2012/02/05

展示会風景

「ボンジョ~ルノ!」 と、またまた半年振りにステファノ・ビジ氏とお会いしてきた。

つまりは東京は恵比寿まで展示会にいってきたわけだ。

← 次のシーズン、2012~13の秋冬のネクタイやストールなんかの発注ってことです。








ここ数年、年に二度お会いしているんだけど、お互い年取りましたな~みたいな話を

イタリア語で話しかけられ、イタリア人もそんな話するんだなとちょっと小確幸なK玉ですが

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

← た、たぶん、そうだと思われます~

← eta とか invencchiare とか言ってたような気がしたです。(汗)









近況報告ってわけじゃないんだけど、どうやらビジ氏のネクタイは昨年度、売上高を大きく伸ばし

海外でも日本でも最高記録を達成した模様で、クールビズによるネクタイ離れの日本の現状を

考えると、ここはやはりいいものはいいってことで、弊店も少しはお役に立てているわけだ。

← 国内ではデパート、セレクトさんでは以外や以外、○ゥモローランドさんがNO1。

← 個店では弊店がNO1発注量だそうです。エヘン、エヘン!













今回の傾向は、まずは何といってもコレクションの数自体が増えていて、ちょっとビジ氏、

気合入っているご様子。

← 儲かったんだな!(笑)

前日は○ップスさんに講師としてレクチャーに行き夜遅くまでやってたそうで、

ビジ氏、K玉の前で 欠伸の連発で、扱い酷いよな!ってちょっと思ったです、いいんですけど。(笑)













ご覧いただいている通り、日本人っいうか、K玉的には想像つかない色の組み合わせには

脱帽ですよね。

英国にもない華と申しましょうか、ルネッサンスざんす。

ウールやカシミアのコレクションも充実しており、ジャガードの大柄やレトロなプリントなんかも

目に付くっていうか、とりあえずK玉目線の発注ゆえ、悪しからずでございます。











今回はどうも調子に乗って200本以上のオーダーをかけてしまい、大丈夫なん?K玉さん~

って感じはありますが、いいものはいいってことで、なんとかなるでしょう。

← 無地とかあっという間になくなるんで、ちょっと数を張りましたです。

← 巻物も少しチョイスいたしました!












インポートブランドの場合、各社気になる点をいえば、製品の品質、オリジナリティー、

色々と上げることできますが、納期だとかオーダー通りだとか、そこんとこきっちりと出来てない

メーカーも多く、その辺のところの管理が完璧なステファノ・ビジの製品には大満足なK玉です。

← 弊店、ネクタイの幅、芯地、裏地だとかにかなりこだわりありますです。











一応、一月末までにイタリアのビジ氏の口座に海外送金したんで、新着の春夏ネクタイ

もう時期入荷いたします。

でもって、堂々とビジ氏とお会いできてホット胸を密かに撫で下ろしているK玉です。

帰りにお土産もいただき、いつものネクタイ生地のキーホルダーなんだけど、

新着ビジ、纏め買いのお客様にと条件つけてのプレゼント、いたします。(笑)

← ビッグオーダーゆえの5個、5個ですよ、ありがとうございます。










おまけ: 本日は仕立て上がり


埼玉のN様  CANONICO <Italy> S110’S 260g !

レディーススーツです、最近ちょっと多いです、レディース。

まともなスーツがレディースにはないそうです。

3シーズンいけるヤツです、チャコールグレーのピンストライプ。

N様、ご夫婦共々オーダー頂いております、ありがとうございます。

さっそく送りますです。













長崎のI様  TALLIA DI DELFINO <Italy> Wool 90% Ca 10% 320g !

グレーベースのウインドペン、上質な素材感、表情豊かな柄感といい大人なジャケットの

仕立て上がりでございます。

グラデーションコーデでオンビジネス、休みに日にはブルー&ホワイトジーンズでも如何でしょうか。

さっそく送りますです。














京都のT様  BOWER ROEBUCK <England> Shetland Lambswool 560g !

ヨーロッパで長年愛用されてきたヘビーウエイトのコート生地です。

ラムズウールの柔らかさとシェットランドウールの太くて荒い特徴を生かして

織り上げることで適度な柔らかさと重厚さを併せ持つ生地に仕上がっております。

チェンジポケットとバックベルトはT様のお好みです。

杢調の素材感はホント秀逸でコート生地として抜群のチョイスです。

お待たせいたしました~さっそく送りますです。














以上、本日の仕立て上がり。

ご紹介できてないお客様、申し訳ございません。

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。

2012/02/04

タイムアップ

チャオス☆ どうも多忙なK玉です。

タイムアップです、すみません。

残業ですか?今日はしません、お客様の接客以外では、残業しないK玉ですが

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

← 無意味な残業は勘弁ですよね。






取り急ぎ、先日の出張での仕込み&ボス&K玉でお許しください。




ホームスパンの細身のカーゴにスウェードフルブローグ!


キリンさん~DRAKE’S!




バンダナ柄のチーフ!


ソリッドシルバー!

由緒正しき~


デニムにバンダナ~昨日アイロン掛けたヤツ!


春物ストール!




コットンのストール!




おいおい新着、新作ご紹介していきますので、乞うご期待あれ!!!

それでは、、、合言葉はチャオス☆ いい響きだ!(笑)

2012/02/03

待望の「リネンフレグランス」シリーズ入荷!





















ベッドリネンや布に直接スプレーすることのできるフレグランス。
衣類(スーツ・シャツ等)やシーツ、クッションなどのリネンに
ひと吹きすると、ユニークで洗練された香りがフレッシュな印象をもたらします。

アイロンにてプレスを施したシャツに、ひと吹きしておくと、
着用時に気持ちよく着ることができます。

また、食事や飲み会後の衣服に付着した油の臭いや、
タバコの臭いにも効果的です。


この「リネンフレグランス」シリーズの香りは、

・Terra<大地>
・GreenFlowers<グリーンフラワー>
・Lavanda e Timo<ラヴェンダー>
・Aria<空気>
・Ginger & Limo<ジンジャー・ライム>
・Magnolia Orchidea<マグノリア・ラン>
・Ambra<アンバー>

の7種類となります。
どうぞ、お好きな香りをお探しください。
各¥3,990(250ml)






Terra<大地>
プロヴァンスのラベンダー・バニラとバーボンのブレンドに
グリーンムスクが調和した、温かみのある大地を思わせる香り。



GreenFlowers<グリーンフラワー>
イランイラン、エニシダ、ミモザの花々に、太陽を燦々と浴びたフレッシュな
ベルガモット、オレンジ、シトロンが調和したフローラルの香り。

Lavanda e Timo<ラヴェンダー>
最高品質のラベンダーエッセンシャルオイルと、
香り高いハーブが見事にブレンドされた伝統的な香り。

Aria<l空気>
シトラス、ベルガモットそして満開のミモザと、モス、
ホワイトムスクが調和するフレッシュで繊細な香り。


Ginger & Limo<ジンジャー・ライム>
スパイシーなジンジャーとフレッシュライムの調和。
雨に濡れ青々とした草原を回想させる清潔感ある香り。

Magnolia Orchidea<マグノリア・ラン>
ほのかなランとモクレンのハーモニーは、
驚くほど繊細ながら緻密で洗練された香り。

Ambra<アンバー>
希少な成分をふんだんに使用した、ウッディー系の
優雅でオリエンタルな香り。甘美なる東洋のイメージ。








2012/02/02

守りに入る話

チャオス☆ どうも、K玉です。

始めの、あるいは締めの言葉としてたまに使ってみようかと閃いた、チャオス☆

ジェントリー的には軽すぎるのは百も承知でございますが、いわゆる軽い挨拶の言葉、チャオ!を

じゃっかんもじったチャオス、K玉的には猫も飼っていることだし、チャオチャオはプロント的に

(電話の挨拶など)普通に使われているしと、考え抜いたわけでもないんだけど、

チャオス☆、響きがよろしいようで気に入っている。。。




とりあえず、チャオス☆は置いといて、地味に多忙である。

急いでいても走らないをモットーとしているK玉ではありますが、

接客の合間をぬっての棚卸し、帳簿を拾って、在庫をあたっての帳尻あわせ、

アンド月報アンド公休表作成、数社の展示会での東京出張とここ数日忙しかったんだけど、

展示会の合間をみて、青山あたりから原宿経由の渋谷までアンド新宿を

久しぶりに歩き倒してきたk玉ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

← 趣味と実益を兼ねてみたいな。。。





偉そうなことを語るつもりは一切ないんだけど~というのも、いろいろなショップさん、デパートさん

時期的にはセールもさらにとかモアみたいな時期で商品内容も売り場も本来持っている戦力

ではないんだろうけど、ついでに新着春物、満開ですでもないんだけど、あえて感想を少し。




守りに入っているような感じとでも申しましょうか!!!



面白くないんだな、売り場が。

弊店なんかがちっとも面白くないのは置いといて、日本のファッションをリードしていると

思われているショップさんやデパートさんの売り場が同じ顔にみえるわけだ。

← ここでは紳士服のドレスよりの話なんで悪しからず。



硬めの高めのラインは○ルヴェストを中心に、軽めのラインは○リオリを中心に、パンツは

○ンコテックスを中心にまとめ、周りをプラスアルファのインポート商品でかため、

雑誌を賑わす、あるいは雑誌に掲載する商品プラスオリジナルの構成で、

もちろんセレクトしてる商品は色柄こそ微妙に違うんだけど、

雰囲気といいますかテイストといいますか、なんか守っている感ありありで

昔のカッコよさをそれなりに知っているK玉としては、面白くも楽しくもなかったわけで、

数十億以上を超える売り上げや規模の拡大等、大変なのは想像できるんだけど、

どこも一緒に見えるのは如何なものかと、ちょっと思ったわけだ。



細かく分析すれば、うちは別注ですとかいろいろ違いがあるんだろうけど、

わくわくしなくなってしまったK玉に問題があるのか、わくわくしないのがK玉だけじゃないのかは

わからないんだけど、規模の大きさに伴う社員さんの生活みたいな、洋服屋としては

断じて見せてはいけない生活感をそこに感じてしまったわけだ。



人としての個性は許すっていうか、キャラクターはそれなりに大事なんだけど、

生活感ありありの洋服屋にはなりたくないと誓った今日この頃のK玉でした。





おまけ: 本日は仕立て上がり~靴編


ビッグサイズのお客様たちです。

S様  LAST 2001 アノネイ社 ベガノ パンチドキャップ !

英国サイズで11~つまりは29.5センチ、バスケの選手みたいですよね。

今回で8足目のオーダーゆえ仮縫いはなしです。

左右ともに微調整、ワイズを広げ甲も上げ、履き口を前にと微調整を超える調整です。

お待たせいたしました。
















I様  LAST 2091 ウィンハイマーレダー社 ボックスカーフ 2穴ダービー ! 


サイズ9 1/2 これで28センチ、スニーカーで28なんてびっくりはしないんだろうけど、

革靴のナインハーフはけっこうでかいです。

今回で4足目ではございますが、ラストを変えてのオーダーゆえ、今回は仮縫い付けて

様子見をさせていただきました。

弊店でのオーダーの平均が7,0くらいなんで、やはり大きなサイズと思われますが

他所で見られるでかいだけの靴とは一線を画すエレガントな表情は上手く出てると

思われるです。

つま先の鏡面仕上げ、ご注文どおりにです。

お待たせいたしました。










以上、本日の仕立て上がり~靴編。

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。

2012/02/01

スーツのはなし VOL・134

スーツフィクション 2/5



タキシードを作ってくれという自分の用件を言い終えると、一方的に電話を切った。

田原にしては珍しいことだが、よほど眠かったのだろう。時差を考えるとイタリアは

日付が変わる頃だった。

田原はフリーランスの探偵みたいな仕事をしている。クライアントからの要請を受けて

動くのだが、私の知る限りでは、五ヶ国語を操ることもあり、このところ海外づいている

ようだった。もともと服が好きでセンスがいい男だ。体型のバランスにも恵まれている。

渡航歴が増えるたびに着こなしのうまさに拍車がかかっていた。二人でイギリスとイタリア

を旅したことがある。彼のおかげで言葉には困らなかった。スーツのオリジンの地を

辿るような楽しい旅だった。また行こうと話しつつも数年が経っていた。




遅めのランチに何を食べようかと考え始めた頃、携帯が鳴る。


「田原です。おはようございます。昨晩は失礼しました」


「ボンジョールノ。こっちは、もうお昼過ぎだけど。よく眠れたかい。

ヴェネツィアだって、どうしたんだい突然に」


「ここんとこ、高級ブランドのコピー商品を調査していたんです。

アジアばかりだと思っていたら、ヨーロッパにもアフリカからの偽ブランド品が

大量に入ってきているんですよ。高級ブランドっていうとイタリアかフランスが

本拠地でしょ。お膝元でそんなもん売られたら、そりゃ、いい気はしませんよね。

今回は秘密裏に動く必要があって、先輩に連絡しなかったんです」


堰を切ったように田原は話を続けた。


「きのうは昼、夜とパーティーの連発でした。ほら、先輩に勧められてミディアムグレイと

チャコールグレイのスーツを色違いで作ったでしょ。昼と夜のパーティーでそれぞれを

使い分けたら、イタリアのセレブリティたちにすごく誉められたんですよ」



< 続く >




月刊 はかた 2月号   スーツのはなし   笹川正章 より