じっさい何を着ていたのか印象に残っていない。」
これこそ本当のおしゃれであると、着こなしはコーデなくちゃと、
弊店のボスもコラムに書いていたが、
スーツの色もネクタイの柄もどんな靴だったのかも覚えてないのに、
何故か素敵な装いだったと思われることは、男子たる者憧れないわけにはいかない。
← K玉的には、基本トーンコーディネイトですが、たまにビビッドだったり、
今年なんかは青ジャケ、赤シャツだったりとけっこうあく強しかもです。(笑)
「印象に残らない着こなし」
これはトータルでコーディネイトが出来てないと駄目であり、
浮いてる部分がある着こなしはトータルバランスを崩していると考えるべきで、
非常にストイックな削って削っての装い。
話変わって、男にはいろいろと深く捻じ曲がった「こだわり」があり、
← ここではあくまでモノや洋服の話。
ヴィンテージのアロハシャツやアクセサリー、馴染んだ革ジャン、
洗われた形跡のないジーンズ、迷彩服系、有名ブランドとわかるネクタイ
初めて買ったブレザー、メッセージの入ったTシャツ。。。
そういうK玉もたいそう気に入って買ったネクタイで出番がまったく無いヤツとか、
持っている、持っているだけ。
K玉所有のスーツやジャケットにどうしても合わないのだ。
そんな感じで、こだわりのある物ほど自然とこなせないと不協和音が残ってしまい、
目立つには目立つんだけど、浮いてしまうわけだ。
怖い話だ。
こだわりのあるアイテムが着こなしを台無しにしてしまうのだ。
男にとって「こだわり」って大事な部分のようにも思うK玉ですが
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
← 昔、そんなウン○みたいなこだわりを捨ててしまえと言われた経験あり。
とりあえず、印象に残らない着こなしに戻る。
色や素材を自由自在に操り、誰がみても違和感の無いスタイル。
下手なこだわりを排除し、シンプルで落ち着いたトーンをベースに
色味も出来るだけ抑える。
これをマスターできたら、きっと モテる!!!
女性は以外と下手な装飾のないシンプルなかっこうが好きなものなのだ。
あくの強いこだわりのいでたちや個性的なファッションは色気を邪魔してしまい、
その人の顔や身体そのものを感じることを遮るのかもしれない。
K玉的にみてもっていうか、そこの紳士諸君もそうだと思うんだけど、
清潔感とさり気ないちょいセクシーくらいの普通の装いの女性に惹かれませんか?
女性にとってもそれは同じことで、何を着ていたか思いだせないくらいの装いが
女性にもてる秘訣ではなかろうかと、ちょっと思う今日この頃です。
おまけ: 本日も仕立て上がり。
T様 CANCLINI <Italy> Linen100%
淡い淡いサクラのような色、素敵です。
あくのない爽やかでいてセクシーなリネンのシャツ、いい意味男前なシャツ。
柔らかな風にそよぐ衿がキマッております。
ナポリ風カッタウェーカラー、今年を象徴するシャツです。
お待たせしました。
M様 五枚口、圧巻ですよね。
白×ブルーストライプ、それぞれ微妙に違いはあるが、同じ印象を残す出来上がりです。
何をいかに着こなそうかと明確なスタイルがあるわけだ。
衿は今年の代表作、ナポリ風カッタウェーカラー。
まったく同じものでなくとも、同じように着こなすセンスを身に着けると
後は何を着てもこなせるようになるものだと聞く。
お待たせしました。
T様 コットンソラーロ
軽さを意識した一枚芯のソラーロスーツ。
ソラーロの光沢感には白が好相性であろうか。
ナポリではサックスのシャツ合わせが定番であるが、白シャツ合わせで
リゾートな夜の雰囲気を演出するのもよかろうかと思うK玉です。
大人の遊び着的には紺や黒のシャツもいい味かと思われる。
また、定番ながら紺や黒のニットタイも仕事には最適なアイビースタイル。
上品なシェルボタンも雰囲気ぴったりですよね。
お待たせしました。
以上、本日の仕立て上がり。
ご紹介できてないお客様申し訳ございません。
いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。