリアに仕上げられた夏の定番素材、トロピカル、 弊店オリジナルバンチよりお選びいただきました。 ミディアムライトなグレーは必需品でございます。 |
ANGELICO <Italy> S100’S コスパに優れたアンジェリコの千鳥格子、 この柄ももはや定番といえる一本、 弊店オリジナルバンチよりお選びいただきました、。 遠目に無地感覚の合わせやすい柄感、 ネイビージャケットに最適でしょうか。 お待たせしました。 |
T様 CANONICO <Italy> W84% M16%
弊店オリジナルバンチよりお選びいただいたカノニコのピンチェック、
クラシックな柄感がむしろ旬なほんのり青の仕立て上がり、
見た目はむしろくすんだグレーかもです。
淡いモカブラウンのジャケットに合わせてのオーダー、
清涼感もございますが、秋まで穿けるヘビーローテーション、
ビジネスには最適の一本です。
お待たせしました。
Y様 LAST 2041 スリッポン
ブラウンスウェードの軽快な履き心地、
マッケイ製法ならではの軽やかなローファーの完成です。
ちまたに溢れるロングノーズとは一線を画す
履き口の広いフォルムが改めて新鮮に感じる一足でしょうか。
朴訥としたスウェードの表情とカジュアルな加減でもって
夏の素足履き風を楽しんでください。
お待たせしました。
M様 3枚口~
完全スーパークールビズのM様の流儀は
無地ライクな柄感、
ちょっとした生地の表情でお洒落を楽しみたいとのこと
お任せください。
仕様は通年着れるスプレッドカラーではございますが、
シャツ一枚でもキマるスリムにフィットしたラインでもって
正統な気品と色気を漂わせてください。
遠目に無地に見える柄のドレッシーな雰囲気と
コストパフォーマンス力の高さが魅力の三枚の完成です。
お待たせしました。
M様 カリビアンコットン 120/2G×120/2G Co100%
チャールズ皇太子が青年の頃からよく着ているドレスシャツが
カッタウェイカラーだ。
ターンダウンカラー、俗にいうレギュラーカラーよりも
洗練されているのは間違いない。
弊店では余程クラシックなイメージでのフォーマルな白シャツ以外、
ご注文をいただいたことがないのが実はレギュラーカラー、
どこがレギュラーなのか全く持ってわからないわけだ。
世界基準ではスプレッドカラーがレギュラーカラー、
さらに切り離されたカッタウェイカラーはきもちスポーティ、
夏のクールビズには最適の一枚です。
お待たせしました。
N様 DOMESTIC 92/2×92/1 Co100%
ドレスで着るにはきもち大柄のギンガムチェック、
短めの着丈、柔らかな襟といい
あくまでお休み用の一枚でございます。
白パンもしくはキレイ目カラーパンツが気分でしょうか、
まあ~なんにでも合いそうなヘビーローテーション、
着倒してください。
お待たせしました。
F様 WRINKLE FREE 80/2×80/2 Co100%
大変重宝しているそうです、形態安定素材~リンクルフリー、
コットン100%なのが納得のいくオーダーだそうです。
ピンクに引き続き、白の追加注文、ありがとうございます。
アイロン掛けは嫌いじゃないそうなんだけど、
完璧を求めるあまり、
形態安定素材を軽くアイロン掛けがベスト、
納得の仕上がり具合に辿り着いた模様で、
洗い上がりをそのまま着用しないのがF様のこだわり、
アイロン掛けのコツは習得済みでございます。
お待たせしました。
以上、本日の仕立て上がり。
いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。