2013/09/29

とかく敬遠

弊店においてはとかく敬遠されることはほとんどない。

むしろ好まれる素材、スウェード。

しかしながら間違った先入観がもたれているようで

例えばデリケートで痛みやすいだとか、

湿気に弱いんじゃないかだとか

なんだか軟弱なイメージを持つ御仁も多いようで

気品と野趣を両立する素材感の妙を理解できないなんて

まるで旬な秋刀魚のはらわたに手を付けないヒトのように

どう手を付けていいかわからないのだろうなと思うK玉ですが、

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

← 今日は新物の秋刀魚に大根おろしとカボスで晩酌です!

← 砂漠用のデザートブーツなんてのは兵士の靴であり

硬派そのものであります。











そんな感じで秋冬靴の特集、とかく敬遠されがちなスウェード素材、

上質なカジュアルスタイルから気品漂うスーツスタイルまでをカバー、

カジュアルとドレスの要素を絶妙に兼備したスウェード靴を試してみませんかと、

ほんの少しの勇気をもって面白い可能性を切り開こうじゃありませんか!














とりあえず、おすすめはブラウン、たいていのスウェードは茶色なんだけど、

茶靴自体フォーマルな場では履くことはないんで、

スウェード靴と革靴の間には何も差はないと言えましょう。

一応ブラック、ネイビー、グレー、サンドベージュなんて色もご用意しております。

後はデザイン、弊店ではチャカブーツとモンクストラップが人気ではございますが、

王道のブローグやローファーなんかもイメージですよね。

K玉的にはワードロープにいくつか持っているんで、

サイドゴアかタッセルなんて作ってみたい今日この頃です。










本日たまたまブラウンスウェードのモンクストラップのK玉、

気品漂う着こなしとまでは申しませんが、

程よい抜け感、スウェード靴のドレスとカジュアルを両立する

素材感の妙を醸し出せているかもです。

それではこのへんでチャオス☆ !







おまけ: 本日も仕立て上がり~シャツ編。






大分のH様  カリビアンコットン 100/2G×100/2G Cotton100%


弊店一番人気のカリビアンコットンシリーズで3枚口でございます、

ありがとうございます。

ホワイト、ブルーは定番ミニへリンボーン、

ネイビーのロンストを拡大でご紹介、スプレッドカラーの出来上がり。

芯地はハードのガチガチ仕様、パリッとした衿が好みのH様。

この秋冬も鉄板、ロンドンストライプにシンクロしちゃいそうです。

確かに美しい衿のロール感ですよね。

さっそく送りますです。










K様  GETZNER <Austria> 120/2×120/2 Cotton100%


ゲッツナーの120双糸、ハリのある素材感が売りの生地。

こちらも芯地はハードな仕様でカッチリとネクタイ締める気満々な出来上がり。

ブルーに白抜きは鮮度抜群、この春夏から人気急上昇でしょうか。

このタイプを新定番と命名したいK玉です。

お待たせしました。











R様  カリビアンコットン 100/2G×100/2G Cotton100%


バスケットオックスフォードの白、カッタウェーカラーの仕立て上がり。

気持ちカジュアルな素材感が売りですが、しっかりとドレス仕様、

オン・オフいけるジャケット合わせが一番キマる一枚。

お待たせしました。













M様  ストライプ CANCLINI <Italy> 90/2×90/2 Cotton100%

     ホワイト カリビアンコットン 120/2G×120/2G Cotton100%













ドビー織りの艶やかなストライプ、今年の気分を表現している。

赤の微妙な色目に惹きつけられるK玉です。

カッタウェーカラー、夏場以来人気の衿、弊店では定番となってしまいました。

とにかくカッコいいシャツです、お待たせしました。







 




こちらはカリビアンの120双糸、シルクのような光沢感が売りの生地。

ツイルという織りを生かした高級感あふれる仕立て上がりでございます。

カッタウェーカラー、スプレッドカラーを凌ぐ勢いです。

水面下で何が起きているのでしょうか!(笑)

お待たせしました。













K様  DOMESTIC 80/2×60/1 Cotton100%


ネイビーのグラフチェック、難易度低めの定番チェックの出来上がり。

今回はボタンダウンをチョイスのK様、オン・オフ着まわすご予定でしょうか!

とりあえず、爽やかな印象のシャツ、チノパンと合わせるもよしなな一枚。

お待たせしました。















T様  DOMESTIC 80/2×40/1 Cotton100%


いわゆる形態安定加工、リンクルフリーの生地でスプレッドカラー。

コットン100%なのが素晴らしい。

この生地をクリーニングにだすのはもったいないっていうか、

意味がないので自宅でお洗濯がお約束でしょうか。

ハンガーに掛けて干すだけのリンクルフリー、

気になるちょいシワは軽くアイロン掛けてください。

お待たせしました。














W様  INDIGO CP40/1×CP40/1 Cotton100%


バイオブリーチ加工を施して着倒した感のある出来上がり。

始めの頃は洗濯の際の色移りにお気をつけください。

風になびくナポリ風のカッタウェーカラー、

大人の上質カジュアルをお楽しみくださいなな一枚。

お待たせしました。














F様  CANCLINI <Italy> 50/2×50/2 Cotton100%


淡いオレンジのネル生地で仕立てたボタンダウンシャツ、今年らしい一枚。

王道の表前立てのBD、ボタンの色はF様のこだわり、

柔らかで優しげな秋のシャツの出来上がりです。

お待たせしました。














T様  INDIGO 40/2×20/1 Cotton100%


洗う度に独特の風合いが持ち味のインディゴ生地、着倒してください。

ご覧の通り10本のピンタック、ウイングカラーとフォーマル仕様、

とはいえ遊び心満載、カジュアルで着倒す気満々なのは間違いない一枚。

ボタンは黒蝶貝のボタンってところがセンスという。

お待たせしました。














以上、本日の仕立て上がり~シャツ編。

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。

2013/09/28

スタンプイントレ

さりげなく趣味がよいと言われて

嫌な気分になるヒトはまずいませんよね。

上質な小物を求めることは有益な自己投資であり、

華美過ぎないモノを選ぶ目を養い、それをモノにしていくことは

そのヒトをさりげない中にも魅力的に見せてくれるわけで、

本日ご紹介の「WILLIAM」 ウィリアムのベルトなんてのは

さりげなく趣味がよいの一言に尽きる小物であると断言してしまうK玉ですが、

皆さんいかがお過ごしでしょうか?




1930年、イタリアはミラノ郊外のオレーノにて創業。

皮のなめしからバックルの鋳造まで自社一貫生産、

革小物、ベルトの工房として長い歴史を誇りつつ、

さりげなく趣味の良い製品と出会えるK玉お気に入りのファクトリーでございます。




今回の入荷はスタンプイントレチャート、型押しのイントレでございます。

本来のイントレほど表情が出ない分、ビジネスでも使いやすいところが

型押しイントレのいいところ、オン・オフ使いまわせる便利なヤツです。

まずは滑らかなツヤのあるプレーンなカーフ

ブラック ダークブラウン ネイビーの三色。

簡単に調整の出来るタイプ、5穴の3番目に合わせて調整してください。

← 弊店で調整承ります。

¥15750-
















お次はスウェードをアンティークに仕上げたモデル。

味出しな一品、使い馴染んだような枯れた風合いが大人なベルト、

オン・オフいけるスタンプイントレでしょうか。

ブラック ネイビー カーキの三色。

¥15750-

上質な小物を揃えることは気構え身構えの一つ、

単なるブランド趣味とは違う上を目指す大事なファクターかと思われます。

一度手にとって確かめてください。

← お店に来てねと催促しているわけです。(笑)

そんな感じで本日はさりげなく趣味のよい「WILLIAM」のご紹介でした。

それではこのへんでチャオス☆ ! 
















おまけ: 本日も仕立て上がり。


S様  LORO・PIANA <Italy> W100%


ブラウン系の千鳥にブルーの格子と地味派手な通好みの色柄、

弊店オリジナルバンチよりお選びいただいた一着。

上胸一枚芯の一番軽快な着心地と大見返しの仕様、

雨降らしな袖付け、一センチ内側にテンション強めなAMFステッチを打ち

何気に縫いのレベルの高さをカジュアルに振った

高い美意識を感じる仕立て上がりです。

わかるヒトにはわかるオーダーの奥深さとでも申しましょうか。

お待たせしました。












H様  EDWIN WOODHOUSE <England> W90% M10%


黒のバラシャはフォーマルに打って付け、

さらっとした手触りで季節感が少ない生地、

モヘアの光沢感もちょいとブレンドと一着は持っておきたい出来上がり、

弊店オリジナルバンチよりお選びいただきました。

いかにもフォーマルな堅苦しいスーツは好みでないH様、

弊店のハウススタイル、3釦の段返り、サイドベント、ノッチドラペルと

オーソドックスな仕様でオーダーです。

ツヤ感の少ないホーンの釦もH様らしい一着。

お待たせしました。













U様  ホワイト&ブルー無地 カリビアンコットン 120/2G×120/2G Cotton100%

    ギンガムチェック CANCLINI <Italy> Cotton100%


120双糸のツイルはシルクのようなツヤと程よい丈夫さを併せ持つ

コスパに優れたカリビアンコットン、いつものようにスプレッドカラーでオーダーです。

気持ち遊び心を取り入れてギンガムチェックでドレスシャツと

こちらはイタリアのカンクリーニをチョイス、

コットン100%ながら程よいストレッチ感が売りの生地、秀逸です。

K玉的に他意はないんだけど、勝手にネクタイを合わせてのご紹介、悪しからずです。

お待たせしました。











Y様  DOMESTIC 92/2×92/2 Cotton100%


ロンドンストライプをクレリックのスプレッドカラーと

ネイビージャケットに合わせたいよなな出来上がり。

もちろんスーツに合わせてもなんの問題もございませんが、

大柄のペイズリーのネクタイなんて気分ですよね。

お待たせしました。









T様  カリビアンコットン 100/2G×100/2G Cotton100%


白いサテンストライプのスプレッドカラー×ダブルカフとエレガントの極み、

ツヤのあるドビーの織りは男の色気満載でございます。

ここは勝手に大柄のクラシックなマダーをチョイス、正統派な合わせでしょうか。

色目をパープルと同じく色気で勝負してみました。

T様、如何でしょうか?

お待たせしました。









M様  GETZNER <Austria> 80/1×80/1 Cotton100%


インパクトのあるネイビーストライプ、オーストリアはゲッツナーの生地。

この手の色柄でも弊店のお客様はドレス仕立てがお好みの模様、

白衣の下は強めのシャツと決めているそうです。

ネクタイするならネイビーの無地でキマリとばかりにK玉、

表情豊かなガーゼをチョイス、いい感じですね。

お待たせしました。










Y様  カリビアンコットン 100/2G×100/2G Cotton100%


大柄のY様は気持ちボリュウムのあるスプレッドカラーがお好み。

カリビアンのコシのある生地でホワイトとサックスのロンストをオーダー、

正統派な定番ではありますが、クオリティの高さは一目瞭然でしょうか。

いつものソリッドタイを方やウール、ロンストにはグリーンの差し色の入ったヤツを

ご提案でございます、気に入らないかもですが悪しからず。

お待たせしました。









I様  ホワイト DOMESTIC 92/2×92/2 Cotton100%

   ストライプ カリビアンコットン 100/2G×100/2G Cotton100%

風になびくよななナポリ風カッタウェーカラーと10月までクールビズのI様。

とはいえ、11月からはがっつりネクタイを締める気満々、

勝手にネクタイを合わせてみました、如何でしょうか!

押しの効いた合わせが好みのI様、たまには柔らかいコーデなんて如何ですか。

さっそく送りますです。










以上、本日の仕立て上がり。

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。