2011/04/21

ぶらり散歩道 4 

たいした話ではない。
車で往復三十分の道のりをニ往復しただけの話だ。

明治専門学校、付属小学校。。。
現、九州工業大学、明治学園。
北九州を代表する文教地区だ。県立戸畑高校もすぐ近所~
戸畑区のほぼ中央に位置する。


地方財閥の安川敬一郎氏と次男の松本健次郎氏によって開学されたとのこと。
会社名で言ったほうがわかりやすい。
安川電機、黒崎窯業、等など。。。
その昔、石炭業で財を成し地方財閥となった。と、戸畑区役所のパンフレットに書いてある。






中学や高校の同級生の中には2~3人勤めているものもいるが、安川家や松本家とは
まあ~まったく縁もゆかりもないK玉ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか?






その立役者の一人、松本健次郎氏が住宅兼迎賓館として建設した洋館と日本家屋からなる
旧松本家住宅、現西日本工業倶楽部へ行ってきたわけだ。
どうやら重要文化財に指定されているとのこと!






家人がその旧い佇まいの洋館で花展の一部を担当しているからだ。
花を運んだり人を運んだりして裏方として少し、ほんの少し手伝ってきたわけだ。







近所の夜宮公園に車を止め、六月頃の菖蒲にはまだ早いけど、
程よく手入れされた池を眺めながら松並木を旧松本家住宅へと後戻る。



千鳥のハイペリオン!CADETTO
BDシャツにネイビーのコットンカーディガン!


CADETTOジーンズとオーダーのチャカブーツ!



広大な敷地内の庭園はつつじ、もみじと季節に応じてことのほか美しく
春と秋の一般公開には大勢の人が訪れる。
ちょうど春の公開にあわせて家人よりもえらい先生のところへ話しがいくようで
毎年この時期多忙を極め、K玉如きまでも借り出される始末だ。










どこがぶらり散歩道なのか!と、突っ込まれそうなくらいバタバタな一日でしたが
まあ~それなりの庭や本物の暖炉、食器や家具とノスタルジックな明治、大正、昭和初期の
気分に浸りながらも、この松本家で暮らすには執事を始め、ロッテンマイヤーさんみたいな
家庭教師、萌えなメイドさんを何人も雇わないとやっていけないだろうなと簡単に想像できる。

まあ~暖炉のある家に憧れないわけではないが、ある意味、本物の贅沢な空間と時間に
触れるだけで十分なK玉でした。










とりあえず、洋館では紅茶とスコーンみたいなのがいただけたり、日本館では抹茶と干菓子が
いただけたりと。。。
別の言い方をすれば、萌えなメイドさん風コスチュームを着た女性や
和服でお茶を点てる凛とした女性を拝見できたりと。。。
ピアノとオーボエだかなんかそんな楽器のミニコンサートが聴けたことも
一応ちょっとしたご褒美みたいな感じで、ふとしたセピア色の世界を味わえて
小確幸なK玉でした。














おまけ: 本日も仕立てあがり!


S様 MARTINSONS <ENGLAND> 3Pスーツ2パンツ!

使用するシチュエーションを考え抜いての今年の春夏の一着!

生地の聖地、ハダースフィールドに居を構える名門、マーティンソンズのダブルストライプ。

ベストがのぞく3ピースな特徴はディグニティー!そこに風格や品位を重んじてなのか!

パンツもベルトレス、脇美錠、パンチェリーナとクラシックな見栄えと着用感にこだわった。

お待たせ致しました。














M様 LORO・PIANA <ITALY> TASMANIAN S150’S !

ダークネイビーの織りのストライプ~微妙な表情がシック!

控え目なんだけど、わかりますよね?素材の良さが。。。












H様 CANONICO <ITALY> バラシャ ウール71% モヘア29%

黒のバラシャはしっかりとした丈夫な素材なんだけど、さらっとした手触りで
季節感が少なく長い間着られるのが特徴だ。

もちろんその特徴ゆえ選ばれた素材、つまりは礼服としてオーダーいただいた。
冠婚葬祭に限らずパーティーなんかにもOK!

裾をシングルにしただけで他は普通に三つボタンの段返り、サイドベントと
いかにも礼服って感じにならないように、あくまで普通に!








S様 CARLO・BARBERA <ITALY>

オーナーによって微妙に裏地やボタンにお好みがでる。

今回は品の良さげなグリーンのチョイスが絶妙なんで紹介してみた。

なかなかなセンスだよな~袖裏のベンベルグのストライプのライニングともベストマッチ!!!










以上、本日の仕立て上がり。

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。





おまけのおまけ: 本日はボス!


今年の一着、SUBALPINO <ITALY> コットン100% モカブラウンのコードレーン!

二回洗濯機で洗い、程よくヨレた感じをだしてみた!そうだ。
← 手荒な方法ゆえ、よい子の皆さんはマネしないでくださいね!

センツァ仕様、シェルボタン、ダブルステッチ。。。

バスケット織りの白のカッタウェー、ダークブラウンのコットンパンツ、
イントレチャート風型押しのベルト、ラスト2071でオーダーしたスウェードのスニーカー!

ちょい枯れオヤジの真骨頂ですな!!!でホシ三つ。

着こなしが不良い(ワル)ちょい悪オヤジとは決定的に違う、

知的で品のよい感じがチームジェントリーの特徴となる。