「スタイリッシュ」という言葉は「スタイル」から派生した言葉なんだろうけど、
微妙にニュアンスが違うっていうか、
なんだかお洒落過ぎる響きがしますよね?
← 日頃K玉が使っている「スタイル」とは間違いなく違うよな。
とりあえず、スタイリッシュときくとスタィリスティックスを思い出すK玉です。
1970年代後半から80年代の黒人コーラスグループ、
甘くも洗練されたスウィート・ソウルは耳に心地よく、
ファルセットに痺れた経験ありでございます。
そんな感じで「スタイリッシュ」、
デザインやファッションの世界ではよく耳にする言葉なんだけど、
簡単にいうと流行の、とか、上品な、あるいは粋な、
なんて感じの褒め言葉なんだけど、
とにかくスタイルのよさやハイセンスを重視した感じで
弊店のお客様方のことは存じませんが、
30年洋服屋をやっていて、スタイリッシュですね!
なんて言われたこのがないK玉ですが、
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
← むしろ、いつも変わらないですね!なんていわれます。
← スタイリッシュな無駄のない、無駄な動きは得意かもです。(笑)
しかしながら、どこかで見かけた記憶があるんだけど、
スタイリッシュなデザインをキャッチフレーズに
10年以上どこも仕様を変えずに売っているほにゃららって、、、
思わず苦笑してしまったK玉です。
← 洋服ならレトロオタクといわれても仕方ないかもです。
流行は移ろいやすくすぐに変わるものだから、
そんな意識をもって使いたい言葉、スタイリッシュ、
その一瞬に光輝く言葉、
K玉的には、失敗を重ねながらも築き上げるスタイルを
追い求めたいかと思っております。
スタイリッシュ、ホント似合わない言葉でございます。
それではこのへんでチャオス☆ !
おまけ: 本日も仕立て上がり。
Y様 CARLO BARBERA <Italy> S110’S 210g
1950年創業のイタリアの至宝、カルロ・バルベラ、
ドライな肌触りとライトウエイトながらも優れた耐久性があり、
軽く快適な着心地を約束してくれる明るいネイビーストライプの完成です。
パットレス、一枚芯の軽快な仕様に、
フラップを取り外した両玉縁のポケット、
袖山に特徴のある雨降らしの袖付けと
色気のある仕立て上がり、
夏の日差しに映えること請け合いの一着でしょうか。
お待たせしました。
S様 E・ZEGNA <Italy> HIGH PERFORMANCE &C・E W95% Si5% 240g
弾力性がありシワになりにくい特徴のハイパフォーマンス素材に
体感温度を下げてくれる最新テクノロジーを融合、
機能を抜きにしても夏に快適なしなやかな仕立て上がりです。
大見返し、観音開き、雨降らしの袖付け、
脇パッチポケットでダブルステッチと見た目も軽快な一着、
当然、中の構造もパットレス、一枚芯とカーディガンのような着心地、
柔らかな仕立てはとても優雅に映るものでございます。
一緒にお似合いのライトグレーのパンツも仕込んでいただきました。
カノニコのスーパー120’S、シャツを押さえる役目のマーベルトを装着、
ここだけがS様のこだわり、
後はボスにお任せのオーダー、ありがとうございます。
お待たせしました。
以上、本日の仕立て上がり。
いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。