2014/08/31

完納

昨日の話の続きになるかもですが、

8月最終日でようやくすべてのバンチが出揃いました、完納です。

これで秋冬体制は整い、いつでも100%、

顧客様のリクエストに答えることができそうです。

弊店の売りのオリジナルバンチを筆頭に

世界中のミルやマーチャントが大集結、

本格スーツの世界ではそこそこ上質な生地は必須、

ぴったり体にフィットする極上スーツやジャケット、

一度誂えたらもう離れられないとようにと

虎視眈々と準備をしてきた弊店ですが、

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

← 今回もオーダーフェア、開催しますよ!






ゼニア アンテプリマ



エルメネジルド・ゼニア





ジョン・フォスター/サヴィル・クリフォード/フィンテス他~





カノニコ


エドウィン・ウッドハウス



カルロ・バルベラ


ハリスツイード他~



カシミアコレクション

JOHN・ROBERTSHAU





そんな感じで本日はすべてのバンチが揃いましたと、

完納のご報告、整いましたです。

まあ~時間を見繕ってご来店くださいと

控え目に申しているわけで、絶対来て下さいね。

とりあえず、基本を押さえつつ、楽しく着るのが一番なんだけど、

着こなしの真髄は信頼できるプロのアドバイザーに学ぶのが近道、

K玉が申すまでもなく、語り継がれてきた格言です。

今秋を気楽に着こなしたい御仁は

服を作るだけではない、弊店の着こなしの流儀を

ちょこっとアドバイスします。

それではこのへんでチャオス☆ !






おまけ: 本日も仕立て上がり。






I様  CANONICO <Italy> S110’S


弊店オリジナルバンチよりお選びいただいた黒のスリーピース、

時間、慶弔の別なく着られ便利この上ない仕立て上がりです。

いかにもフォーマルで重厚なバラシャやベネシャンではなく、

普通のスーツ素材、ネイビーやグレーの色違いのブラック、

これくらいの素材感のほうが、

今の時代には適しているように感じるK玉です。

デザインもいつもオーダーしている通りでOK、

フロント釦の数、ラペルをノッチにするかピークにするか、

裾は間違いなくシングルってところでしょうか。

とりあえず、スリーピースでのオーダーゆえ、

ベストは弔事のみのご利用、

慶事にはシルバーのベストを着用です。

お待たせしました。














M様  HARRISONS <England> FRONTIER W100%


表情豊かな織り感のブルーストライプ、

赤い番地がアイコンの英国の老舗マーチャント、

ハリソンズのフロンティアから

清涼感のある今期人気の色目をチョイス、

夏の陽光に映える仕立て上がりでございます。

ブルー、明るく若々しいイメージもあるんだけど、

ヴィンテージ調の独特の風合いは

むしろ知的な印象を醸し出す一着でしょうか。

お待たせしました。













A様  CANONICO <Italy> S120’S


ダークネイビーのシャドーストライプ、

上質なスーパー120’Sのツヤと滑らかな肌触り、

コスパに優れたカノニコをチョイスです。

スーツはフィット感が第一と会社のボスから指令、

初オーダーいただきました、ありがとうございます。

生地と縫製とラインの三位一体、

そこにA様のライフスタイルを融合、

男らしく構築したショルダーラインが効いております。

着る人の好みを具現化した一着の完成、

凛々しさがあふれておりますです。

お待たせしました。















S様  DOMESTIC W100%


フィット感は大事なんだけど、

きもちダウングレードした生地をチョイス、

仕事柄、ちょいと謙虚なくらいで調度いいそうです。

ただ、不潔な印象や威圧感のでないようにと

そこを肝に銘じてのオーダーです。

今回はネイビージャケットのヘビーローテーション、

軽快な一枚芯の仕様にライトグレーのパンツと

さらに清涼感のある組み合わせです。

ベルトレス、脇美錠のクラシックなワンプリーツモデル、

むしろモダンな出来上がりでございます。

お待たせしました。














K様  2本口~


弊店オリジナルバンチよりお選びいただいたグレー二本の出来上がりです。

K様もクラシックなディテールが大好物、

ベルトレス、脇美錠、長い持ち出しにサスペンダー用のボタンも装着、

クールビズ用のグレーグラデーションの完成です。

とはいえ、時流を超越したパンツスタイルは

ダンディなのは間違いない。

上着のないスタイルだからこそ、

フィット感とラインが重要になるんだよな。

ジャケットに合わせる時は、サスペンダーをちらりと覗かせてください。

お待たせしました。






CANONICO <Italy> S120’S



JOHN・F・HUDDERSFIELD <England>






以上、本日の仕立て上がり。

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。