K玉が食いつかないわけがないフレーズを発見、
何事かと読んでみると、時計の話なんだけど、
時計に限らず多くのプロダクトデザインに
人はお国柄をしばし感じ取るとあり、
例えばフランスのデザインは色気があり、
ドイツは質実剛健といった具合であると、ふむふむ。
そんでもって日本のデザインの国民性はどうかというと、
凝縮させる美学なんだそうだ、なるほど、メモメモ。
多様なものを小さな世界に集約させるのは
民族が受け継いできた性とまで書かれてあり、
確かに時計を始め、カメラや携帯、プラモデルと
至るところに凝縮の美学が垣間見れるわけだ。
そして最後に、無駄のない機能美や職人の手作り感等、
時計のデザインを考えるのは
日本人にむいていると締めている、勉強になります。
さて、本日のお題、「凝縮の美学」なんだけど、
そこで一例として挙げられていたのが、
何を隠そう弁当である。
確かに凝縮の美学といえなくもない。
仕事の時はほぼ自作自演の手作り弁当のK玉としては
どんな料理を入れるのか?
← 昨日の晩ごはんの余りモノと冷凍食品、卵焼きとウインナー!
彩りや配置は?
← とりあえず、トマトと緑の野菜を入れてごまかす!
← 白ごはんを石のように硬く詰める!(ごはん大好き!!!)
食べる際にはどの順で?
← とりあえず、ごはんを一口、ほうり込んでから考える!
あとは適当ですよね?
そんな感じで小さな箱のなかにも多様な要素が凝縮されていますとある。
恐るべし、弁当の美学!
とはいえ、K玉たちスーツ屋もVゾーンにたいして
凝縮の美学に近いものを日々、切磋琢磨、
狭いVゾーンのなかに多様な要素を取り入れて
それぞれのお客様に相応しい独自性(スタイル)をもたせたいと考えているわけで、
スーツの襟とドレスシャツとネクタイの三者、
弊店ではそこにポケットチーフも入ってくるんだけど、
まずはスーツの襟幅とネクタイの幅、ドレスシャツの襟の長さが
近いものがバランスがよく、不自然な感じがしないわけで、
当然、弊店のハウススタイルに相応しいネクタイを仕入れ、
シャツの衿型も基本はスプレッドカラーで提案させていただいているのには
一応理に適った意味があるわけです。
同じような意味で色や柄の合わせも、
基本的には着ていたものが印象に残らないくらいの
街に溶け込んだコーディネイトをおすすめするわけだ。
単にネクタイピンの人だとか、派手なネクタイの人だったなんて
記憶に残る印象をもたれるのはまだまだ未熟な証拠かもしれない。
← 基本ポケットチーフはシャツの色に準じるべし!
まあ~天邪鬼な気質のK玉は洋服屋ということもあり、
きもち派手な装いも平気っていうか、あえて派手な時もございますが、
日々の自作自演の弁当の仕込み、
色柄やバランスといった凝縮の美学のお勉強、
知らないうちにすこしは仕事に生かされていたわけで、
世の中無駄なことは以外とないかもと思う今日この頃です。
それではこのへんでチャオス☆ !