地歩を固めてきた弊店の大名靴っていうか、
日本独自の良靴の模索、
華のあるインポートシューズは置いといて、
昨日からの靴ネタ続きではございますが、
弊店における豊かな紳士靴の世界をご覧いただこうかと
ご来店のお客様に本日も登場していただく計画のK玉ですが、
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
← 以外と評判のよい企画モノでございます、合掌。
そんな感じで幾足かのオーダーをいただいた
お客様たちとの店内風景、
その含蓄のある会話をお伝えできないのは残念ではございますが、
魅力ある顧客様たちの写真でもご覧いただきながら
感じ取っていただければ幸いです。
本日トップバッターはT様、ネクタイ以外は弊店御用達のコーデ、
地中海ブルーのジャケパンスタイルで
品のある若々しい雰囲気を醸し出しておりますが、
すでに中高年の領域、合掌です。
とがいえ、このさり気なくも清潔感のある佇まいは
自身のスタイルを確立してないとでないんだよな。
足元を引き締める手入れされたチャッカブーツ、
弊店でオーダーいただいてからかれこれ10年の経年変化、
未だ現役で頑張っております。
本日はジャケットの受け取りとジャケットのお直し、
ブランドや流行に頼らないスタイルでは
アップデートは可能という。
いつもありがとうございます。
お次はK様、この御仁も長いお付き合い、
弊店一筋の蜜月の間柄、
やはり中高年の領域に突入しておりますが、
ミドルエイジが着るとシックにキマるブラウンストライプのスーツ、
もちろん弊店御用達の一着で完全武装、
ステファノビジの爽やかなラベンダー×ブラウンのストライプタイでまとめ、
明るめのブラウンのプレーントウで抜け感と上級者のコーデ、
’08にオーダーの古強者ではございますが、
キレイに履いていただいております、合掌。
やはり男の靴は光ってないと駄目ですよね。
これまで通算で8足ほどオーダーいただきましたが、
すべて現役とのこと、本格靴としては当たり前のことなんだけど、
日頃の手入れや扱いがすべて、情熱も必要な男の靴の世界ですよね。
この日はスーツの受け取りとネクタイをチョイス、
滞在時間のほとんどは時計の話でございました。(笑)
いつもありがとうございます。
ラストはK玉ブログの読者モデル、
たこ焼きと焼酎、最近は日本酒にも力を入れているBAR、
赤たんの店主、西山氏のご来店です。
オーダーいただいている必殺カシミアのジャケットはしばし待たれよ、
とりあえず、インディゴのシャツの受け取りでございます。
この日のいでたち、ベルテッドのレザーは置いといて、
シャツとワイルドにワイドなパンツは弊店でのオーダー、
この手の1930年代から~50年代の古きよきアメリカ的な雰囲気も
弊店では許容範囲、お任せください。
靴もエキゾチックレザーの代表、クロコダイルを始め、
7足ほどオーダーいただいておりますが、
本日はお宝的なレア靴、ポールセン・スコーンのスエードダービー、
20年選手でご来店と靴マニアが喜ぶいでたち、
今年の初め、弊店でオールソールを施した一足です。
西山氏の流儀、おそらく、きもちイタリアな雰囲気を取り込みながら
コスプレにならないようにとアップデート、
古きよきアメリカが基本でございます。
とりあえず、さり気なくも際立つがテーマ、
魅力的な御仁には理由があるわけだ。
いつもお互いありがとうございます。(笑)
おまけ: 黒靴のK玉
月に1~2度の黒靴スタイル、
寡黙な中にもエレガンスが漂うパンチドキャップトウオックスフオード、
横一文字にパーフォレーションを施した定番靴でもって
時代を越えたダブルブレステッドのブレザースタイル、
きもちウインドペーンのパンツで鮮度を格上げ、
タブカラーの白シャツもストイックな気分のミニマムスタイルと調和、
放っておくと自画自賛の嵐、いい加減にしろよな。
そんな感じで紳士靴の懐の深い豊かな世界観、
ちらっと垣間見えましたでしょうか?
一緒に作ることを楽しめるオーダー靴、
自分だけの一足に挑戦してみませんか。
それではこのへんでチャオス☆ !
おまけのおまけ: 本日の仕立て上がり~靴編!
M様 LAST 2091 ダークブラウンスエード
伸縮性のあるゴムが両サイドにあしらわれた靴、サイドゴアブーツ。
英国紳士がカントリーサイドで愛用してきたヤツなんだけど、
ビートルズが履いていたことからチェルシーブーツとも呼ばれおります。
今回はM様の審美眼においては軽快なイメージのブーツってことで、
高さを10センチほどの低めで設定、
ある意味鮮度の高い都会的な印象の出来上がりでございます。
この秋冬の着こなしを盛り上げるには最適ですよね。
K玉も気になる一足の完成です。
お待たせしました。
長崎のI様 LAST 2091 ブラウンスエード
アッパーのデザインはつま先にメダリオンを仕込んだ
いわゆるプレーントウとオーソドックスなんだけど、
ダブルウエルトでストームウエルトにビブラム社のスタッズソールと
I様の流儀は雨天対策、
ついでにカジュアルな印象にとナチュラルな仕上げで
オーダーならではの個性的な一足の完成です。
ここまでくると雨の日の靴というイメージを超越、
朴訥とした表情のスエードとも相性抜群、
軽やかでいて堅牢性の高いオンリーワンでございます。
さっそく送りますです。
O様 LAST 2091 アノネイ社 ベガノカーフ
様々なシーンで履ける汎用性の高さが売りの一足、
毎度のように黒靴だけでは着こなしの幅が広がらないという。
フォーマルなデザインのストレートチップで茶靴という選択が正解、
上質な素材と流麗な木型でもって都会的なドレス寄りの一足の完成です。
軽く鏡面仕上げのオーダー通りにつま先、光らせておきました。
お待たせしました。
大分のE様 LAST 2091 アノネイ社 ボカルーカーフ
パンチドキャップトウオックスフォード、
控えめな主張とでも申しましょうか、キャップのパーフォレーション、
どんなスーツでも似合う都会的な一足の出来上がりです。
スマートな木型との相性も抜群、
本当に良く出来た靴だと自画自賛のK玉です。
シンプルなデザインゆえ上質な素材は必須、
品のよいエレガンスが漂う黒靴のお手本です。
さっそく送りますです。
K様 LAST 3001 ワインハイマー社 ボックスカーフ
モンクストラップシューズ、サイドエラステックシューズのお次、
シューレースなしで使えるドレス靴として
最近ちょこちょこオーダーいただいておりますドレススリッポン、
洗練の極みでございます。
セミスクエアの流麗な木型と高級なボックスカーフの組み合わせ、
美意識の高さを感じる一足でしょうか。
甲裏部分にエラステック(ゴム)を配したドレススリッポン、
カジュアルな印象の他のローファー群とは一線を画す出来栄え
スーツに合わせても違和感なしのモダンなドレス靴、
ここに完成です。
お待たせしました。
以上、本日の仕立て上がり~靴編!
いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。